線をひく、溝を掘る、傷をつくる(うそのある生活 29日目)
8月7日 晴れ(雲の積まれた空)
『祭祀と供犠』(中村生男 著, 法蔵館文庫)という本を読んだあとに、次の本を探していると『カフカとの対話 増補版』(グスタフヤノーホ 著, 吉田仙太郎 訳, ちくま学芸文庫)という本を見つけた。すぐに読みたいと思ったけれど、調べてみると絶版になっている。古本を調べて、あまり値段の張らないものを選んで黄色いボタンを押したけれど、届いたものを開くと、いくつかのページに鉛筆で線がひいてあった。
線がひかれていてもとくに気にはならないし、ページは