#005 梱包箱の選択を自動化処理
本日も、またまた地味な自動化です。
メーカーさんの事例で商品の組み合わせによる梱包箱の選択を自動化です。
自動化前の状況
全国から発注が入る食品メーカーでは、ケース単位の注文には問題がありませんが、数種類の商品を最小ロットで発注された場合には同梱が必要となり、その際の梱包箱のサイズ選びが課題となっていました。ピッキングリストに適切な梱包箱のサイズが記載されていれば、とても助かるとのこと。
自動化のフロー
そう言ったご事情で自動化しました。
実際のフローは下記になります。
各商品のサイズを計測&データベース化
中間システムを構築し既存の受注システムから発注内容を取り込む。
中間システムに取り込んだ際に、サイズを計算し箱サイズを確定。
ピッキングリストに梱包箱のサイズも記載し出力
システム構成
構成
使用PC 1台
使用言語 Excel (VBA)
それぞれの役割
発注内容をcsvでExcel (VBA)ツールに取り込み処理を実行。
誰にでもできる作業になり、繁忙期でもミスなく発送業務がスムーズに。
今日のポイント
本日の事例も小さなピンポイントの自動化ですが、実際には人が考えたり覚えたりしなければならない作業に多くの時間を費やしていることがあります。例えば、ピッキングと梱包の作業が1件あたり3分から1分に短縮された場合、1日の処理量が300件であれば、作業時間を全体で1/3に圧縮することができます。このような時間の圧縮を積み重ねることで、利益に直結することを意識することが重要です。