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コピー用紙と替え芯。と、おまけ。

最近、A4のコピー用紙を大量に購入した。
ボールペンの替え芯も箱で。
今まではノートを使っていて、それでじゅうぶんだと思っていたけれど、いろいろ考えることが増えて、発散と収束をするのにA4のコピー用紙がとんでもなく有能なことを思い出した。

ほとんど家で仕事をするようになり、ノートを持ち歩く必要がなくなった。ノートだと、誰かに見られるかもしれないと意識してなのか、少しでもきれいに書かないといけない気になり、雑に散らばった考えを適当に置く場所としては向かない。個人的な性格の問題かもしれない、というかきっとそうだ。

気楽という意味で、コピー用紙は最強。紙の厚さもちょうどいいし、罫線もなく自由さを感じさせてくれる。そういうわけで、大量購入をして1ヶ月近く経つが、すでに300枚以上を単語、文章、イラスト、図表などを書くのに使った。ボールペンの芯は2回替えた。

仕事について考えに考えて書いたものもあれば、手首の寸法をメモしたものなど、内容にばらつきがある。でも、頭のなかに無駄に情報を溜めておくということが減ったおかげで、以前よりもすっきりしたような感覚はある。
抽象的な話もメモを取りながら図にしたりして繋ぐと意外と理解できたりもする。間違ってるなら、それをもとに更新すればいい。

コピー用紙に書くという行為は、無意識の執着を手放すことかもしれない。と、浅すぎる哲学的っぽいことを言ってみる。
ノートにはしっかりきれいにまとめたい。コピー用紙でバラバラに書いたものの配置を変えながら、内容理解ができる形を模索して、調整して最後にノートへ。

要するに、過程など誰に見せるものでもないし、意識することでもない。自分だけが知っていればいいのだから、とにかく出せるだけ出せ。そのあとで、きれいにまとめたいならまとめろ。小さくても余計な執着は思考の邪魔でしかない。コピー用紙が大量にあれば、そんなことを考える必要がなくなるよ。そんな話。

語弊がないようにきちんと書いておくと、ノートとコピー用紙のどちらが優れているという話ではないし、コピー用紙を軽視しているわけでもない。

考えることが多いときにはとにかく書いた方がいいと思うし、より自由に書ける方がいい。つらつらと持論らしく展開してしまったけど、本当は数行で終えられる話だった。
100人中97人くらいが、「知ってる」と思うだろう。でも、残りの3人(適当に決めた)が、「なるほど、試してみよう」と思ってくれたらそれでいい。

ちなみに、試す場合はペンの替え芯を用意しておいた方がいい。思いのほか手が動いていろいろと書いてしまい、ノッている最中にインクがなくなって、すべてがどうでもよくなり世界が滅べばいいのに、という気持ちになる瞬間が訪れるかもしれないから。それくらい集中していろいろ書ける(もちろん個人差はある)。


最後に。


久しぶりに短編小説を書いたので、暇で暇で仕方がないから読んでやってもいいよ、という方がいたらぜひとも。

お題は、adieuさんの「よるのあと」という楽曲に込められたメッセージを自由に読み取り、そこから世界を膨らませてアフターストーリーを作るという、monogatary.comさんが開催しているもの。

【対象お題】
『【adieu】よるのあとのあと』
「よるのあと」のミュージックビデオや歌詞をご覧いただき、そのアフターストーリーを自由に綴ってみてください。

MUSIC VIDEOはこちら。


作品はこちら。
https://monogatary.com/episode/236453

他の方が書いた作品はまだ読んでいないけれど、面白い物語がたくさんありそう。


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