次男の登園拒否①引っ張って歩く毎日
6月の2週目ごろからだったかな。
突然始まった、3歳次男の「登園拒否」。
朝起きること自体を拒否、
着替えることも
ごはんを食べることも、
お手洗いを促されることも、
声をかけられることすら泣いて怒る。
「こども園に遅刻だよ」
いやそれより
「かーちゃん仕事なんですけど…」
当たり前だけど時間は刻々と過ぎていくので
最終的に、無理やり手を引っ張って連れていく。
「かーちゃんひどい」
「ぼくはいやなんだ」
「おうちに いたいんだ」
次男の必死の声が聞こえるけど
私には時計しか見えない。
昔から、遅刻とかわすれものとか間違いとか
心臓がどうにかなるくらいドキドキしちゃうタイプ。
わが子の声を聞かなきゃと思いつつも
焦りがはるかにまさってる。
…そんな毎日にこちらも平気でいられるわけじゃない。
日々募る次男への罪悪感。
泣きながら叩いてくるんだけど、
物理的にも精神的にもかーちゃん痛い…
もうやだな。
もう全部むりだよ。
ってある日思ったときに、ふと数年前を思い出した。
長男が1、2歳のころのこと。
子どものペースが主で、親がそれに合わせてた。
歩くのはもちろん、
声をかけてから動き出すまでの空白の時間も。
大人にとっては「むむむ…」となる時間だけど、
当たり前に待ってたんだよなぁって。
共働き、男児2歳差育児は思った以上に毎日バタバタで
次男のことは待ってあげられたことあったっけ?
いくら振り返ってみても、申し訳ないくらい思いつかない。
「この子のペースってどんな感じなんだろう」
「今の状態を続けて、いいわけがない」
「きちんと伝えて、きちんと待ってあげよう」
すとーん、と何かが落ちてきて
次の日から腕をひっぱって歩くのをやめた。
→つづく