ネットが繋がらないときにすると尊敬される作業を紹介します
ネットワーク管理者として、「ネットにつながらない」と呼ばれたらまずWinキー+Rを打って「cmd」と打ってDOS窓を開きます。
そして「ipconfig /all」と打ちます。
こういうのが出てこなければ、そもそも「LANにつながっていない」のでLANケーブルが正しく刺さっているか確認します。LANやHUBのLEDが点灯しているか確認するのも良いですね。
まずそのパソコンのIPアドレスが何なのか調べます。
「IPv4アドレス」。上を見ると192.168.11.4ですね。
同じHUBに刺さっている別のPCがあればそこでも同じようにしてそのPCのIPアドレスを調べてそれが「192.168.11.5」であれば
「ping 192.168.11.5」と打ちます。それで応答があればHUBまではつながっています。
それで応答がなければPCとHUBの間の接続を疑いましょう。
これはサブネット内での通信が出来るかどうかの確認です。
IPアドレスには「直接通信出来る(サブネット内)」と「ゲートウェイ経由で無いと通信出来ない(サブネット外)」というのがあるのです。
それを見分けるためには「サブネットマスク」の知識が必要です。
簡単に説明してみますね。 学校のクラスを考えてみてください。 クラスにいる人とは直接話すことができます。 別なクラスの人と話す時は教室のドアを出て他のクラスに行かないといけません。 この「同じクラスか別なクラスか?」を見分けるのが「サブネットマスク」です。 IPアドレスは名札だと思ってください。
名札には「何年何組の誰々」という情報が書いてあります。 サブネットマスクの役割は「何年何組の誰々」を「何年何組」だけにします。 マスクはマスキングテープと同じく「隠す」という意味です。 そうするとそれを見れば自分と同じクラスで直接話せばいいのか、 教室を出て別なクラスに行かないといけないのかがわかります。 簡単にいうとそういうことです。
サブネットという同じ教室内だと直接通信できますが、別の教室の人と話す時は一度教室のドアから外にでて別な教室(別なサブネット)に行かないといけません。 同じ教室内にいるのか別な教室なのか見分けるために使うのが「サブネットマスク」です。
(ファイヤーウォールが有効だとpingを返さないこともあるのでその時は両方のPCのファイアウォールを切って試します)
応答がある場合は
上に書いてある「デフォルトゲートウェイ」にpingを打ちましょう。
デフォルトゲートウェイはサブネットの出口です。サブネットはデフォルトゲートウェイ経由で他のサブネットとつながります。
応答がなければデフォルトゲートウェイからPCまでの間に問題があるか、デフォルトゲートウェイのIPアドレスを間違っています。他のネットにつながるPCを見て同じIPアドレスにします。
デフォルトゲートウェイまでpingが届くのにネットにつながらないのであれば
上に書いてある「DNSサーバー」にpingを打ちましょう。それはデフォルトゲートウェイより外にあります。
DNSサーバーというのは「yahoo.co.jp」みたいにわかりやすい名前(ドメイン名)を伝えると「それはね」とそのドメイン名のIPアドレス(182.22.16.123)を教えてくれるサーバーです。DNS(Domain Name System)です。
DNSサーバーにpingが届くのにネットにつながらないのなら
「tracert yahoo.co.jp」と打ちましょう。
yahoo.co.jpを「182.22.16.123(これは色々な値に変わる)」とIPアドレスに変換できないのであれば、
「DNSサーバーのIPアドレス」が間違っています
他のネットにつながるPCの設定を見てそれと同じIPアドレスを設定しましょう。
だいたいこれでつながるはずです。
(これでもネットが見えない場合はhttpプロキシーサーバーの設定がいるのかも知れません。他のPCの設定に合わせましょう)
後はそのパソコンをネットから外した状態で別なパソコンからpingを打ってみます。
「ping 192.168.11.4」
それで応答があるようであれば、そのIPアドレスは既に使われており、同じIPアドレスを設定したので「競合」しているのが原因です。別なIPアドレスを使用しましょう。
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