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大好きだったKalafinaが7年ぶりにライブをする

らしい。

Kalafinaって何かというと僕が大好きだったヴォーカルユニットです。詳細はコチラ!!↓

今年10月のある日、起きてからTwitter(あえてこう呼ぶ)でタイムラインを見ると何か騒がしい。

どうやらKalafinaが復活ライブを7年ぶりに行うというニュース記事が出ていると。

Kalafinaは2018年に10周年記念ライブを行いましたが、↑のウィキペディアにもあるようにその後いわゆる事務所トラブル的なもので活動しなくなってしまいました。

詳しい事情はわかりませんでしたが、当時の自分はまあ落ち込みました。本当に。

だってKalafina大好きだったんだもん。

もともとはKalafinaのプロデューサーである梶浦由記さんの音楽を好きになり、そこからKalafinaも好きになりライブにも行けるときに足を運ぶようになりました。

単純に曲が好き、ライブに行くと楽しいということもありましたが、歳の近いメンバー3人がどんどん活躍していく姿は当時キックボクシングを人前でやらせてもらう演者の端くれだった自分はいつも感化されていました。

(Kalafinaの説明をするときに「年齢はそれぞれひとつ違いでWakana→Keiko→Hachimaki→Hikaruの順番です」という個人的ネタも最早懐かしい)

キックボクシングでもイベントの前半で試合する新人〜中堅ぐらいの選手は自分の入場曲をかけられず、早く上に行って梶浦さんの曲を使いたいというモチベーションでもがんばれていました。

初めて入場曲使えるようになったときはKalafinaのライブも行くようになった頃と記憶しています。最初に使わせてもらったのが

このsymphonia。NHKで長く続いた歴史秘話ヒストリアという番組でエンディングに使われていた曲です。

「まったく入場曲っぽくないじゃないか」と自分の応援団から非難されました。緊張しぃの自分はテンション上がる系よりこういう方が良いんじゃないかって思ったんだよ!

2014年6月、TDCホールでのライブのアンコールの時かな「来年日本武道館でライブやります!」って発表があったときは心からおめでとうと思いました。あんなに他人の何かをおめでとうと思ったこと初めて。

その年の12月25日、クリスマスのこと。

僕の携帯に連絡先登録してない03から始まる番号から電話がありました。(何だろう…?)と疑念をいだきながら出たら

何でもKalafinaの武道館ライブに際して別冊カドカワのKalafina特集号が出る予定で、その中の「異業種の人達が語るKalafina」のような企画でインタビューさせてもらてないかということでした。

マ、マジっすか…!という気持ちでした。ぜひに、とお応えしました。

電話のあとも興奮覚めやらずでした。こんなことがあるのかと。キックボクシングやってて良かった。

こんなクリスマスプレゼントがあるのかと。世間ではやれカップルでイチャイチャしてる人達が“リア充”だなどと言われていました。

いや俺の方がリア充じゃねーか、と。そんな気持ちでした。

まあそんな僕もあれから10年、今ではクリスマスをパートナーと過ごすように…あ、なってなかったわ…いや別に今も充実してますから。今年も柔術の練習とかしてましたから。柔術で充実、なんつって。あれ…?目からfar on the waterが…(意味不)

2016年にはそんなKalafinaの3人含め、梶浦さんやFictionJunctionのヴォーカルYURIKO KAIDAさんやKAORIさんに試合を観てもらうという夢のような出来事もありました。まさにずっと心で思い続けていた夢でした。I have a dream。

言ってもなかなか伝わらないんですが、皆さんこの意味がわかりますか?

仏教徒がブッダにキックボクシングジムの試合観てもらえたのと一緒ですからね。イエス・キリストに試合観てもらえたキックボクサーいます?

このとき入場曲で使ったのはKalafinaのsprinter

冒頭の歌詞“君と出会い叶わぬ夢を見た”これだけでも心に来るものがあります。センスはないと自他ともに認めていて、それでも足掻いていた自分を表してくれている曲だと思っていました。

まさに夢が叶ってしまったわけですが、だからこそ自分ももっとがんばって夢を与えられるような人間になりたいというのもまた夢となっていました。

僕に限らず多くのファンが彼女たちに何かしらの影響を受け、力をもらっていたと思います。

そんなKalafinaが良くはないだろうって形で活動休止になってしまいました。落ち込まずにはいられませんでした。

直接自分自身の人生のことならどこまでいっても自己責任で文句を言ったり不平不満を言うぐらいならできることをやるしかないと思えます。

だけどただのファンの自分自身ではどうすることもできないことだからこそ、何でこんなことになっちゃったんだろう…と思わずにいられませんでした。

2018年当時、自分もしばらく試合もできなくて色々苦しんでいて、やっと復帰戦に向けて練習している日々でした。

勝手な決意でKalafinaが活動しなくなって、だったらKalafinaから力をもらった自分が少しでもそれを試合を観てくれる人に返したいと思っていました。

そういう思いで毎日Kalafina聴きながらジムに行ってました。泣きそうになりながら。

復帰戦で選んだ入場曲はKalafinaのring your bellでした。負けたけど。曲はもちろんこの曲が使われたアニメFate/stay night [Unlimited Blade Works]という作品も大好きでとても勇気をもらいました。

「君が泣いた夜はその中に遠い未来の輝きを隠してた」とか歌詞もとても良いので聴いてほしい。できればアニメも観てほしい。

2019年の1月にはKalafinaが初めてソロライブを行い、9年目まで1月23日に周年ライブも行っていたSHIBUYA O-EASTで試合をする機会もありました。負けたけど。負けてばっか。でも運命感じずにはいられませんでした。We go further in the destiny…。

その後、梶浦さんのライブは年に1ツアーぐらいのペースで行われていて、そこは良かったなと元々梶浦さんファン(俗称カジウラー)であった自分は思いました。

そしてしばらくするともともと梶浦さんのライブのレギュラーメンバーであったKeikoさんもまたレギュラーで参加されるようになりました。

Hikaruさんもゲスト参加され、Kalafinaの曲が“カバー”という形で梶浦さんのライブで演奏されるようにもなりました。

ただ1人、元の事務所に残ったWakanaさんが参加されることはない状況でしたが、梶浦さんのファン、Kalafinaのファンとしてこういう形でKalafinaの曲を聴けるというだけで嬉しかったです。

「いつかWakanaさんも一緒に…」そう願っているだけで満足していたと言ってしまっても良いかもしれません。あのとき負った傷跡も最近は癒されてきていました。

そんなところで出てきた青天の霹靂のニュース。タイムラインにも様々な声が。単純に喜びの声、驚きの声、そもそもこれ信頼できるの?という疑いの声とか、主催が元の事務所っぽいけど大丈夫?と

そして程なく梶浦由記さんからもメッセージが出され、今回のライブには関係してないし、メンバーからも知らされていないと。

どうやら何も問題は解決してないらしいし、メンバーからも話されてないってどういうこと…?という疑念も。

また2018年当時に戻されたような気持ちでした。

それでも、例え哀しい思いをするとしてもライブには行きたいと思いました。

その後梶浦さんのファンクラブ会員に向けたラジオでの言葉、Kalafinaのメンバーの出したメッセージなどを見聞きしてからは、このライブを最高に楽しみたいと思っています。

皆が望む形での復活ではなかったかもしれません。僕だって、全てが元通りだったら良かったと思います。

M氏が監督してたり梶浦さんの言葉がパンフレットに載ってたり、バンドメンバーも以前と同じで…そんな形だったら…。

それでも、そうじゃなくてもKalafinaの3人がまた3人でライブをやって一緒に歌おうと思ってくれたという事実はこれ以上なく嬉しいです。

どんなものも変わりゆくものですし、終わりもあるものです。

本当に「何でも願いが叶うなら?」と聞かれたらまたKalafinaのライブを…と願うって思うぐらい願っていました。

このライブのあとも別のプロデューサーがついて活動していくのか、一夜限りの復活なのか、なども現時点ではわかりません。

後者の方が良いな、と願ってしまう自分もいます。やっぱカジウラーなんですよね僕は。何ならそこでハッキリと“解散”を発表してくれたらスッキリするかもしれません。

別の形で活動するとしたら自分はどうしていくのか…?それでもライブ行き続けるのかな?

今日Kalafinaの3人が出演したラジオでも梶浦さんの名前が不自然なぐらい出なかったりなんだかなーって思ったりもしましたが!

それでも復活が発表されてから初めてKalafina3人が一緒に喋ってるの聴いて、全然変わってなくて、それだけで泣きそうになっちゃいましたよ僕は。これで生でライブで歌を聴いたらどうなっちゃうのよって。

今後どうなるか考えたってわかりませんが、最後かもしれないと思って全てを楽しみたいと思います。

あれから7年。

未だにコンビニで“フィナンシェ”を見るとKalafinaを連想してしまう

餃子を食べるときは餃子好きなWakanaさんを思い出す

富山と聞くとあ〜Hikaruさんの県ねって思っちゃう

ジムで「また稽古つけてください」って言われると(Keiko!?)ってなっちゃう

そんな日々を過ごしてきました。

どうか2025年1月15日、Kalafinaの3人含め会場にいる人達が皆、そこにいられたことを幸せに思えるライブでありますようにと、ただそれだけを願って…

あと俺のチケットが前から10列以内で真ん中辺りのブロックであることも願って…

アレルヤ。

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