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11月18日『橘に鶯』おしまい。

おんれい

終演から一晩たちまして。お昼になってました。
おはようございます。あらためまして。露と枕『橘に鶯』終演しました。
いっぱいのお運び、いっぱいの拍手。嬉しいです。
出演者や関わってくれたスタッフさんにもめぐまれて最後まで公演を行うことができました。誰も欠けることなく『終演』が当たり前じゃないこと。
この数年でとても感じております。
とにかく。みんなでおしまいできて良かったなぁと。

公演、みたかったなぁと、そこのアナタ。
配信版は11/25より視聴できますので、ご贔屓に。


あとがき

役者として。あとがき。

露と枕『橘に鶯』で田路春告という役をもらった。化粧品店『田路屋』の職人で「おくしさま」の世話役。13歳で田路家に連れてこられ、適齢で結婚させれれる。「役割」を全うしないと居場所のないような厳しい家。
最初こそ、暴れて物を壊したり、脱走したりとやんちゃな一面があったが、歳を重ねていろんなものを受け入れて、最後は「役に立ちたい」を強く思っていた。そう思ってる。
随分と自分に重ねていた。高校生の始めたころは、とにかく自分が目立つこと。声もでかく動きも大きく。時を経て今は。役者として「役に立つ」を選んでいる。相手役に対しても、おおきくこの作品全体に対しても。僕がいることで役に立ちたかった。

でも、その考えも「春告」を通して少し変わって。
本音。与えられた「役割」じゃなくて、ただ一緒に居てほしい。
あなたと一緒に演劇をしたい。を、心から伝えれれば。それだけでいいのかもしれない。

トキ「まだまだ長い。あと五十年だって。楽しみにしてる。」
大沼さんの最後の台詞を受ける。あたたかいエールを受けてこれからも役者を続ける。

あらためまして。『橘に鶯』こちらの会にお越しいただき感謝します。
またどこかでお会いできますよう、生きていきます。
今後も前田隆成をご贔屓に。

ありがとうございました。


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