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絵本「ちいさいおうち」 〜質の高い教材を子ども、大人に〜
こんにちは、狼ゲームをみんなで本気でやってみたいhachiです☺︎
一軒の「おうち」が主人公。ちいさなおうちですが、感情の表現、時代の変化を緻密に描いています。変わらない大切なものに気づかせてくれる絵本です。
アメリカ出版の78年も愛される大ベストセラー⭐︎
絵本「ちいさいおうち」
文・絵 バージニア・リー・バートン
訳 石井桃子
出版社 岩波書店
昔々、田舎の静かなところに「ちいさなおうち」がありました。建てた人は「どんなに沢山お金をくれると言われても、この家を売ることはできないぞ。孫の孫のそのまた孫の時まで、立派に建っているだろう。」それから長い間、ちいさなおうちは景色を眺めて幸せに暮らしていました。
ところがある日、急激な時代の変化が押し寄せる日がやってきます。道が掘り起こされ、車が走り、次々と大きな建物が建っていきます。一人ぼっちになったちいさなおうち。そこには、月夜にダンスするりんごの木もありません。
そのうち、ちいさいおうちの前を高架線が行ったり来たりするようになりました。空気は汚れ、電車が通るたびにちいさいおうちはガタガタ揺れました。もういつ春がきて、夏が来たのか分かりません。ちいさなおうちは、すっかりしょんぼりしてしまいました。
ところがある日、このおうちを建てた孫の孫の孫がやって来て、おうちを車に乗せました。
ちいさいおうちは、ニッコリしました。また、お日様を見れます。そして、春や夏が巡ってくるのを眺めることもできるのです。
質の高い絵本
何歳になって読んでも色あせない作品。この絵本は一軒の「お家」を中心に、周りの環境が大きく変わっていく様子を描いています。その緻密な絵が78年前に出版されたかと思うと驚愕です。環境破壊のメッセージも含めているお話、本物の絵本を手に取ってほしい作品です。
変わっていくものと、変わらないもの
この「おうち」にとっては、月夜にりんごの木がダンスしているような田舎が「大切な場所」だったのだと思います。人間は生きていくために環境をどんどん変化させていきますが「自分にとって本当に大切なもの」を忘れずに持つことが大切だと思います。
私がこのように発信するのは前回の記事に書いたように、「大切な人と、安心して心地よく過ごす」が目的。そのための手段を選んでいるだけなので、自分を含めた大切な人のことを優先することを忘れずにいたいと思いました。手段と目的を間違えないようにしよう。
忙しく働いている方、少し疲れている方、迷いがある方に、ぜひ読んでほしい絵本です☺︎
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