スカンクさん。
ドリルです。
今 病院のベッドの上です。
6人の大部屋なのですが 屁をしょっちゅうコク奴がいます。
えぇ……だいたいメドはついています。
約10分に1回くらいコキやがるのですが それが……
3人います。
なので体感的には、
3分に1回です。
たまに 僕も混ざりますが……。
そんな中 思い出した動物がいます。
スカンクです。
今日は スカンクさんについて書かせて頂こうと思います。
体長は40〜70cm、体重は0.5〜3kg。
ふさふさとした長い尾を持ち、多くは白黒まだらの体色をしていて 模様は種によってそれぞれ異なる。
白黒で よく目立つ模様は外敵に対する警戒色となっています。
スカンクは 夜行性で 雑食性であり、ネズミなどの小型哺乳類、鳥の卵、昆虫、果実など なんでも食べます。
スカンクのオナラは 厳密にいうとオナラでは 無いそうです。
肛門付近にある分泌腺から『ブチルメルカブタン』という主成分の分泌液を出していて、この液体が『オナラ』と表現されているのです。
臭いの感じ方は人によって違いますが、ニンニクや硫化水素、焼けたゴムが混ざったような臭いと言われています。
まぁ、そんなん言うても ほぼ肛門から出てるんやから 『オナラ』でしかないですよね。
僕も 今度、
「ドリル!お前、屁ぇこいたやろ!」
って言われたら、
「厳密に言うと違う。」
と言おうと思います。
実が出てる可能性も ありますもんね。
さて、そんなオナラの威力ですが、とんでもない攻撃力を持っています。
射程距離は4〜5m、近距離パワー型でしょうか?
まともに目に入ってしまうと失明の危険性もあります。
また口に入れば呼吸困難を引き起こすこともあり、体に付着すれば臭いが4か月近くとれないそうです。
臭いの攻撃範囲は 無風で 半径1km、風向きによっては 2kmにも及ぶと言われています。
なんと射程距離 Aです。
ジョジョの奇妙な冒険 第5部に出てくる『グリーン・デイ』というスタンドを彷彿とさせます!!
といったところでしょうか。
スタープラチナ並みの強さですね!
第一次世界大戦では、実際にアメリカ軍が兵器として使用しました。
流石にスカンクのオナラで兵士を殺す事はできませんが アメリカ軍がスカンクのオナラを風上から流すと、その臭いでドイツ軍は毒ガス攻撃が開始されたと勘違いし、防毒マスクを装着しはじめました。
そうやって ドイツ軍の動きが緩慢になるあいだに、米軍は進撃し、戦況を優位に進めることができたそうです。
最初から毒ガス流せばいいんじゃね?
とも、思いましたが 色々あるのでしょう。
もはや 生物兵器のスカンクさん。
もちろん 野生では敵なしです。
一度 スカンクさんが、
この体勢に 入ると ハイイロオオカミやピューマ、そしてグリズリーといったアメリカを代表する超強力な捕食者も 正に尻尾を巻いて逃げてしまいます。
そんな、『尻』さえ見せれば どんな敵でも逃げていってしまうスカンクさんですが、実は ケツを全くものともせず襲ってくる敵が2ついます。
一つは フクロウなどの猛禽類です。
背中の白い模様が 超目立って…
めっちゃ喰われます(笑)
警告してるつもりが 超!目立ってしまい…空からヒョイッて食べられます。
しかも、ワシミミズクさん……
嗅覚も弱いって!!
なので ワシミミズクさんは スカンクの事を 屁 とも思ってません。
スカンクさん……… 何もできません。
警告するはずの目立つ模様のせいで 食べ放題です。
そして、もう一つは………
車です!!
スカンクちゃん。
ブーンって車がくると……
全然 逃げません。
逃げるどころか………
やってやんよ!!
………って威嚇しちゃいます!!
そしたら……そしたら……
バーーン!!
って轢かれます。
勝てるわけないですよね……。
まるで『ドン・キホーテ』だよ。
夜行性で黒いから 車から 全然見えないんだってさ。
車も家に帰ってから、
「うわっ!くっせーー!!!!」
って気付くようです。
スカンクが出そうな道は スピードを出さず ゆっくり安全運転ですね!!
この話の本当度 80%
スカンクさんは 何も悪くないので 人間が気をつけるしかありません。
ちなみに ある記事で見掛けましたが、アメリカ滞在の方の隣の家の人が車にスカンク攻撃を食らい、コミュニティー全体が向こう1ヶ月間、悪臭との戦いを余儀なくされたらしいです。
1ヶ月て!!
でも、まぁ………