<旅の記録>鹿児島県薩摩川内市ー藺牟田池で出会ったコガクウツギ
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
GWはみなさまいかが過ごされましたか?鹿児島はあいにくのお天気続きですっきりとした晴れた日はなかなかありませんでした。
しかし、そんなちょっと残念なお天気の合間を縫って鹿児島県薩摩川内市にある藺牟田池へ出かけました。
そこで出会ったコガクウツギのお話です。
藺牟田池へはもう何十年ぶりに訪れたのですが子供の頃に感じた感覚とは全く違う印象を持ちました。
詳しいことは、また改めて書こうと思います。
コガクウツギとは
藺牟田池の外周の道路で見かけましたが、ちょうど満開の時期だったようで、沿道にズラーっと咲いていたのです。
あなたは本当にコガクウツギ?
実は、このコガクウツギを見つけたときに、ヤブデマリではないかと思って写真を撮りました。
分布も、花の様子もとてもよく似ているのです。
しかし、改めて写真を見て違うことに気づきます。ヤブデマリはオオデマリの仲間で、葉っぱがもっと楕円形に近く少し毛羽立っているような質感です。
花の様子はとてもよく似ています。
しかし、ヤブデマリではないと気づいて候補がいくつか上がってきます。
色々と調べた結果、コガクウツギではないか。と判断しましたが、みなさまの中でもしも詳しい方がいらっしゃったら教えてくださると幸いです。
アプリで簡単に植物の名前を判別できるのですがそこはまだ頼らずに、植物の特定をしたいと思うのです(笑)
植物の特定に大事なこと
ネットで検索すると、たくさんの植物の写真を見つけることができます。
そこで、簡単に「コレだ!」と断定できるものもあるのですが、今回のようにちょとづつ、少しづつ違う。という時には要注意です。
たくさんの情報の中には、添付してある画像がすでに間違っているものが紛れ込んでいます。鵜呑みにするのはとっても危険。
そのサイトの記事を誰が書いたものなのか、信ぴょう性があるかどうかの確認は本当に大事だな。と改めて思いました。
花びらの数、花の形、葉っぱの形状、茎の色など、総合的に判断して断定していただけたらと思います。
植物の名前が簡単に検索できるアプリでも同じことが言えます。どうぞ鵜呑みにせず、確証が持てない場合には、セカンドオピニオンくらいは検索かけてみても良いのではないでしょうか。
○○科の情報はどれが正解?
植物の分類についても同じことが言えます。
○○科 が、間違って表記されているもの。情報が古いままのもの。が存在しています。
たとえば、ガマズミ科の植物はレンプクソウ科やスイカズラ科と表示されているものがあります。
実際に興味のある方は「ヤブデマリ」と検索してみてください。
レンプクソウ科ガマズミ属と書かれていたり、ガマズミ科ガマズミ属と書かれていたりするはずです。
これはどちらが間違っているということではなく、レンプクソウ科は新エングラー分類体系、ガマズミ科はAPG分類体系での分類表記になります。
新しい分類体の方法は1998年に発表されたAPG分類体系で、コレは主に植物をゲノム解析してDNAを根拠に分類したものになります。
そう、私が小学生だった頃にはまだ知る由もなかった分類体系です。
APG分類体系以前に長く親しまれてきたのが、新エングラー分類体系なんですよね。
因みに、「レンプクソウ科はガマズミ科で行きましょう。」となったのは2017年のことなので、本当につい最近のことなのです。
まとめー藺牟田池は面白い!
今回たまたま、このコガクウツギの満開の時期に、何十年ぶりかに藺牟田池に訪れたことで、そこからさまざまなサイトのさまざまな植物に触れることができました。
そして、藺牟田池の植生についても非常に心惹かれて、本当はそこまで書けたらどんなにいいか!!と思いながら、植物の名前を断定するのに時間をとってしまい、今日は時間切れとなりました。
自宅から車で一時間ちょっとの距離なので、また季節が変わったら行ってみようかな。と思っています。
今度はもう少しちゃんと予習をして。
そして、もっともっとじっくりと見てまわりたいな。と思います。
とても美しい、そして興味深い自然の残る場所です。
大正10年に国の天然記念物に指定されて長期的に保護されてきたのでしょう。その土地で生息する貴重な昆虫や植物を目にすることができ、植物好き自然好きにはたまらな居場所だと感じると思います。
2005年11月には「ラムサール条約指定湿地」にも登録されています。
さて、書きたいだけ書いて今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
hacoのリットリンクです⏬
よろしければサポートをお願いします!創作活動の資金にしたいと思います!!