男女らしさの定義、説明できますか
初デートでマイボトルを持ってくる男性はありか、なしか。
私は夫へ問いかけました。
夫のアンサーは、少し考えて「アリかな。ボトルによるけど。」でした。
その人の雰囲気に合うボトルを持ってくる分は良いのではないか、ということみたい。ただ、世間の反応は夫のアンサーとは大幅に異なることが多いようで。
私自身婚活していた過去があるので、現在の他の方の婚活事情が気になる時が多々あります。そんなとき、動画や友達の話で情報収集します。
「自分だけマイボトル持ってきてて、ケチだなと思った。」「男が水筒とか普通持ってこないよね。ダサい。」と言った内容を散見するのです。
私自身、マイボトルは賛成派。カフェで働いていた時もマイボトルを持ってくる方は環境に配慮されているのかな、素敵だなと思っていました。
それと、私の働いていたカフェはありませんでしたが、「マイボトルを持参すると10円引き」なんていうカフェがちらほらありましたよね。こんなご時世だから、もうなくなっちゃったかな。そういうプライス面でも、お客さま自身の節約にもつながるし一石二鳥だなって。
確かにケチな人がマイボトルを持参している場合もあれば、環境を考慮している場合もある。そんなのは当事者にしかわからないことで、初デートで急に「僕がマイボトルを持ってきているのにはこんな理由があって〜」なんてごちゃごちゃ言わないだろうし、すぐには判明しない。
初デートでマイボトル持参した男性は、私の経験ではいないです。もし初デートでマイボトル持参されたらどうだろ。嫌ではないけど、「あ〜私の飲み物どうしよう」って心の中で思うくらいかな。あと、ばか正直な私は「喉乾いたのでコンビニに寄ってもらえませんか?」と遠慮なく聞いて特に困ることはない、と思う。
男性側も意図してダサくしようとしている訳でもないだろうし、ケチと思われたくてマイボトルを持参しているわけではないはず。逆に女性がマイボトルを持っていたら変でもないし、ダサくも、ケチそうにも見えない。何故男女でこんなに見え方に違いがあるのか。
「男性って、外では殆ど物を持たないから」
嗚呼、なるほど。夫から出たアンサーで少し納得。
女性は化粧ポーチだったり、生理用品、鎮痛剤、お財布やスマホ。さまざまなアイテムを持っていなければならない。荷物が少ないと不安になる友達、頭痛薬を常備していないと心配になる私、まさにいい例。
それに対して男性はお財布とスマホ、なんならスマホだけでも生きていける方が多くなっている。そこでたくさん物を持っている男性を見たらどうだろう、、、やっぱりなんとなく野暮ったく見え、逆に必要最低限であることはどことなく洗練されているように見える。
男女差別はいいことではない。けれど、やはり見え方見せ方ではどうしても違いが生まれてくる。
上記のようなことを色々考えてたら、ふと思い浮かんだ。
男らしさ、女らしさってなんだろうって。
今は全世界でLGBTQが認知されつつある。「○○であるべき」「男だから、女だから」と言う境界線がなくなってきている時代。
でも、考え方一つで男女らしさを武器にできることもあると言うこと。
「男だから男らしくしなきゃ」ではなく「俺は(俺が考える)男性としての格好よさを追求したいから、洗練された方に進みたい」のように、考え方をシフトすると自身の生まれてきた性別を武器にすることができる気がする。もちろん、異性が持っている特技を真似したり、見て学ぶこともできるのだ。女性だって「一定数の男性が持っている芯の強さ、スマートな動きを真似したい」ってことも可能だ。不可能なことは何もない。
抑止力のためにではなく「自分らしく」に近づくためのツールとして、潤滑油として。
人生は長いし、人間って微調整をたくさんしていくと思う。その人生の微調整のため「男女らしさ」を使っていくのはアリだと私は思うのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?