FXは2択なのになぜ9割が負けるのか?
FXは、上がったり、下がったり…つまり2択のような考え方を持っている人がほとんどではないでしょうか?
簡単に言えばその通りですが、話はもっと複雑です。
そもそも、参戦する段階では相場がどっちに動くかなんて分からないはずなんです。
恐らく、多くのトレーダーがテクニカル分析なんかで根拠を持たせますが、それをしたところで必ず予測出来るわけもありません。結局それを見ても売り買いを決めるのはトレーダーなのであって、
つまるところ、誰しも売り買いの根拠は「直感」なんです。
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その上で、実際に相場に参戦したとしましょう。
必ずどちらかには動く訳で、どこで決済するかで損益が決まります。
注目したいのが、「どこで決済するか」というところで、これもトレーダーの「直感」で決まるものです。
そして、ここでの損益は問題ではないのです。問題はその先です。
「決済後の相場をどう見るか」
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例えば、利益が出ている状態で決済したとします。
その後相場がさらに利益を伸ばす方向に動いたら、「もう少し待てば良かった」、反対方向に動いたなら「ここで利確しておいて良かった」と考えるでしょう。
逆に、泣く泣く損切りをしたとしても同様に、
その後相場が逆転すれば「もう少し待てばよかった」、損失の方向に動いたなら「ここで損切りしておいてよかった」。
上記の4つのパターンが、次の参加時に影響を与えることは言うまでもないでしょう。
特に、人は「後悔の方」を覚えています。
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文頭で「上がったり、下がったり…つまりは2択のような考え方でしょうか?」と書きましたが、相場は常に動くものなので、上がったり下がったりが重要なのではなく、「エントリーから決済までの選択」が重要なのです。
エントリーから決済までは、
・エントリーするしない
・利確損切りするしない
の、大きく2つタイミングで選択肢があります。
この2つのタイミングで行われる選択は、それまでの「経験(4つのパターン)」と「目の前の利益もしくは損失」からくる葛藤で、どちらであっても精神的に不安定になります。
・含み益がある時
「あともう少し利益が出たら」
「今下がったけど、あと少し上がると思う」
・含み損がある時
「もう少しで反転する」
「ここでナンピンしたら、少しの反転で利益が出る」
みたいな、希望的観測(後悔)でしか相場を見れなくなります。そうなると当然、元々直感頼りのトレーダーの多くは冷静な判断が出来なくなります。
その際、人はどのような選択をするか。
「FXは9割負ける」という言葉から考えてみて下さい。
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あと、「FXは結局2択」みたいな考え方を持つ人がいるので、簡単に確率的な話をすると、
FXを上がる下がるだけで見るなら2通りです。
ですが、実際はエントリーと決済の選択の連続なので、それぞれするしないの「2×2通り」です。
(正確には「決済をしない」という選択の後には、再び選択肢が現れるので、もっと複雑になります。)
ですが、これまで述べたように、選択とその後の相場がその後の選択(メンタル)に影響があると考えるなら、それらは「樹木図」のように広がっていきます。
つまるところ、FXは「2択ではなく2択の連続」なのです。
そして、その選択肢は直感とメンタルにより、どちらを選ぶかある程度決まってしまっています。
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まあ、信じられないならやってみた方がいいと思います。大体ビギナーズラックで味を占めた人が転落していくので、ご注意ください。