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やる気が出るまで待つ(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol83)

『うまくいっている人がしている自己肯定感を味方にするレッスン』
                        中嶋輝さん著

彼女が泊まりに来る

実は今私、すごくワクワクしています。今、大好きな彼女と彼女の小学5年生の息子さんが、明日私の家に泊まりに来てくれるのです。

大好きな人が泊まりに来る!

これはテンション上がりますよね~。すごくテンション上がっています。昨日は仕事が終わってから、部屋の掃除を頑張りました。寒くなってきたので、コタツも出しました。

夜は別の友達も来て鍋をする予定なので、昨日は買い物にも行ってきました。今日はゆっくり過ごしています。

彼女が泊まりに来てくれたら、色々な話をしたいです。たくさん彼女に笑顔になって欲しいです。彼女の笑顔は、本当に素敵だから。

そして彼女に触れたいです。手をつないだり、肩を抱いたり、ハグしたりしたいです。「好き」っていう感情があったら、スキンシップしたいですよね?そんなことを思う私はおかしいのかな?彼女はどう思っているのだろう?

彼女との仲が、もっともっと深まって、もっともっと二人の距離が近くなっていけばいいな。

そのために私がやることは、彼女の話をしっかりアクティブリスニングすること。頑張ります。明日明後日、楽しい時間を過ごせたらいいな。


「~すべき」、「~ねばならない」を捨てる

毎朝入っているゼロ秒思考のメモ書きルーム。頭に浮かんだことを1分間でどんどん紙に書き出していくこのゼロ秒思考のメモ書きで、書いてはいけない言葉があります。それは、「~すべき」と「~ねばならない」。

「~すべき」
「~ねばならない」
と自分を縛って行動することってありませんか?私はよくあります。というかお寺で暮らしていた頃(元夫が僧侶なのです)は、この「~すべき」、「~ねばならない」にかなり縛られていて、しんどい思いをしていました。

「良いお寺の奥さん出なければない」
「良い母でいなければならない」
と誰に言われたのでもないのに、自分で自分にプレッシャーをかけていました。

『うまくいっている人がしている自己肯定感を味方にするレッスン』の中で中嶋輝さんは、日常生活の中で好きでもないのにやっていることを、一つずつ捨てていくことが大切で、そうすることによって前向きに生きられる。心が「快」のエネルギーに包まれて、現在と未来に良い結果をもたらすように行動ができるということを書いておられます。

中嶋さんによると、人は「やらなければならない」と思うとき、心には「不快」のエネルギーが生まれるのだそうです。

「一回ごとに生れる不快のエネルギーは小さいので、たいしたことではないと見過ごされがちですが、それが毎日少しずつたまっていったら、大きな『不快の塊』になってしまいます。

するっと、未来に向かってポジティブに動き出したくても、『不快の塊』が重くのしかかり、身動きがとれなくなってしまいます。さらに、『できない私はダメだ』という思考に陥りやすくなり、自己肯定感も下がってしまいます。

自己肯定感が高い人は、そんな「やりたくないのにやらなければならない」地獄に陥らないために、「好きでもないのにやっていること」をどんどん捨てていっています」

「小さな『ねばならない』を日々見つけ、捨てていきましょう。『捨てられた!』という喜びは自信に変わり、自己肯定感を高めていってくれます」

「~ねばならない」
「~すべき」
「やらなければならない」
を捨てていって、「快」のエネルギーを生み出していきたいです。


やる気が出るまで待つ

うまくいくかはわからなくても、まずはやってみる。行動を起こすことって、とても大切だと思います。行動して進んでいくと、悩むこともあるし、失敗することもあります。

わたしもSafe Space ほっこりの活動をやっていく中で、悩むこともあるし、「失敗したな」「ああすればよかったな」と思うことがたくさんあります。行動したからこそ直面する悩みもあるし、失敗することもあるのです。

その時に悩めばいいのであって、失敗したなら軌道修正すればいいのであって、一歩踏み出す前から、悩んで行動に移せないのは、すごくもったいないことだと思います。

中嶋輝さんはおっしゃいます。

「うまくいったか否かよりも大切なことは『行動を起こした』という事実です。『行動した』ということは、それだけで素晴らしいことで、自信に変えていってほしいことです」

でも挑戦して、失敗するときもあります。そんなときには、

「ゆっくり休んで下さい。なぜなら、挑戦するために使い果たしたエネルギーが、また少しずつたまっていくのを待つ必要があるからです」

「人は、挑戦しようと思った時に、内発的動機付け、つまり『やりたい』という心の欲求が出てこなければ、スムーズに行動に移せません」

「『やりたい!』という内発的動機付けが出てきたときはじめて、人は挑戦する覚悟が決まります。意欲は湧かせるものではなく、自然と湧いてくるものなのです」

「『待つ』というのは、意欲がないということではありません。動けない自分に焦るかもしれませんが、罪悪感はいりません。

エネルギーがたまっていくのをゆっくり待つ時間は、心を休ませ、自己肯定感を育てる時間です」

「やりたい!」という気持ちが湧いてくるまで待つ。これ、簡単なようで難しいですよね?誰かから言われるのではなく、自分の内側から「やりたい!」という気持ちが起きてくるまで待つ。意識したいです。


待てない私

私自身を振り返ってみると…待てないのです。「待つ」ことがとても苦手なのです。

人との会話においても、待つのが苦手。頭に浮かんだことをすぐ口に出してしまいます。アクティブリスニングを知って、意識するようになってからはずいぶん改善されましたが、まだまだ待てない私がいます。

会話においてだけでなく、日常生活においても「待つ」こと「ゆっくりする」ということが苦手。今日も「ゆっくりしよう!」と思っていたのに、こうしてブログを書いています(笑)。

みなさんは待てますか?意外と難しいのではないでしょうか?

でも私は「待てる人」になりたいと思っています。意識してそれに取り組んでいます。

今大好きな彼女との会話の時も、彼女が言葉を選ぶの待つように心がけています。

そして、私のライフワークであるSafe Space ほっこりの活動の時も参加して下さった方が、思いを話してくださるのを待つように心がけています。

私と私の仲間である理事のみんなは、私たちを心の安全基地と思って下さる人を増やしていきたいと思っています。そのためには「待つ」ことがとても大切なのだと思います。

会話においてだけでなく、その人が一歩踏み出そうとするのを待つことが。

「待つ」ことによって、私も理事のみんなも、真の意味での「心の安全基地」づくりができるのではないでしょうか?

待つこと。
意識したいです。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。


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