作品と空間について ーデザインするときに意識していることー
どうも、haconiwa.の空間デザイン担当の兼田です。
今回はちょっと真面目に、作品と空間について書いてみようかと思います。
私自身、美術館という場所がとても好きで、よく展示会を見にいきます。
今、一番いきたい場所は角川武蔵野ミュージアム。
今度、いってこようかと思います。
さて、私の考える作品と空間について
それは『共生』だと思います。
共生と聞いて、仲良く共に生きることをみなさんは想像するかもしれませんが、共生の仕方はさまざまなのではないでしょうか。
「喧嘩するほど仲がいい」
という言葉は、ある意味で矛盾しているかのように感じます。
ところが、それはその人たちにとっての共生の形なのです。
共生には、ぶつかり合うような共生の仕方もあり、平和に仲良くしていく共生の仕方もあると思います。
そのため、私は作品と空間、そこに訪れる人
それらが共生するように空間を考えます。
haconiwa.では、作品展示者、空間設計者、来訪者、誰もが表現者です。
本来、私たちのように空間デザインを担当する場合、まず展示作品のポテンシャルが最大限発揮される空間を考える必要があります。
あくまで空間は作品展示のサポートという考え。
ですがそれは誰もが表現者という考えから生まれる共生ではありません。
お互いが表現を譲らずにすり合わせていく。
そうすることで、初めて私たちが目指す共生となるのです。
1ハコメでもそのようにして空間をつくっていきました。
空間デザイン組がこういう空間をつくりたい、という表現を考え、作品展示とすり合わせていく。
そのように、互いが表現者であることを意識しながら、作品と空間を作り上げていきました。
共生の仕方を考えながら、すり合わせていくように作品と空間をつくりあげる。
共生の仕方は様々だと思います。
誰と何とどんな形で共生していくか。
みなさんも考えてみると面白い発見があるかもしれません。
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