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日本生まれのカトラリー
少し前、上写真の姫フォークをお店でご紹介したときに、これが日本生まれのカトラリーだと知りました。「くろもじ(和菓子を食べるときに使う小さなナイフのようなヘラ)」とフォークの間のような姫フォーク。小さいの意味で「姫」をつけたそうですね。日本人の感性と、水菓子(果物)専用のものを作っちゃう感性、大好きです。
今日、「苺スプーン」も日本生まれだと知りました
昭和では当たり前でしたが、イマドキ 苺をミルクの中で潰して食べるってアリなのかな??白いミルクに苺の果汁が混ざって、ピンクになるの、可愛いんですよね♪
ついでに知ったのですが、昭和の給食でよく使われたスプーン。私もキナコパンにこのスプーンを突き刺して食べてました 笑。今考えるとお行儀がよくありませんが、手がベトベトにならず便利だったものですから~。
これも日本生まれなのだとか。先割れスプーンと覚えていたのですが、「メロンスプーン」として生まれたものなのですね!知らなかった~。別バージョンの先割れスプーン。先が三本に割れているのは、カツカレースプーンと言うみたいです。
まだまだありましたっ!みつ豆を食べやすくすくえるよう、お匙の部分が小さく丸くなってるもの、お匙の上部が一箇所花びらのようになっている薄いスプーンは、お魚にソースをかけやすくするようにと日本で考え出されたスプーンだそうです。
スプーンやフォークって西洋のものだと思っていましたが、日本風に変化しているんですね。そして、カトラリーが使われるようになったのは、近代のこと、と思っていたのですが、「枕草子」にスプーンが載っていることも知りました。小さな音を聞く楽しみ、として「御膳まゐるほどにや、箸・匙など取りまぜて鳴りたる、おかし」だそうです 笑 金属のスプーンだったのか木のお匙だったのかはわかりませんが、食器にスプーンが当たる音が可愛いってこと、ですよね(古文なんて何十年も勉強していないので、あってるのかしら?!)まぁ、木のお玉などは日本昔ばなしでおばあさんが囲炉裏にかかる鍋を混ぜていそうですから、スプーンというかお匙が近代日本のずっと前に使われていても不思議はないのかもしれませんね。
カトラリーから枕草子まで、本日も大変勉強になりました♪
少し懐かしい生活雑貨の店 淡竹89 https://hachiku89.net/