絵本。
ドリルです。
絵本は 好きですか?
僕は 絵本が大好きです。
自分でも、絵本の物語を考えたりして 子供に話したりしています。
だいたい いつも 子供には、
「ふーん、まぁ、面白かったんちゃう?」
と 上から目線気味に気を遣われて終わりますが……。
そんな 僕が昔 ハチロウに、
「ドリルが好きそうな絵本あるで。」
と勧められたのが、
『不幸な子供』
エドワード・ゴーリー
優しいお金持ちの両親を持つ 少女 シャーロット・ソフィアが ただただ不幸になっていくという お話です。
驚くほど 不幸になります。救いようが なく不幸です。
僕は 息子と一緒にこの本を見た時 ある意味リアルだなと思いました。
何も悪いことをしていない お金持ちの子供が不幸になり 不幸のどん底まで落ちて普通なら最後に幸せになって めでたしめでたしなのでしょうが シャーロット・ソフィアは 救いようも無く不幸なまま終わります。
善人だから最後は 幸せで終わるという ある種 ファンタジーな世界など無く、善人だろうが悪人だろうが 不幸や死は 平等にやってくるんだよと言っているような気がしました。
絵は 少し不気味ですが微細な線画でとても美しく背景などは描き込まれています。
そして、この『不幸な子供』には 全ての絵のどこかに必ず悪魔が描き込まれていて まるで少女を不幸に誘っているかの様に思わされます。
このページだと
この黒い爪のようなものが家具の上と横にあります。
これが 悪魔の姿です。
ページによればもっとハッキリ描かれているものもあるので 子供と一緒に探すのも面白いです。
『ウォーリーを探せ!』的な感じで。
小学生の頃 図書館で『ウォーリーを探せ!』を借りて家でワクワクしながらウォーリーを探すべくページをめくると全ページのウォーリーが赤いペンで丸をされていたのを思い出しました。
すみません話がそれました。
これなんかは ハッキリ描かれていますね。
美しくも不気味な絵は どれも素晴らしいですが 1番恐ろしいのは この絵本を勧めてきた ハチロウだと思います。とても 親子で読むような絵本ではありません。
でも、確かに 僕は好きです。
この話の本当度 100%
エドワード・ゴーリーの絵本は まだまだ沢山ありますが 僕は 『ウエスト・ウイング』という本と『おぞましい二人』という本を持っています。
『ウエスト・ウイング』は文字が全く無く 読み手の想像力だけで物語を作るのですが ある意味 想像だけなのでどこまでも暗くて怖いストーリーができてしまいそうです。
『おぞましい二人』は 実際に起きた事件「ムーアズ殺人事件」と呼ばれる事件を描いた絵本です。
ゴーリーは この事件を理解しようと資料を読み漁りそして、それを物語にせずにはいられなかったと これを描いたらしいです。
どうかしてますね。
最後にもうすぐ雛祭りなので さりげなくサブリミナルしてみました。
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