アドラー心理学ベースの子育てメソッドで娘を育ててみた(9)いいとこ探しの効能
こんにちは。
ハチミツです。
記事を書きたいと思いつつ、なんと
前回の記事から9か月も経過してしまいました。
noteを書くぞ!と意気込んでいたのに
できなかった。。。
落ち込んでしまいそうになりますよね。
こんな時は、STEP的な考え方で
自分を勇気づけることにします。
一番簡単な勇気づけは、なんといっても
”いいとこ探し”
・9か月も書いていなかったのに
またこうして書いている自分すごい
・書いていなかった間も
STEPの事を考えていられた
・noteを描く余裕がないほど
日々色々頑張っていた
・noteの事を忘れていなかった
・noteのログインパスワードを覚えていた
最後の方は
え?そんなこと?と思うような
小さいことかもしれませんが
どんな小さなことでもいいのです。
自分のいいところ。頑張ったところ。
子供のいいところ。頑張ったところ。
何でもいいから無理やりにでも見つけて
勇気づけてみてください。
落ち込んだりネガティブな気持ちに
なりにくくなります。
これもSTEP的思考の効能✨
そんなわけで今日は
いいとこ探しについて書いてみたいと思います。
子供は叱らないとダメになる?
子供はその時に注意すべきという説
「子供は後から言ってもわからないので
悪いことをしたその時にすぐ注意すべき」
という考え方を聞いたことがありませんか?
私は聞いたことがあって、子供が生まれてからも
STEPに出会うまではそう信じていました。
STEPの講座でも、子供が1歳くらいになると
「叱ってもやめてくれなくて困っています」
という感じの相談がとても増えます。
本当にその場で叱らないとだめ?
ではそもそも
子供は本当に後から言ってもわからないのか。
結論からいうと、
後から言ってもわかるはずです。
うちの子はそんなのわからない、と思った方
その場で注意せずに
後で話し合いをしたことがありますか?
自分が子供だった頃の事を思い出せる方は
思い出してみてください。
何か悪いことをした時、
それが親に見つからなかったとして
見つかるんじゃないかとドキドキしたり
或いは、見つからなくてラッキー♪と思ったり。
とにかく、自分が悪いことをしたという自覚は
ありますよね。
子供でも赤ちゃんでも
「ダメ!」→「イヤーーー!」ってなるよりも
何か良くないことをした後に
さっきのあれはダメだよ、
というダメ出しではなくて
今度はこうしてみようね、
と話せば冷静に受け入れてくれるものです。
ごめんなさいを言いなさい!
自分の良くない行動は後からでも反省できる
という実例を感じたことがあります。
私が幼稚園などで過ごしていて大嫌いなのが
「〇〇ちゃんにごめんなさいを言いなさい!」
「ちゃんとごめんなさいするまで帰らないよ」
というものです。
子供が自発的にごめんなさいを言えなかった場合
無理やり言わされても
何が悪いのか納得しておらず
言わされたことにムカついています。
ですが、心の中では申し訳ないと
反省しているのです。
私は、普段から
どうしてもごめんなさいできない事がある
という気持ちはわかるから
言える時がきたらちゃんと伝えようね
と言っていました。
すると、例えば私と喧嘩したときでも
夜になってこちらがすっかり忘れたころに
今日はごめんねって言いに来ることがあります。
友達と喧嘩したけど
仲直りしないまま帰ってきちゃった
といったこともあります。
そうすると、ずっと気分がすっきりしないので
今度はちゃんと謝ろう
と思うことができるのです。
親や先生や、おせっかいな友達が
無理やり言わせたごめんなさいは
本質的に作用しません。
叱っても逆効果
まとめると
大きな声や厳しい言葉で叱ると
結局は反発する気持ちが生まれたり
叱られることを恐れて今度は隠し事をするなど
事態が改善することはまずありません。
叱られてやめてもまたやりますし
ダメ出しされると「ここがダメなんだ」と
ダメスポットライトが当たって、
余計にダメが強まります。ダメ出しをする方は
「ここが欠点か。よし!頑張って直すぞ!」
と思わせたいのでしょうが
こう思えるのは
すでに勇気づけられて満たされている
ごく一部の人なんじゃないでしょうか。
「言わないとわからない」と思っている人
叱らないと調子に乗る、だの
甘く見られる、だの言う人がもしいるならば
子供の能力を信用していない人だと思うのですが
叱ったりダメ出ししないと
本人が悪いところを直そうとしない!
と聞いたこともあって
確かに、叱らないダメ出ししないとして
改善はどうすればいいのだろう、
と思いますよね。
悪いところはどうやって改善する?
いいとこ探しパワー
その改善方法が、いいとこ探しです。
とっても不思議なことですが
わざわざここを直しなさい、と言わなくても
いいと探しをして本人にどんどん伝えるだけで
直してほしい悪いところまで
改善されていきます。
えー、うそでしょ?と思いませんか。
私も初めは、STEPでそのように学んで
いやいやそれでもダメなところは言わないと
何を直せばいいのかわからないでしょう?と
思ったのですが
実践してみるとあら不思議。
悪いところを指摘する必要など
全くありませんでした。
いいとこ探しパワーの実例
娘 (7歳)
毎朝、起きてくる時間がギリギリで
準備も遅くなりがちなので
起きてきた瞬間から夫が
早く!早く!あれして!これして!
あれ持ったか!なんで準備してないんだ!
準備が遅いと人に迷惑をかける大人になるぞ!
と怒鳴りづつけて
娘も大声で反発して
阿鼻叫喚の大バトルなのですが
夫が仕事などでいない朝
「こんなに眠いのに起きてきたの頑張ったね。
水筒の準備して、って
忘れず私に言ってくれてありがとう。
自分から歯磨きしに行けたの素晴らしいね。
自分で時間を考えて行動できる
から安心してみていられる。」
と声をかけ続けたら
喧嘩しなくても何も注意しなくても
平和な朝を過ごして時間通りに行ってきますと玄関を出ていきます。40代の昭和気質の夫
娘が生まれる前の事
お昼ご飯にチャーハンを作ってくれたのですが
男の料理あるあるで、
終わった後は洗い物が放置。
美味しかった!ありがとう!
と言った後に思わず
「洗い物までしてくれたら完璧だけどね。」
と言ってしまいました。当たり前のことだし、
作ってくれたことに感謝は述べたけれど
夫はそれから
一切料理をしなくなってしまいました。
今ならSTEPで学んだので
何が良くなかったかわかります。
最後のダメ出しの一言で、
その前の感謝の言葉も
帳消しになってしまったのです。
その後、娘が生まれて
娘に食べさせようと、
久々に夫が料理をしました。
その時は前回の反省も踏まえて
作ってくれてありがとう、美味しい、
一食作らなくてよくなっただけで
ものすごく助かった!と
散らかるキッチンが目に入らないようにして
良いことだけを伝えまくりました。
するとなんと!
食べ終わったら調理の洗い物をしてくれました。
食べた食器は私が洗いましたが
ここが大きな変化点だったと思っています。
それ以降、夫主導で発生した洗い物は
洗ってくれるようになったのです。
いいとこ探しをしてみよう
日々の生活で、子供を叱らず
いいとこ探しをずっと続けるのは
忍耐が必要なこともあります。
私も叱ってばかりの日もあります!
でも、叱ってしまう時があればなおさら
叱らずに対応した時
これが間違いじゃないんだ!と
実感できて
やっぱりSTEPの考え方っていいな、
って思います。
そして、これはお勧めなのですが
やるべきことをやってくれない時など
どうしても叱ってしまう!という方は
今日一日は”やるべきこと”をゼロにして
ただひたすら
自分と子供のいいとこ探しをしまくる日
を作ってみるのもいいと思います。
前回をさらに上回り長くなってしまいましたが
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
ハチミツ