♯1 本気(まじ)で、デンマーク、やるだろ。
11月20日、カタール対エクアドルのゲームで開幕したFIFAワールドカップ。
4年に一度、世界中が熱狂に包まれる最強のお祭りがついに始まった。
様々なメディア、友だち同士で優勝予想、勝敗予想で盛り上がっている。これを読んでる人はどんな予想をしていただろうか??
おれは、ぱっと見大胆な、大穴狙いのようにも思えるベスト4の予想をした。
オランダ×ブラジル デンマーク×セルビア
どうだろうか。わかんないけどこんな予想をしたのおれだけじゃね??
この中でもとりわけデンマークにはめちゃくちゃ期待している。EURO2020での躍進を見て惚れ込んでしまった。。。(いろんな意味で)
デンマーク聞いてパッっと思い出すのはやっぱり2010年の南アフリカW杯の予選。
ケイスケホンダが無回転FKを沈め、履いてたイグニタスが「これ履けば無回転蹴れる!!」って言ってめちゃ人気出たのを覚えてる。(今や靴なんて関係なくバッコバッコ蹴ってるけど…)
そんなデンマークはもう全然違うチームになった。そんなデンマークを紹介・分析していきます。
1 デンマークって誰いんの??
①クリスティアン・エリクセン(マンチェスター・U)
サッカー好きだけじゃなくても名前聞いたことある人も少なくない、言わずと知れたデンマークの英雄。EURO2020の初戦で試合中に急に倒れてしまい一時は本当にどうなっちゃうんだろうって思ったが、見事復帰。
アヤックスで才能を磨き、トッテナム、インテル、ブレントフォードを経て2022年夏からはマンチェスター・Uで中盤を制圧。
キック上手いし戦術眼エグいし、まじでバケモノ。
②カスパー・シュマイケル(OGCニース)
親父のピーターはデンマークの最多出場記録を持つレジェンドで息子のカスパーもあの「ミラクル・レスター」の一員でもあったレジェンド。
シュートストップがえげつない。「あ、終わった。。。え、止めるの!?」の連続。まじでバケモノ。
③シモン・ケアー(ACミラン)
デンマークのキャプテン。対人強くてリーダーシップも強い。
エリクセンが倒れた時にチームメイトと壁を作って隠した。人柄も良くてサッカー上手い。まじでバケモノ。
④ピエール=エミール・ホイビュア(トッテナム)
中盤の選手。対人強くて1対1はほぼ負けない潰し屋。なのに足元の技術もある。エリクセンとの中盤は異次元。ヨーロッパトップクラス。
北欧の言葉でよく見るφみたいな文字のせいで読み方何種類もあってめちゃややこしい。おれはホイビュアって呼んでる。まじでバケモノ。
⑤ミッケル・ダムスゴー(ブレントフォード)
エリクセンが倒れた後、大きすぎる穴を埋め、見事大ブレイク。ライン間で受けて前向いてドリブルは至極圧巻。フリーキックも蹴れちゃう!アトレティコ来ないかな…って何度思った事か。
2000年生まれで若い年から活躍し、まだまだこれからが楽しみな選手でもありながら、頭皮の方もライン間で受けて圧巻のドリブルを披露し、ブレイクの兆しが。まじでバケモノ。
2 デンマークの戦術
基本陣形は3-4-2-1。攻撃も守備も5レーンを埋めて優位に進めたいチーム。対戦相手によってボール保持率は変わるものの、基本的な形は変わらない。
エリクセンはシャドーの一角で出場する事が多いが、ホイビュアないしディレイニーとボランチを組むことも多々。
ボール保持時は両WBが上がり3-2-5で幅を取り5レーンを制圧。中盤経由でサイドを変えながら中で仕留める。特に左WBのメーレはアタランタでガスペリーニ仕込みのハイインテンシティ鬼高負荷WB(語彙力)でEURO2020でも「え、それいけちゃう!?」みたいなドリブル連発。本人も「試合終盤の方が元気なんだ!」とか言ってたり言ってなかったり。。。まじでバケモノ。
ボール非保持時は2シャドーが下がり5-4-1を形成。簡単に中を割られることは少なく、クロスを上げられても屈強CBがことごとく跳ね返す。打たれてもシュマイケル息子がストップ。まじでバケモノ。
3 Pick up vsフランス
最後に、W杯第2戦の王者フランス戦を見る。結果的には1-2でフランスが勝ったけど、まじ可能性だらけの試合だった。
デンマークはCB真ん中がケアーではなくてバルサの方のクリステンセン。エリクセンとホイビュアがボランチ、てっぺんにネーションズリーグでフランス相手に点とったコルネリウスを起用。
フランスは基本4-2-3-1。ただ、グリジはトップ下表記だけど2トップで守備するし、ライン間でボールもらうし、SBの位置まで戻って守備するし、裏抜けするし、デンベレムバッペの分まで守備するしで大忙し。下馬評やTV解説陣はフランス寄りだった。
開始10〜15分はデンマークが押し込む。でも、シュートまで行くシーンはなかった。
4-4-2を敷いてフランスは前プレでハメるような事はあまり無かった。ムバッペは立ってるだけって感じが否めず、「やっぱ王なんだな...」って感じ。
時間が経つにつれてフランスが保持する時間が増える。フランスのビルドアップは基本2CB+ラビオorチュアメニの3枚でデンマークの1stプレスを回避。右幅はデンベレが取り、左はムバッペが取るものだと思っていたらまさかのテオエルだった。もちろんムバッペが幅を取るシーンもあったけど、それじゃテオエルとキャラかぶんね??って思った。
フランスの狙いはサイドの強烈過ぎる「個」を生かすことだった。でも、そんなのデンマークにはお見通し。デンマークは必ず数的優位を作り、2人で縦と中をきってシャットアウト。(当たり前っちゃ当たり前)
それでも両WGからの逆サイド大外へのクロスから何度もチャンスを演出。さすがに流石過ぎるなと思った。
なんとか前半を乗り越えたデンマークは後半スタートから前回対戦で2点取っていたのにも関わらずまるで電柱になっていたコルネリウスに変わってまじ色んなことに苦労してるブライスウェイトにチェンジ。これで比較的押し込まれてもサイドに流れて起点になれた。
それでも61分フランス先制。自陣で奪ってテオエルまで渡し、「テオエルと言えばこれ!」みたいな爆速ドリブル。ムバッペに預けても止まらない。またもらってノールックでムバッペに戻して決めた。嗚呼、アトレティコ戻ってこないかなぁ。。。
これで出ていかなきゃいけなくなったデンマークはギアを上げる。フランスの4DFを5人で幅取り、エリクセンホイビュアを絡めて上手く揺さぶる。これがほんとに上手いんだよな...
その流れで得たコーナーキックからバルサの方のクリステンセンが決めて同点!この瞬間の「えおいおい、やっぱこいつらやるじゃん!」感はほんとに凄かったな。
72分にドルベリが入っててっぺんになり、ブライスウエイトが1個落ちて起点ってゆーよりは機動力重視になった。ブライスウエイト投入後の流れの象徴みたいなシーンが80分。ドルベリが右スローイン時に流れてCBを釣り出してクロス。空けたスペースにブライスウエイトが入ってきて決定機。5レーンを使う上で相手をずらす為にどうすればいいのかってなった時の崩しの方法。いつかこの事も書けたらいいな。誰も読んでくれないと思うけど。
84分フランス勝ち越し。直前にリンドストムに変えてノアゴーを投入。ノアゴーアンカーの5-3-2に変えて最悪引き分けでもいいんじゃね??的にしようとした。しようとした瞬間に逆サイド大外クロスにムバッペがお腹かももか膝かよくわかんないところで合わせて勝ち越し。
そのまま終了。結果負けたし押し込まれたけどワンチャンスを物にしそうなシーンも多かった(してない)し雰囲気もあった!!!!まじであるだろ!!!!!!!!
4 さいごに
今回、デンマークという大穴を紹介した。読んでくれた人はもう分かってるかもしれないけど、大大大にわかだ。それでもロマンはあると思ってるし、そのポテンシャルは大いにあると思う。
今回初めてnoteを書きました。今までずっと自分の考えとか思ってることとか好きなことを発信したいって思ってたけどおれの意見にはほんとに中身もないし世論とはずれてるしで一歩を踏み出せなかったけど「W杯は4年に1度だし!!」とか思って書いてみました。
まだまだ初回だし系統(?)もスタンスも全然定まってないしらいかーるとみたいな戦術眼もないけど自分らしさ出してこれからも続けていければいいなと思います。。。
わかる奴にだけわかればいい