北海道コンサドーレ札幌 2022補強オススメ選手FW編(1トップ)

GK編からやってきたこのシリーズも今回で最後になります。

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のシステムの3-4-2-1の1の所の1トップのポジションです。

ここの位置はサポーターの方も一番気になるポジションだと思うのでこのシリーズも最後ということも踏まえて存分に考察していこうと思います。

まず2021シーズンの札幌の1トップ事情から振り返りましょう。前半戦は基本的にはアンデルソン・ロペス選手がプレーすることが多かったポジションです。

ロペス選手とジェイ選手が同時に出てた場合はジェイ選手が1トップでロペス選手が右のシャドーに入るってパターンがありますが

基本的にはロペス選手が前半戦は1トップの軸だったと言えると思います。

ロペス選手は今季J1リーグで14試合12得点です。PKでの得点も多かったですが、それにしてもまだ日本でプレーしていたとしたら得点王の可能性も十分あっただろうといえる圧倒的な得点力です。

札幌としては2020年シーズンの途中に鈴木武蔵選手を失いましたが、今季のロペス選手が年間プレーして得点王を獲得していたら札幌は得点を獲る選手がいないことが課題とは言われなかったと思います。

なので札幌は2020年に鈴木武蔵、2021年にアンデルソン・ロペスとJ1でもゴール量産出来る選手がそれぞれシーズン途中にいなくなったにも関わらず問題なくJ1残留を果たしたことに関しては大きな評価に値しますよね。

ロペス選手が抜けたあと夏には浦和の興梠慎三選手の獲得の話が実際出ましたが実現はせずそのあとに夏のウインドーの最後でスロベニア人のミラン・トゥチッチ選手が加入してきました。

ロペス選手が不在となった1トップのポジションはルーキーの小柏剛選手が務める回数が増えシーズン途中では3試合連続ゴールもあったりチーム全体でカバーしたのでチームの勝率としてはそこまで下がりませんでしたが

やはり試合によっては得点力不足というのが如実に表れて勝ち点を落とすゲームも多かったように感じます。

ジェイ選手が出た試合やトゥチッチ選手が出た試合もありましたが

彼らが得点を奪うって機会は後半戦ここまで見られていません。

現在怪我をしているドウグラス・オリヴェイラ選手も途中出場でゴールを奪う場面もありましたが中々1トップでレギュラーにという形には至っていません。

今季のFWの補強としてはシーズン前に元ナイジェリア代表のガブリエル選手を獲得しましたが、合流がまずコロナウィルスの影響による渡航の問題で遅れてしまいチームに合流してからも中々フィット出来ずにリーグ戦の出場機会は無くJ3の福島へ期限付き移籍しました。そこで活躍して2022年復帰の可能性もあったとは思いますが現状福島でも中々試合に出場出来ていないのが現実です。

他のパターンとしては横浜FM戦などビルドアップを得意とするスタイルのチーム相手荒野拓馬選手を1トップに置いてという作戦もありますがこれもシーズン通じて毎試合やる作戦ではないので札幌としては1トップの軸となる選手を2022年シーズンは作りたい所です。

そして補強の話に戻るとやはり中途半端な選手よりも実績ある選手の方が良いと思います。

計算出来るって表現はハッキリしない表現だけどガブリエル選手、トゥチッチ選手のように未知数な補強だと上手くいくにしても時間がかかるのでここはしっかりとした投資をすることが必要だと思います。

その結果ハズレたなら仕方ないと割り切るしかないなと最低限ロペス選手の年俸と同額くらいの選手は欲しいなと考えます。

ガブリエル選手やトゥチッチ選手はそこよりは安めの選手だったのではないかと

本題の補強の話に移ります

この選手に関しての話をベースに話が始まりますので

皆さん気になるこの選手の話題から

1人目

ベールスホットの鈴木武蔵選手

説明するまでもない選手ですね。

2019年に札幌に加入し札幌時代に日本代表まで選ばれたストライカーです

鈴木武蔵選手の札幌時代の経歴は説明する必要はないと思うので札幌を出てからの話をすると

ベルギー1部リーグのベールスホットで2020年の夏からプレーしています。

ベールスホットは昇格1年目のチームながら圧倒的な得点力で序盤はリーグでも上位争いをしていました。鈴木武蔵選手も加入したばかりではありましたがそのチームの勢いと同時にゴール量産していました。

しかしベールスホットのシーズン途中での監督交代と鈴木武蔵選手自身も怪我がありシーズンの後半は活躍出来ず

そして2021-2022シーズンに突入しましたが今シーズンも中々出番はなく得点も奪えておりません。

そういった状況のために2022年シーズンからJリーグに復帰するのではないかという憶測が生まれています。

鈴木武蔵選手とベールスホットの契約は残っているために札幌が獲得するとした場合は最初レンタル移籍で獲得するって形にが考えられます。

これは日本人選手は大体複数年契約で海外に行きますが、そこで中々活躍出来ずに日本に戻りたいけど移籍金が障害になってる問題を解決するためによくあるパターンです。

鹿島アントラーズで海外挑戦した選手でもあったと思いますし、最近だとCSKAモスクワに移籍した仙台の西村拓真選手がこのパターンで仙台に復帰しました。

鈴木武蔵選手も日本に復帰するとしたらこのパターンは一つの手段として考えられます。

2022年は11月にカタールワールドカップがあるのでやはりそこまでの活躍で代表入りの可能性はまだ残されているのでその確率を高めるための日本復帰ってのはあり得ると思います。

それが札幌だと戦術的も早い段階でハマりやすいですし、活躍できていた時のイメージを取り戻すためにも悪くないかなと思います。

懸念材料としては鈴木武蔵選手の怪我の問題もし筋肉系の怪我が多いとしたらそれが癖になると年間通して試合に出続けるのは難しいかなとあとは得点感覚が戻るかどうか

ストライカーの選手にとってここは重要で日本で得点を重ねていて海外に行って活躍出来ずに日本に戻ってきても得点が取れないって選手も数々いたのでそこは気になる所ではあります。

ただサポーターの期待値は高いでしょうし

彼が復帰するとサポーターの熱は高まるでしょうしまた札幌で見たい選手だなと思います。

海外で引き続きやるなら応援しますし、出来ればJリーグの別のクラブでは見たくないですね。。。

というのが素直な意見です。

そして

2人目

この選手も話題を提供してくれた選手です。

浦和レッズの興梠慎三選手

アンデルソン・ロペス選手の移籍後に札幌が実際にオファーを出しているという報道が出た選手でメディアを通じて野々村社長や三上GMからも色々な話が出ていた選手です。

この選手も経歴は語るまでもありませんが

Jリーグでは鹿島から浦和へ移籍しゴールを量産し続けてJ1通算158得点で2020年シーズンまでは9年連続の二桁得点を記録していたエースストライカーです。その興梠選手は今季は怪我の影響もありJ1リーグ戦はPKでの1得点しか決めていない状況になっています。

この怪我も昨シーズンの最終節の札幌戦での怪我だったので多少申し訳ない気持ちもありますが今季の興梠選手は今までの興梠選手とは違いますね。

状況としては札幌がオファーを出した夏頃の興梠選手も出場機会は減っていましたが

それ以降はベンチ入りすら中々難しい状況に

浦和が江坂選手の加入で江坂選手と小泉選手の2トップだったりストライカータイプの選手を置かないやり方を使うことも増えてきており元々キャスパー・ユンカー選手の加入で出番を失っていた興梠選手の出場機会は更に減っていきました。

興梠選手自身も浦和への想いは強く、サポーターからも愛される選手ですが浦和も阿部勇樹選手の引退や槙野智章選手の退団など変革の時期が来ている中で出場機会の減っている興梠選手がどういう決断をするかは今オフのJリーグの中でも注目ポイントだと思います。

夏にオファーを出したあとも野々村社長からもまだ諦めていないみたいな発言があったのと、ミシャ監督と共にやっていたというアドバンテージで可能性はあると思いますが

先に挙げた鈴木武蔵選手が加入した場合と加入してない場合でも大きく変わってくるかなと思います。

いくら欲しい選手でも鈴木武蔵選手が獲れている中で興梠選手も獲るって可能性は低いと思うので

ただ9年連続二桁得点の時の興梠選手よりも今の興梠は他のチームからしてみると金額も安くなるでしょうし他のクラブは手が出しやすくなるのかなとは思います。

3人目

サガン鳥栖の山下敬大選手

今季千葉から鳥栖に加入したストライカーです。

この記事を書いてる時点ではJ1で9得点で二桁得点も狙える選手です。

山下選手は2020年シーズンは千葉で7得点だったので鳥栖の攻撃的でFWに取ってはチャンスの回数が多いサッカーにハマってJ1でも得点を伸ばせたのかなと思います。

前半戦でゴールを量産したので夏の移籍ウインドーではたくさん声も掛かったでしょうけど鳥栖で後半戦もプレーしています。

しかし途中怪我もあったと思いますが後半戦得点を伸ばせてないのでそこは気になる所です。

もし前半戦のペースでゴールを量産して年間15得点くらいだったら今オフの目玉になっている選手かなとは思います。

プレースタイル的には起点になるプレーも出来るしシュートパターンもたくさん持ってるので1トップにハマるタイプのストライカーであることは間違いないと思います。

札幌は鳥栖に中野嘉大選手と岩崎悠人選手を期限付き移籍で出しているのでそこと合わせての何か起きる可能性もあるかなとは個人的には思っています。

鳥栖の財政状況を考えると出る可能性はある選手かなとは思うので追っていきたいと思います。

4人目

ある意味本命

横浜FCのサウロ・ミネイロ選手

この選手見た方はわかると思いますけど

とにかくスゴイ

184センチで体が大きくてフィジカルが強いけどスピードがある。左利きでパワフルなシュートも持っていますしアンデルソン・ロペス選手に似たタイプの選手かなと思います。

横浜FCはこの選手を1億6000万円で3年契約で獲得したと報道されていますが

J2に降格した場合にどうなるかってのがサウロ・ミネイロ選手の今後に関してのポイントですよね。

一見高いけどこの選手ならその金額の価値があるかもしれないとも思います。

今季は夏に加入して序盤はそこまで存在感を出していませんでしたが、7試合4得点

横浜ダービーでのプレーの存在感は物凄かったです。

元々鹿島に加入するかもと言われていた選手なのでまた鹿島の可能性もあるかもしれませんが大化けしたらJ1で得点王争いをするポテンシャルはあるかもしれないです。

札幌の1トップでもアンデルソン・ロペス選手ように守備面での改善は必要かもしれませんが打開力は凄いと思うので札幌だとどうなるかなってのは興味がある選手の1人です。

5人目

V・ファーレン長崎のエジガル・ジュニオ選手

この選手もJ1での実績がある選手で札幌に来たとしても点が取れるだろうなってイメージ的には思う選手

J2だと磐田のルキアン選手も良いなと思いますが磐田はJ1に昇格したので残る可能性が高いのではないかなと

逆にエジガル・ジュニオ選手は長崎がJ2残留だとJ1に行く可能性があるんじゃないかと思い候補に入れてみました。

エジガル・ジュニオ選手はそんな大きくないけど、1トップもこなせると思いますしシャドーでもやれると思います。トータルでの能力が高いFWの選手です。

今季はJ2長崎で15得点と得点力を発揮していますが、この選手も横浜FMでは外国人枠の関係で出番失っていただけで出場したらJ1でも点の取れる選手であることは証明済みなので言葉通りJ1でも計算出来る選手かなと思います。

ペナルティーエリア内でのシュートが抜群に上手いですよね。ミドルもあるし

この選手を欲しいJ1クラブは多いと思います。

そして最後の選手は

東京Vの佐藤凌我選手です

明治大学から今季J2東京Vに加入したルーキーです。

ルーキーですがここまでJ2で11得点の大活躍を見せています。

明治大学出身のルーキーということで気付かれた方もいると思いますが、札幌の小柏剛選手の同期の選手です。

得点数も目立ちますが、前線からの守備も出来ますし、起点になるプレーも出来るので

J1だと未知数ではありますがJ2からJ1に上がっても活躍出来る選手は増えてきてますし

プレースタイル的にもミシャ監督が好みそうなストライカーのタイプの選手かなと思います。

顔もイケメンだからサポーターからも人気が出そうだなってのも想像出来ます。

最近エリートリーグに参加していた明治大学の藤原選手もそうですが、小柏選手との連携も計算出来るので小柏選手がより活躍する可能性もあるので面白いか選手かなと思います。


番外編

ここまではJリーグ内の選手を紹介してきましたが

今オフはコロナウイルスの影響で来日の見通しが立たないってことになる確率は現状は低いと思うので

各クラブ海外クラブから新外国人選手を連れてくるってリスクもあまりないと判断し

海外の選手を紹介しようと思いますが、あれだけ世界各国にあるチームの選手を自分の好みで紹介しても仕方ないので海外のメディアの報道でJリーグ入りの可能性が報じられた選手の中から紹介したいと思います。

スポルチ・レシフェのフィリペ・ ミカエル選手

ブラジルのセリエAのスポルチ・レシフェでプレーするブラジル人ストライカーの選手です。

左利きのアタッカーは魅力的な選手多いですけど彼もパワータイプのストライカーです。

年齢的には22歳と若いんですけど映像を見る限り貫禄があります。札幌でいうとJ1得点王を獲得したウィルを思わせるような雰囲気もあります。

チームが赤黒であることも良く見えるポイントですね。

ブラジルメディアで日本行きの可能性も報じられている選手ということでの紹介なので日本に来た場合には注目したいなと思います。


FWの選手の名前を色々挙げていきましたが

新潟で得点を量産している谷口海斗選手もステップアップの可能性はあるでしょうし

鈴木武蔵選手の所で例として名前を挙げた西村拓真選手なんかも仙台次第ではチームを移す可能性もあるので

GKとFWは玉突き移籍が発生しやすいなんてことも言いますがちょっと今オフのJリーグはJ1から4チーム降格ということで例年よりも大きな動きが起こるのではないかと予想しております。

Jリーグを経験していない新規の外国人選手をまた連れてくる可能性もあるとは思いますが、正直札幌の強化部側でもめちゃくちゃ当たりの選手は最近連れてこれてないのでそこは結構プレッシャーはあるかなとも思いますね。

今回GK、DF、MF、FWとポジションごとに分析してきましたが

予想というよりも今オフ現実的に動く可能性のある選手の中で札幌に加入したらどうだろうってことをテーマにやってきましたので

実際実現するかどうかはわからないのですが

私が今回挙げた即戦力側のタイプの選手の補強に成功したら札幌は来季今よりも良くなる可能性は高いんじゃないかなと思います。

まだ移籍報道が出る前にこの投稿はしておきたかったので

またオフに移籍報道が具体的に出てきた時にTwitterやnoteを活用して色々書いていこうと思います。

今回のシリーズに最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。







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