園庭からこどもたちの未来を思い描く#未来のためにできること
現在、新しい園の園庭のプランをぼちぼち練りはじめています。
遊ぶと過ごすを論理的に構築してデザインとして魅せる。とてつもなく、ワクワクする作業です。
子供の遊び
私の子供の頃、園庭や公園、その辺の原っぱでよく遊んでいました。
ブランコや鉄棒などの遊具で遊ぶ日、花を摘んだり、探検ごっこは架空の線路をはみ出さないように一列に歩いたり。ボール遊びをして屋根に引っ掛けちゃったり。遊びの種類はさまざま。
「遊びの中の経験」の分解
無計画にその日に興味のある遊びをしていただけですが、この「遊び」を通して様々な動きを経験していました。
落ちないように、はみ出さないように。走って、歩いて、登って、くぐって、跳ねる。掴む、握る、投げる。なんてことも遊びの中にある動きの経験です。
繰り返しその動作をすることはトレーニングになっていたでしょう。思いっきり汗をかくというのも、身体にとっては大切なこと。
砂のザラザラた草のチクチクや水の冷たさ。そんな感覚も大人になっていく上で経験しておいて損はないことです。
園庭は体験の場所
現代は、そういった屋外での遊びの機会の少ない子供達もいます。また私が子供の頃、子供達だけで遊ぶその中に大人はいませんでした。少し年上のお兄さんお姉さんが面倒見てくれていたのです。しかし今その様な環境で遊べる子供は田舎でも随分減ってしまいました。
だからこそ、園庭で少しでもたくさんの体験・経験をして欲しい!と思う方々の思いと子供達のたくさんの可能性を一つの形にしていきたい。と日々模索しています。
「つなぐ」「分ける」「つなぐ」
私の仕事はこの「体験」と「体験」をゆるやかにつないだり分けたりすることだと、最近思うようになりました。
遊びは移り変わるもの。です。気の向くままに遊びが変化したり進化したりするのが楽しいですよね。だから、ゆるやかにつながる方法を模索します。
「分ける」は隠れる場所、落ち着く安全な場所。のこと。そして安心・安全上(ぶつかるとか)分けた方がいい遊びもあります。
まとめー未来のためにできること
私自身の子供の頃の遊びの体験が、また次の子供たちの遊びにつながって、また、その次の子供達の遊びにつながる。
そう考えると、この仕事はとても意義のある仕事だと思っています。
文藝春秋とnoteで「未来のためにできること」をテーマに「文藝春秋SDGsエッセイ大賞2023」として投稿コンテスト用に書いた記事です。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
▼園庭整備の他のお話はマガジンにまとめています。