ブロブフィッシュさん。
ドリルです。
入院中 22時に消灯され 昼間する事が 無さすぎて思いっきり寝てしまっている僕は 中々眠れず……かといってする事もないので 仕方なく目を瞑る。
そんな、深い深い闇の中……
ふと 深海に住む あの人を思い出しました。
そう、
ブロブフィッシュです。
全長30〜70cmに達することもある深海魚で、北太平洋の深海底500~2800mに広く分布しています。
日本でもオホーツク海沿岸や青森県〜茨城県の太平洋沿岸に生息しているようです。
体形は頭でっかちのいわゆるオタマジャクシ型で、皮膚と筋肉の間にゼラチン状の層がありブヨブヨとしているそうです。
ブロブ=ブヨブヨの塊みたいな意味なので ブヨブヨした魚って名前ですね。
和名は『ニュウドウカジカ』
体に生えたヒゲを仏門に入った高貴な人を指す「入道」に見立てて名付けられたが、妖怪としての入道も意識しているかもしれない。
主に ウミエラの仲間や甲殻類、貝類などを中心に色々なものを食べますが、普段は海底でじっとしていることが多いそうです。
繁殖の際は一か所に多くの個体が集まります。
また、自分の卵の世話をする習性が知られている、子煩悩な魚でもあります。
卵は 綺麗なピンク色をしています。
そんな 深海にひっそりと住む ブロブフィッシュさんですが 実は ある事がきっかけで一躍脚光を浴びることになります。
そのある事とは……
『世界一醜い動物コンテスト』
堂々の……
〜第1位〜
……酷い言われようです。
2013年、イギリスの『醜い動物保存協会」が、外見が美しくない絶滅危惧の動物に対する意識を高めるために開催したといわれてます。
若干 面白がって やってる感は ありますが そういう理由なら納得できます。
しかし、疑問に思いませんか?
そんなに不細工じゃないですよね?
お坊さんとか言われてるし。
ところが ブロブフィッシュさんは 深海から引きあげられると見た目が少々変わってしまいます。
その見た目が……
こちらです!
中々のインパクトですね。
一気に妖怪としての入道が顔を出してきました!!
これは もう、『ニュウドウカジカ』じゃなく
『鰍入道』デス!!
不細工な動物世界一。
一見不名誉に思える称号です。
ところが、ブロブフィッシュさんは 醜い動物保存協会の思惑通り大人気になります。
色々なグッズもつくられ『キモかわ』などと もてはやされ挙句の果てにハリウッドデビューまでしやがる始末です。
ちなみに味の方ですが 淡白ながら臭み等はまったくなく、タラとアンコウの中間ぐらいの味、その中に 甲殻類っぽい味もするらしいです。
美味しそうですね ♪
人間て なんでも食べますね ♪
加熱するといい感じで身がしまってくれるそうです。
ただ、ぷるぷるコラーゲンが多すぎて、途中であきたとのことです。
まぁ、市場には ほとんど出回ってないらしいので よっぽどじゃないと食べる機会は ないでしょうですけどね。
しかし、なぜ 深海と陸で こんなにも見た目が違うのか……と思いますよね?
それには、水圧が深く関係しています。
水圧は 10m深くなる度に1kgの圧力が かかります。
そして、深海2800mに住む ブロブフィッシュさんは全身を常に280kgの水圧で押されていることになります。
凄いですよね!
280kgって言えば 現役の小錦関くらいの圧力です。
想像してみて下さい……
全方位からのKONISHIKIの恐怖を!!
ブロブフィッシュさんは 筋肉をほぼ全て捨て去り、全身をゼラチン質の体にすることによって全方位からのKONISHIKIの攻撃を全て受け流すという神技をやって退けています!
しかし、漁師さんの網に引っかかり 深海から一気に引きあげられ、水圧から解放されると全身ゼラチン質の体が仇となりブロブフィッシュは 膨張し、更に網に擦れて皮が剥がれ、重力によって垂れ下がり あの姿になってしまうようです。
なので、あの鼻に見えるのも鼻ではなく、顔の先端が垂れ下がっているだけなのです。
しかし、考えてみれば 引き上げられた姿を勝手に晒されて、やれ『醜い』とか、『キモかわ』だとか好き勝手 人間様に言われて少しかわいそうな気もします。
でも、その反面 そうやって知名度が上がり 醜い動物保存協会などが潤い 色々な動物達の為に還元されることを願います。
この話の本当度 80%
まぁ、あんな顔の人 確かにいてますよね。
あの形になるのは ホント奇跡に近いと思います。
あと、関係ないんですが 僕の大好きなゲームに
『MOTHER』
というゲームがあるんですが その中に、
『どせいさん』
というキャラクターがいてます。
似てますよね?
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サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!