30も過ぎて自分探しだなんて

Twitterっていうのは、
何者かでないといけないような気がして、
それなりの人物のような顔をしてたんだけど、
やめます。なんか窮屈だし。

ここ数日思うところがありまして、
つらつらと
書いてみようと思います、ブログ。

まずは、ちょっとした自己紹介も兼ねて。
ワタクシ、30代のサラリーマンでございます。
社会人になって以来、ずーっと営業。
仕事、好きなんですよ。
決して裕福ではない家庭に育った自分にとって、
営業というのは「お金を稼ぐ実感」がたまらなかったし、
仕事を本気でやってる人ってそんなに多くないんで、
一生懸命やってるだけでそれなりの評価とチャンスが回ってくるのも
分かりやすくて良かったし、
チャンスをもらえたら、会社の力を借りて、自分の何倍、何十倍の図体の仕事が出来るのも痛快だったし、
管理職になってからは、人を育てることも人間修行になって面白かった。

そんな時に、コロナショック。
リーマンショックの時は、世の中のことなんて全然分かってなかったぺーぺーだった自分にとって、初めて肌感覚で理解出来る世界の震撼。
誰もが知る有名人が亡くなりました。
親友は職を失いました。
もしも子供が罹患したらと妻はピリピリしています。
「あぁ、世界は変わったんだな」という実感。
割と自分勝手にやってきた僕ですら”誰かの役に立たなきゃ”という感覚が日に日に強くなってきて。

整体師してる友人が、インスタでストレッチ動画をアップしてる。いいね。
行列の出来る飲食店がテイクアウト始めてる。うん、元気出る！

じゃあ僕は何をする？？？
気づいたんです。経済システムの上で無いと走れない自分に。
別に過去の自分を否定するつもりは無いです。
ただ、システムに慣れ過ぎて、フィジカルの弱さというか、
一人の人間として自分の頭と体で生み出せるものが無いことに少し虚しくなってしまって。

そんなこんなでもやもやしながらも、
幸いにも、今のところ経済的に大きな打撃は受けていないので、
かつて自分がお世話になった音楽に恩返ししようと、
思い当たるフェスやライブハウスが実施している取り組みのいくつかに支援させてもらって。
僕は昔バンドをやっていたんです。
それで、支援イベントにいろいろ参加させてもらってる中で、今はイベントの主催をしている当時の先輩が返信をくれて。
その宛名が、バンド時代に自分が名乗っていた名前だったんですね。本名じゃなくて。
その瞬間、いろんな感覚がフラッシュバックしました。
アマチュアではあったけど、ライブハウスでライブをやると20～30人くらいのお客さんが来てくれて、自分が作った曲を演奏して、楽しんで帰ってもらう。あの頃は間違いなく自分の足で立って、オリジナルの自分を生きてたよなと。

なんだかその自分を取り戻さないと気が済まなくなってきまして。
(あ、バンドマンになるという話ではありません。笑)
何をやるか、どういう状態を目指すのかはまだ全く決めていませんが、
2020年が終わる頃には何かしらを名乗っていたいというのが今の目標です。
30代にもなって自分探しみたいな話でなんだかなぁという気持ちもあるのですが、一歩目を踏み出さないことには何も始まらんよなと思って、定期的にブログを更新していくことにしました。

めちゃくちゃたくさんの人にフォローしてほしいとか、
誰かにすごいと思われたいとかじゃなくて、
バンドやってた時みたいに感覚の合う人たちと少しでも出会い、交流できたらうれしいなという少しの期待も込めて。

よろしくお願いします。