11/19(日) おっさんと児童文学
11月19日(日)晴れ 寒いけれど昨日ほどではない
昨夜は22時過ぎには布団に入り、今朝は10時前に布団を出た。布団滞在時間、12時間、これぞ休日。
コタツに入り、昼間からビールを飲みながら本を読んだり映画を観たりする、理想的な休日の過ごし方。良き。
そういえば、先週の土曜日に『トイレで読む、トイレのためのトイレ小説』(雹月あさみ/富士見L文庫)を買って、タイトルの通りトイレに置いてみた。
置いたはいいけれど、1冊だけじゃなんとなく寂しくって、本棚から4〜5冊ほど短編集をピックして一緒に並べてみた。
トイレに入った夫から「トイレに図書館作ったの」と言われて1冊持ち出していた。
子どもに手に取ってほしいから児童書から選書をしたけれど、ハマってくれたのは夫だった……。
夫がトイレから持ち出して読んでいるのはトルストイの『三びきのクマ』。
(このシリーズ、他も魅力的なので揃えたい!)
夫はわたしが読まないジャンル(硬派なノンフィク、哲学、思想など)をよく読んでいるんだけど、児童書もよく読んでくれる。
「読んでくれる」、というのは、わたしがオススメするから。夫は児童書をよく知らないので、オススメするとすぐ読んでくれる。
結婚したばかりの頃、ベタだと思いつつエンデの『モモ』や『はてしない物語』を紹介したところ、貪るように読んでいた。『クラバード』や『ゲド戦記』もそう。他にもたくさん、たくさん。
中年のおっさんを夢中にさせる、物語の力。長年読み継がれてきて、これからも読まれ続けるであろう物語の力。
善も悪も、幸福も不幸も、人生の全てを教えてくれる児童文学が、おっさんも夢中にさせる児童文学が、わたしは好きだ。
ところで、夫がトイレから本を持ち出したので、空いたスペースに1冊追加をしてみた。
初めて読んだのは大人になってからだったけれど、恋仲のタコの足を「愛しているから」食べてしまうワニに慄いた記憶がある。とにかく話がシュールすぎてクラクラする。
深読みをせず、ただただ物語を最後まで読んでほしい。
変なお話だけど、夫は手に取ってくれるかしら?
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