<園庭整備>子どもの園庭で遊ぶ姿がとっても好きになった気がする
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
今日は園庭整備のこれまでの振り返りがしたくなったのでお時間許す方はお付き合いください。
園庭整備に関する記事はマガジンにまとめています。気になるかたはそちらをご覧ください。
園庭整備と出会って5年目
全国のこども園、特に鹿児島県・熊本県のこども園の園庭整備に携わっている現在。
最初のこども園の現場は2020年の秋にスタートしました。
これまで建築や造園の仕事を通して、様々なお客様と出会って一緒にモノ作りをしてきましたが、「幼稚園・保育園・こども園」はご縁のない分野。
それでも、私のワクワクが止められなかったのには理由があります。
なんだかとっても楽しそうじゃない。
そう思って、「是非やってみたいです!」と2つ返事で快諾しました。
学びながらのスタート
最初に手がけた現場では、学びながら始まりました。
保育士さんたちの他園への研修に一緒に連れて行っていただいたり、参考になる本をプレゼントしていただいたり、園庭を含めた「保育環境」でどういったことが課題になっているのか、それらをどのように解決しようと取り組んでいるのか。
園によって課題もその解決方法も様々です。
保育に向き合う保育士の方の想いに、私で何か応えられたら。と必死で学び、たくさん質問させていただいて、たくさん意見交換をさせていただいて、そうやって私まで育ててもらって(笑)感謝しきれません。
危ない危ないって何が危ないの?
「怪我をさせてはいけない。」
「危ない目に合わせてはいけない。」
工事がスタートするととても気を遣うようになります。
何でもかんでも「危ない。」「怪我させちゃいけない。」とハラハラ。できるなら園舎の中におってくれたら安心なんだけど、と正直最初は思っていました。
けれど、意外にも子どもたちは状況をよく理解していて、ちゃんと先生とのルールを守っています。
「この線から先には行ってはいけません。」
そうやって園庭に引かれた白線より先は、私たちが工事をしています。
働くくるま(重機)が好きな子供にとっては、ただじーっと見ているだけでもとても幸福な時間のようです。
遊びに夢中になりすぎて、その白線を超えてしまっても「あら、いけない。」とちゃんと線の内側に自ら戻るのです。
その様子を見た私は、それならこの機会にしかできない事を、子供達にさせてあげたいと思うようになります。
「大きなクレーン車やユンボと一緒に写真をとってあげたい。」
「埋まってしまう木の根っこ、届かなくなってしまう背の高い木のてっぺんを触ってみてほしい。」
最初の頃の私の中の「危ない」には、具体的な「何がどうなると危ないのか。」が無かったんです。
「具体的に何がどうなると危ないのか。」それがわかるようになると、先生への事前の声掛けが変わってきます。
それが先生たちに連動できれば、私たちが何に配慮すれば良いかの要点を知ることにもなります。
状況を正確にシェアできたら、今度は先生方が子供達へ理解できるように伝えてくださいます。
今日も子供達の声が聞こえる
園庭整備のお仕事がスタートして5年。
一つの園とのご縁から、今は本当にたくさんの幼稚園、保育園、こども園に行かせていただいています。
最初にも書いたように、それぞれ園によって課題は様々です。
それでも園庭では、子供達の元気な声が今日も聞こえてきます。
打ち合わせに伺うと「工事するのが見たかったのに!」と私のそばに来ていう子がいたり、「先生見てよ。」と言って逆上がりを見せてくれる子がいたり。
元々、子供が好きだったかと言われると、「保育士さんや学校の先生になりたい。」と思うほどは好きでなかった(きらいではない。)のですが、今はすっかり、園庭で遊ぶ子供たちを見るのが心から好きです。
私は保育関係者!?
園庭整備の仕事は、「はい、これで終わり!」と終わることはあまりなく、一つ一つを丁寧に解決していくために、とても時間がかかります。
しかし、まだヨチヨチだった子が年長さんになる姿を見られるなんて、すごく嬉しいことだと思っています。
一緒に砂遊びをしたり、完成した滑り台を滑ったり、園庭で採れた虫を見せてもらったり。
今日はほとんど午前中は子供達と遊んでたかも。と思う日もあります(笑)
とある園の園長先生にいつぞ言われた「hacoさんは保育関係者ですよ。」という言葉を、いつも心の中で反芻しています。
保育士でない保育関係者の私ができること。
保育関係者のガーデンプランナーの私だからできること。
これ、大事にしたいです。
まとめー暑さに負けない園庭づくり
今日も、とても充実した園庭整備のお仕事になりました。
現場はとても暑かったけれど、子供たちは水びたしの泥だらけで、私たちが植えさせてもらった大きな樹の影の元で遊んでいます。
これから先は、異常とも言われるほどの暑さが課題になってきます。
事故がないよう、対策についてもまた学んでいこうと思いました。
そして、そっか、もう5年になるのか。
急にそう思ったので、振り返ってみました。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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