かまびすしい日
妙に早く目が覚める。昨日はさほど早寝をした記憶はない。
舞城王太郎「熊の場所」を読む。文章がパキッとしていて良い。表題作の『熊の場所』の「まー君」は恐らく語り手と同等かそれ以上の何かを抱えているように示唆されているが、彼自身の視点からは全く物語が描かれないのが好みだった。分からない部分がある作品が好みである。
「コーヒー&シガレッツ」を見る。長回しが中心な上にアングルがほぼ変わらないため、映画というより演劇に近い印象を覚えた。
自分の腰は反っているらしいので、反り腰解消のためのストレッチをやる。日常の中でも腰を丸めることを意識して生活している。多少腰を丸めている方がプランクなどをやる時にも楽な気がする。
四年ほど大事にしていたマスコットを捨てた。特にためらうこともなくゴミ袋に突っ込めたのが自分でも意外だったが、まあそんなものか、と思った。最近、自分がぬいぐるみの類を躊躇なく燃えるゴミに出せる人間であることが分かってきた。
大事にしているものでも捨てようと思えば捨てられるし、捨てた上でそれを大事に思い続けることもまたできるのだろう。それが視界にあるかないかで記憶の残りやすさも変わってくるから、実際はやはり物質として所有し続ける方が「大事にしている」ことにはなるのだろうが。
昼寝から覚めた直後、メガネをかけてもピントがなかなか合わず少し焦った。寝ぼけていただけなのか私の視力に何らかの問題が生じているのかのどちらかだろう。今は見えている。
本棚に並んだ本の高さが揃っていることに快さを覚える。
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