詩 〜徒花〜

清濁併せ吞んで受け入れる

そのために必要なのは本物の覚悟だけ

徒花になりたくないのであれば

綺麗な花を咲かせるだけならそれでいい

揺らぎは花を美しく見せてくれる

その中にあるのは実を結ぶことのない徒花

ひとときの甘美を与えていずれ散る

幸せを照らすランプに火を灯すのは誰か

綺麗だと花を見ているだけなのは誰か

けして徒花で終わるつもりはない

誰からも綺麗だと思われなくてもいい

しっかり花を咲かせて実を結びたい

甘ったるい夢想は機能不全になった

傷だらけの覚悟は徒花にはならない

これだけは絶対に徒花にはさせない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?