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遊戯王OCG【魔弾】デッキ ガチ解説 第12回「新規デモンスミス」編

はじめに

今回は2024年7月27日発売、RAGE OF THE ABYSSから新たに追加された、新規「デモンスミス」を紹介する、「新規デモンスミス」編の解説になります。

《紅涙の魔ラクリモーサ》

採用枚数 メインデッキ【1枚】

ルール上「デモンスミス」カードとしても扱う効果外テキストを持つ、下級女性モンスター。

①の効果は、同名カード以外のデモンスミスカードの墓地送り。
テーマ内モンスターで現状該当するのは《魔を刻むデモンスミス》のみだが、《魔を刻むデモンスミス》は墓地に悪魔族・光属性が存在すれば、自己再生できる為、その後2体でリンク2に繋がる。

特に、このカードをリクルートできる《刻まれし魔の鎮魂棺》は、《魔を刻むデモンスミス》の自己再生のコストにもなる点でも非常に相性が良く、モンスター2体が比較的容易に並びやすい。

2体並べた後は、リンク・融合召喚だけでなく、レベル4と6が揃うので《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》のシンクロ召喚もできる。

魔法・罠カードも墓地へ送る事ができ、《刻まれし魔の詠聖》等、それらを墓地へ送り、墓地効果を狙っても良い。

②の効果は、「デモンスミス」リンクモンスターの蘇生。
相手ターンという指定から、主な特殊召喚先は現状《刻まれし魔の鎮魂棺》《刻まれし魔の神聖棺》になる。

前者は、デッキのデモンスミスのリクルートに繋がるものの、リクルート先の用途が相手ターンではやや限定的。

後者であれば、リンクモンスター以外の悪魔族・光属性の蘇生に繋がり、デモンスミス融合モンスター等の展開に繋がる。
特に《刻まれし魔ディエスイレ》を蘇生できれば、あちらの妨害効果まで使用できる。

《刻まれし魔の鎮魂棺》の効果で、デッキに戻っているこのカードをリクルートすれば、①の効果によって《刻まれし魔の楽園》を墓地へ送ることができ、妨害を狙える。

素引きと召喚権の注意

悪魔族・光属性1体から《刻まれし魔の鎮魂棺》を経由してリクルートし、リンク2を作れる点は強力だが、手札に「魔弾」モンスターがある場合に素引きしてしまうと、召喚権が被ってしまい動きにくい札になる場合がある事は懸念点として頭の中に入れておきたい。

《刻まれし魔の神聖棺》

採用枚数 エクストラデッキ【1枚】

墓地のリンクモンスター以外の悪魔族・光属性を蘇生、自身を装備し、装備カードとしてリンクマーカーの数に比例した強化と貫通を付与する。

単体でも攻撃力1800強化と貫通であり、蘇生したモンスターを大幅強化できる。

強化で参照するリンクマーカーはこのカード以外の装備カードも含む為、《刻まれし魔の鎮魂棺》・《刻まれし魔の大聖棺》等も同時に装備できていればその効果と併せて更に強力になる。

蘇生先として、デモンスミスで最も相性が良いのが《刻まれし魔ディエスイレ》。

蘇生しこのカードを装備すれば、攻撃力4600の貫通持ち、フリーチェーンでフィールドの表側表示カード3枚まで無効にでき、アタッカー、フィニッシャー級、妨害役としても強力。

予め墓地を肥やしておく必要はあるが、《刻まれし魔の大聖棺》で《刻まれし魔ディエスイレ》を墓地融合すれば、2体でこのカードのリンク召喚に繋ぎながら、《刻まれし魔ディエスイレ》が墓地に送られた場合に発動できる「フィールドのカード1枚を墓地へ送る」効果を発動する事もでき、その後《刻まれし魔ディエスイレ》を蘇生し、このカードと《刻まれし魔の大聖棺》を装備すれば、貫通と対象耐性を持つ攻撃力5800、表側表示カード5枚まで無効の妨害効果持ちを作り出せる。

なお《刻まれし魔の鎮魂棺》、《刻まれし魔の大聖棺》、《刻まれし魔の神聖棺》全て装備すると、攻撃力7000、貫通、対象耐性、表側表示カード6枚まで無効にできる領域にまで達する。

ちなみに、墓地のリンクモンスター以外の悪魔族・光属性を蘇生して装備するので、このカードの蘇生によるモンスターしか立てられない場合、墓地の《刻まれし魔ディエスイレ》ではなく、リンクモンスター以外の「魔弾」モンスターを蘇生し、高打点貫通を持たせながら、手札の「魔弾」魔法・罠カードで妨害を複数撃っていく戦法にシフトする事もできる。

一度リンク召喚してしまえば《紅涙の魔ラクリモーサ》で相手ターンに墓地から蘇生できる為、何度もディスアドバンテージ無しに《刻まれし魔ディエスイレ》の蘇生等を狙える。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

以上で「新規デモンスミス」編の解説を終了します。

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