【箱式サイン】自分のホロスコープの12星座を擬人化してみた(キャラ紹介)
西洋占星術を題材にした創作活動をまとめています。こちらは12サイン(星座)擬人化のキャラクター紹介です。
この創作の概要は以下をお読みください!
水瓶座 / 1ハウス
エンジニアのイメージ。現状に問題点を見つけ、最善の未来のために改革を進める人。誰に対してもフランクだが誰の味方でもない。
ASC金星セクスタイルで公式美形。しかし本人は特に気にせず飄々としている。効率重視。食事は栄養さえ摂れればいいと思っており、基本的にレーションとサプリメントしか食べない。
1ハウスにある木星の影響を受けて、口調が尊大。「〜したまえ」。
水瓶座のルーラー・天王星を所有する射手座とは共に未来を作っていくよき同士(not友達)のようです。
魚座 / 2ハウス
儚い雰囲気の少女のイメージ。痛いことや怖いことが苦手で、人前から隠れがち。太陽を持っているので一応主人公。
何らかの理由で声が出せず、会話によるコミュニケーションがとれません(水星フォール・逆行)。しかし身振りや筆談、絵や音を出す道具、そして表情や醸し出す雰囲気。会話がなくても相手に心を伝える手段はたくさんあります。
いつも隣にいる牡羊座が彼女の心を汲み取って、代わりに言葉にしてくれることも。
このホロスコープの太陽があるのは魚座と牡羊座の境目。おそらく意識的なものが繋がっているのでしょう。魚座も牡羊座につられて行動していくうちに「自分の声」を発せられるのかもしれません。
牡羊座 / インターセプト(2ハウス)
ボーイッシュなイメージ。女の子だけど一人称がボク。思い立ったら即行動! 魚座の気持ちを代弁したところで、説明能力が残念。
男性的な牡羊座にトキメキの金星が入ってるので、服装はジャニーズ系アイドルを意識しました。
所有してる金星は土星トラインぐらいしかなく、本当は慎ましやかなレディに育たなければならないのですが、インターセプトなので金星的な感性に乏しく発展途上。好きなことに対する判断基準がなく「とりあえずやってみよう」で動きます。本当は好きなものなんてなく「好きになるかもしれないものを追っかけてるとき」が彼女にとっての楽しいことかもしれません。
きっと金星が得意な牡牛座や天秤座から楽しみ方を習得していくのでしょう。今後が楽しみですね。
牡牛座 / 3ハウス・4ハウス
ハウスキーパーのイメージ。糸目。包容力あふれる体型。3ハウスのカスプもありますが、基本4ハウスとして描いてます。
4ハウスは集団に所属するハウスの一つで、家に所属する。家にまつわる制服…ということで、メイド服を着せてます。
このホロスコープの衣食住担当。いつもおうちを綺麗においしいご飯を用意してくれます。意外と情で動かないリアリストなので、なんでもやってくれるわけではないようです。
普段は穏やかで優しい糸目ですが、衣食住を疎かにしすぎると…?
双子座 / 5ハウス
インナーチャイルドのイメージ。しかし4ハウスのキロンを所有することから、傷やしがらみと向き合っているダウナー少年。
5ハウスは遊び(娯楽)の他、子供のハウスということで子供の姿にしました。
喋らない双子座。しかし魚座と違って声を出して会話ができる。頭の中では言いたいことがたくさんあるのに、どもってうまく喋れないらしい。たぶん推しの話になると早口になるタイプのオタク。
手先が器用で、普段は家に引きこもって街や鉄道の模型を作っている。今の居場所が落ち着かないのなら心安らぐ居場所は自分で創り出すしかない。そう言ってるかのように。
なお射手座とは実の兄弟。何かとコンプレックスを刺激されるので、兄のことが苦手のようだ(土星とキロンのオポジション)。
蟹座 / 6ハウス
善良な勤め人のイメージ。いつも何かに頑張っている。所有してる月が天王星とインコンジャクトなため、親切で優しいと言われる蟹座としては神経質で疑り深い。本当は感情表現が豊かで表情がコロコロ変わる。本人はきちんとしていたいため、それを恥じたりもする。
6ハウスらしく勤め人に恥じないスーツ。でも女の子である。
魚座のことをよく面倒を見ているが「自分が必要とされたい」という想いから過保護気味。
よく管理された住みやすい環境で育ち、そこから外れた生活圏に理解がなかったりする。食事は大切な人と温かい食卓を囲むのが当たり前だと思っているため、水瓶座の1日3食レーションや射手座のサバイバル飯を怪訝な目で見ている。
義理堅く恩は忘れないが、日頃の真面目さの反動で愛が重いらしい。
獅子座 / 7ハウス
エンターテイナーのイメージ。声がでかい。常に楽しいことをしようとする。涙は見せない。威風堂々。
DSCはASCと鏡合わせの関係。水瓶座と正反対のイメージでデザインしてます。
演劇王。自分の魅せ方と周りにやってほしいことが明確なため、計画性とプレゼン能力に恵まれる。華のある自分を生かした舞台は今日も拍手喝采。
…しかしそこから派生する事務作業や後始末は全て乙女座に丸投げである。
彼の輝かしい声は、誰かの心を鼓舞し前を向かせる力となる。自分の「声」を出せずにいる魚座もその1人かもしれません。
乙女座 / 8ハウス
絵に描いた優等生のイメージ。ただでさえ優等生属性の乙女座ですが、メインで所有しているバーテックスの特性でそれはそれは理想的な優等生として登場します。
バーテックスの特性から、魚座(AVt)と水瓶座(ASC)を混ぜた外見。
あらゆる人・事柄にきめ細かく対応する。その仕事ぶりを評価する声は多いが、本人は真面目すぎてちょっと受け取り下手なようだ(ルーラーの水星が天王星スクエア)。あまりにも隙がない。
獅子座がビッカビカに目立って集客したあとの対応は乙女座の仕事!
天秤座 / インターセプト(8ハウス)
異邦人のイメージ。天体なし・インターセプトゆえに極めて実感が持ちにくいサイン。顔を見せない謎のお兄さんになりました。
天秤座はこのホロスコープの主人公・魚座から見て150度のサイン。150度は価値観・方向性に共通点がなく理解が難しい関係から、異文化で育った外国人っぽい風貌にしてます。
接点がないと、モブキャラとして素通りしてしまうかもしれません。
獅子座・乙女座・天秤座には天体がない。しかし主役クラスである水瓶座・魚座・牡羊座の対向にあります。ライバルともなれば、気付きを与えるキャラ達。
蠍座 / 9ハウス・10ハウス
貫禄ある実力者のイメージ。MCは人生の到達点。若いうちに辿り着けるのは容易ではありません。このホロスコープはまだ未熟なため、MCを管轄する彼女はまだ生まれてないようです。しかし「MCに辿り着いたであろういつかの未来」から現在のホロスコープの進展を見守っています。
10ハウスは社会に所属するハウス。蠍座の支配星・冥王星が権力や支配を象徴することから軍服を着ています。
未来の人ゆえに他のキャラクターに接触しませんが、同じトランスサタニアン持ちの射手座・山羊座には存在を認知されてたり、アスペクトで強固な繋がりがある魚座には霊体として視えたりするらしい。
普段はお茶を飲みながらこの世界を見守っている。
魚座の「声」はいつ出せるのか。太陽はいつMCまで昇って来れるのか。7ハウスの余興や11ハウスの不毛な争いを見ながら、自分がこのホロスコープに生まれる日を待っている。
射手座 / 11ハウス
反乱軍で戦うゲリラ兵のイメージ。戦いの星・火星を所有しており、そこに革命の星・天王星がコンジャンクションしてるので自由と平等のために戦う感じでしょうか。レ・ミゼラブルとかそっちの世界観で生きてそうです。
着こなしがラフですが、もとは蠍座と同じ軍服です。着崩しているのは10ハウスから11ハウスになる過程で、規則に従う必要がなくなったからかもしれません。
普段は土星で物事を判断しているため、楽観主義と言われる射手座としてはかなりストイック。行動は火星・天王星合で破天荒さが際立つが、それは難題に果敢に挑む強さにもなる。
食は無頓着だがサバイバル経験が豊富。窮地に陥る状況ならば雑草や木の皮、昆虫も食べる。野生の未加工品を難なく食せるのは豊富な知識と経験の裏付けなのだが、一般人からは理解し難い。
自分の「声」を持たないでいる魚座にたびたび銃を向け意思を問う。果たしてその真意は…。
山羊座 / 12ハウス
あしながおじいさんのイメージ。野心家でロマンチスト。海王星の影響で多様な人格と融合しているのか、ただの痴呆なのか一人称がランダム。ワシ、俺、アタシ、ぼくちん、拙者etc…いったいどこからどこまでが「お前」なんだ?
彼が所有する海王星は魚座のルーラーなので、魚座のおじいちゃん的存在。魚座に過保護で、ときどきアヤシイお金をくれたりする。しかし彼は彼の理想に動いているので、本当に魚座のことを思っているかは…おっと誰か来たようだ…。
山羊座は所有している海王星が願う「みんなが幸せになる世界」を叶えようとしている。隙あらば射手座が所有する土星を奪い、夢を現実化しようとする。しかし射手座は反抗する。彼は天王星が掲げる「個人の意志の尊重」を土星の力で保護しているからだ。
2人の意見は相容れない。11ハウスは異なる意見が対決する戦場だ。
この戦いに終止符を打つのは、太陽を持つ魚座の「声」だけかもしれません。
全キャラに統一するデザインルール
この創作のテーマは「人はみな12サイン持っている」。テレビや雑誌の占いコーナーだとひとつしかないと思われていた星座が、実はみんな12星座全部持っていて、多少なりと自分の性格に関わっていることが伝われば幸いです。
ちなみこの創作では全キャラ共通で黒いジャケットを着せています。なお東半球(ホロスコープの左半分)と西半球(右半分)どちらかに属しているかで、ジャケットに違いがある様子。
東半球(1〜3ハウス、10〜12ハウス)は自分の主体性を重視するハウス。肩に肩章がついてます。肩章とは軍服でよく見るもので、我が道をいく力強さのイメージ。また襟も色付きで、着こなしも個性的です。
対して西半球(4〜9ハウス)は他者との関わりを重視するハウス。装飾が一切ないジャケット。着こなしも奇抜さは少なく、普通のスーツや制服で通りそうなものばかり。シンプルながらも、どんなシチュエーション・人にも合わせられるのが強み。
また北半球(下半分・1ハウス〜6ハウス)は子供のキャラが、南半球(上半分・7ハウス〜12ハウス)はオトナのキャラが多くなったのも面白いですね。
西洋占星術は奥が深い!
記事中、グレー背景で簡単なサイン×ハウスの解釈を書いてみましたが、これは本当に簡素な読み方です。実際の占いはルーラー(支配星)と呼ばれるサインに縁のある天体を見たり、他の技法も併せるなどして、事細やかに鑑定していきます。
5ハウスに天体がない=創作できない!という意味にはなりませんので、ご安心ください。気になった方はプロの占い師の鑑定を受けてみてくださいね。ひとりひと結果が違うので!
ここまでお読みいただきありがとうございました。noteではTwitterにアップした過去作品の掲載もしたいと思っています。ご縁があればまたよろしくお願いします!
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