生きづらさを抱えている人たちにVol21
オープン就労で働こう
今日は、オープン就労で働こう、ということについて書きます。
心の病気を抱える人の働き方には、2つあります。障害をオープンにして働く、オープン就労と、隠して働く、クローズ就労です。私は、現在週に二回、介護施設で、オープン就労で働いています。私自身の経験から、オープン就労で働くことをお勧めします。
なぜ、オープン就労がいいのか?まず、「ばれたらどうしよう?」と、びくびくせずにすみます。また、体調の悪いときなどにも、配慮してもらいやすいです。雇っている側も、障がい者に門戸を開き、チャンスを与えるという、社会的な意義があります。
私自身、クロースで働いて、失敗した経験があります。その時は、レストランのホールの仕事をしていたのですが、クローズにしていたのに、なぜか病気の事がばれて、従業員やお客さんの前で、「嘘つき」と激しく責められました。辛かったし、悲しかったし、悔しかったです。好きで病気になったのではないのに…
そんな苦い経験も踏まえて、オープン就労で働くことを選択しました。今、とても充実しています。利用者さんとの関わりは、とても楽しいです。やりがいもあります。
なぜ、私は働きたいのか?それは、もちろんお金のためというのもありますが、誰かに必要とされているということ、自分が誰かの役に立っているということ、社会の一員であるということ、そんな気持ちが得たいからです。
働くこと。それを通してしか得られない充実感と充足感ってあると思います。私は、それが得たいのです。
社会福祉協議会のチャレンジワークというプログラムで、私は介護の仕事に興味を覚えました。そして去年、介護職員初任者研修を受講して修了して、今の仕事に就くことができました。頑張りました。
もちろん、私自身も頑張ったし、努力もしましたが、色々なサポートも利用しました。社会福祉協議会のチャレンジワークのプログラムもだし、面接には、私のクリニックのスタッフさんが。ついて来てくれました。おかげで、リラックスして、面接を受けることができました。
「働きたい。でも自信がない」そんな気持ちで、就労への一歩を踏み出すのを躊躇している人もたくさんいると思います。でも勇気を出して、一歩を踏み出してみませんか?働くことで、その経験を通して、あなたは必ず変わります。良い方向へと変わるのです。
失敗しても、仕切り直して、またスタートを切ればいいじゃないですか?一番の失敗は、失敗を恐れてチャレンジしないことだと思います。
働く経験を通して、自身もつくし、自分自身も大きく成長します。必ず成長します。
「どうせ自分なんて・・・」そんな言葉を口にするのは、もうやめにしませんか?あなたを必要としている人は、きっといるのです。諦めないでください。
勇気を出して、一歩踏み出してみませんか?そして、自分で自分を「好き!」と言えるような、そんな人生を送っていきませんか?頑張りましょう!私も頑張ります!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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