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【日記】6/10 ボーナス、塩タマネギ、「全体」

6月10日(月)晴れ、暑い

ボーナス支給日だった。
会社の業績が悪いのでそれなりに覚悟はしていたけれど、予想以上に減らされていて、あああ、あんなに頑張ったのにな、と思う。もらえるだけマシなのかもしれないけれど、数年前から弊社はボーナスが年に1回の支給になっちゃったのでね。悲しみ。
そういえば、定額減税はされていたみたいだけど、それでも引かれるものが多すぎる。

古本市の疲れもあり、今日は在宅勤務にする。会議とお問い合わせ対応で業務時間が終わってしまい、やりたかった事がほぼ手つかず。残業をしたいけれど、家事労働も待ったナシ!なので諦めて明日のわたしに託すしかない。睡眠を削って仕事をしてもいいんだけど、中年なので体がもたない。
独身の頃はそういう働き方をしていたけれど、無理はできないお年頃。
というか、少なかったボーナスを目の当たりにしてしまったので、今日は絶対にやりたいくない。


普段はほぼ行かない、ちょっとお高めのスーパーで『塩タマネギ』というものを見かけた。チベットの塩?が使われているらしい。
生タマネギなのに塩?味がついているのかな?と、ちょっとよくわからなかったので、とりあえず買ってみた。
切って焼いただけで甘くて美味しい。新タマネギよりも甘味とか旨みを強く感じ、全く辛くない。
こんな美味しいタマネギ、今まで食べたことがなかったよ。
たまにはお高めのスーパーにも行かなくちゃ、と思う。(ボーナス悪かったけれど)

ちびちび読んでいる『長い読書』(島田潤一郎/みすず書房)は、ようやく「アルバイトの秋くん」まで行きついた。
『夏葉社日記』で書かれていたままの島田さんだった。

 書くことによってではなく、書かないことによって、「全体」はよりはっきりと浮かび上がる。

『長い読書』171ページ

「全体」という単語をおまじないのように繰り返すだけで『本を贈る』に書いた以上のことを秋くんに伝えることができなかった、と書いてあるけれど、絶対に伝わっているはず。伝わった結果『夏葉社日記』が書かれたと思うから。
「アルバイトの秋くん」も秋さんへのお手紙(ラブレター)だった。すてきな師弟関係に和んでしまう。

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