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ふたりは同時に親になる-2

別途投稿予定ですが、あかちゃんがいる生活って、本当に愛と幸せに溢れていて、併せて、一人で対応している時は、高濃度のストレスと隣り合わせです。
ストレス耐性ないと発狂しますね、これ。
最近妻と話しているのですが、この育児の大変さで、パートナーが仕事から帰ってきて、テレビ見ながら、「飯は?」とか、「赤ちゃん泣いてるよ」とか言ってきたら、完全にキレるな。って。
いやぁ、本当に、自分の心の器の小ささと、赤ちゃんの声の破壊力には本当に驚くばかりです。

さて、昨日に続き、「ふたりは同時に親になる」の中で、産前の準備で役立った部分を書きたいと思います。

昨日の通り、この本には以下のことが記載されています。
・産後ママのリアル
・産後パパのリアル
・ふたりで同時に親になるための傾向と対策
・ふたりの家庭のスタイルを構築する

この本を読んで本当によかったと感じるのは以下のポイントです。
・産後ママのリアルを、生々しく知ることができる
・産後のママの状態を「職場のメンタルヘルスの文脈」で捉える
・具体的な対策例がわかる

昨日はフィジカル面のママのリアルを記載しましたが、私としては、その情報だけで、十分でした。
大好きなパートナーが傷ついて、毎日血をだらだら流しているのに、病院からは退院させられ自宅療養。
さらに家では2.5時間おきにミルクを欲しがり、自分が眠いという気持ちだけで寝ずに何故か泣く生物がいてそれに合わせないといけない生活。。。
え、これ、早く帰って妻を看病しなきゃ!(赤ちゃん対応というより、妻をサポートしたいという思い。)
純粋にそう感じました。そのくらいインパクトのある情報が載っています。

上記をもっとわかりやすいメタファーで表現しているのが、産後の状況を職場のメンタルヘルスの文脈で表現していることです。

職場のメンタルヘルス対策では、「セルフケア」と「ラインケア」の両方が重要です。〜中略〜、
「ラインケア」というのは管理職などが部下のメンタルヘルスの予防や相談などサポートに動き、職場の環境改善をすることを言います。〜中略〜
そこで出番になるのがパパによる「ラインケア」。もちろんパパは上司ではありませんが、同じ家庭を作る仲間としては職場の同僚のようなものです。〜中略〜
「ラインケア」で重要なのは、まず、いつものと違う様子がないか気づくこと、そして、話を十分に聞くことだそうです。〜中略〜
話を聞く時は、アドバイスをするのではなく、相手に関心を持っていることが伝わるような表情や態度で相手を受け止めます。相手の立場に立ちながら、批判的にならないことが大切です。これを「傾聴」と呼びます。〜中略〜
子育てのストレスはママ個人の心の問題にされているところがあり、思い悩むのも対処の責任もまだママ一人の世界に閉じ込められています。こうした状況を改善するために、ママの悩みを「個人の問題」として片付けるのではなく、家庭の「育児環境」を「職場環境」になぞらえ、いっしょに過程を作っているパパが、積極的に予防に取り組む必要があります。
(書籍中125頁〜129頁)

これはたまたまですが、私が理解をするのに最適なメタファーをしてくれていたので、イメージがとてもしやすかったことを覚えています。
ビジネスをやっていると、「傾聴」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。私は仕事の営業時代、またメンタルコーチをしている時の基本動作が「傾聴」でしたので、とても馴染み深いものでした。
また、労働組合などの活動から職場のメンタルヘルスに関しても理解があったので、なるほど、メンタル不全になりやすい環境で、当人に一番必要なのは、「合理的な解決策の提示」ではなく、まずは「傾聴&共感」で、さらに育児環境改善のために自分は何ができるかな。と考えるに至ったのです。

そうした中での私の結論は、産褥期は妻がフィジカルを回復し、メンタルを病まぬよう以下3つを実施することでした。

1、可能な限り定時上がり&飲み会入れない。
2、家に帰ったら、家事・育児100%やる(気持ちの上で。実際は70%くらいだったかなぁ)
3、自分が有休とるか、自治体連携のヘルパーさんも柔軟に活用。

プレパパ、プレママが読まれていたら、是非考えてみて欲しいのです。
産褥期は、「入院しててもいいレベルの大怪我」だと思ってみてください。
さらに「大人からの手助けがないと死んでしまう、か弱き生き物(赤ちゃん)」の応対もしなければいけないんです。
前者の大怪我だけでも、「早く帰って看病する」のには十分な理由だと思うのです。

ただ、もっと大きな問題が実は潜んでいるんです。それは、、、また明日に。

今日も読んでくださりありがとうございました。
コメントやシェアいただけると元気が出ます♪

明日は、「睡眠時間の確保とメンタル」です。


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