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川崎競輪「GIII 桜花賞・海老澤清杯」~決勝回顧~
みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。
1月18日から川崎競輪場で行われてきた
「GIII 桜花賞・海老澤清杯」。
21日は決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。
決勝ふりかえり~ライン分断も冷静に~
決勝 結果成績
1着 ②郡司浩平(神奈川) [差し]
2着 ⑤清水裕友(山口) [マーク]
3着 ①松浦悠士(広島)
スタート直後、前の位置になったのは中国コンビでしたが、
残り2周で南関東ラインが先行勝負へ。
深谷知広選手(静岡)の力強いダッシュに清水裕友選手は
ライン3番手で粘る分断作戦を敢行。
清水選手は最終周回バックストレッチで
松谷秀幸選手(神奈川)を競り落とすも、
郡司浩平選手を差しきるまでには至らず。
中国コンビの分断作戦をなんとかしのいだ郡司浩平選手が、
「桜花賞・海老澤清杯」4連覇となる1着ゴール!
清水裕友選手が2着に入り、3着には松浦悠士選手が入りました。
『相手も簡単に勝たせてくれないから難しくなる。』
初手はイチかバチかの前受けでした。一気に行かないとって感じでした。その後は3番手の併走も分かったし、深谷(知広)さんもペースで駆けてくれたのでしょう。1センターで松谷(秀幸)さんが遅れたのも分かったし、早めに出ても清水(裕友)か松浦(悠士)が来ると思ったし、深谷さんもカカっていたから目いっぱい引き付けました。そこからは自分が取れると思ったところから踏みました。深谷さんのおかげで距離的にも短くなったしありがたかったです。
(ライン5車の決勝だったが)たくさん勝ち上がるのはうれしい反面、相手も簡単に勝たせてくれないから難しくなる。その辺を考えさせられました。それでも1年9か月ぶりの地元記念だったし、ファンの皆さんの声援も久しぶりだったのでいい感じで走ることができました。
/ 決勝1〜3着レース後コメント』より引用
多くの南関東地区の選手が勝ちあがったことで
決勝では5車ラインを形成できましたが、
相手も必死に地元ラインを打ち負かそうとくるので
今回は郡司選手にとって理想どおりのレースができなかったかと思います。
それでも、深谷知広選手の強力先行に助けられて
地元GIIIを4連覇・通算5度目の優勝を決めることができました。
現状は深谷選手が前で郡司選手が番手というライン構成が多いですが、
郡司選手が前で積極的な走りをしてくるようになると、
清水選手・松浦選手の中国ゴールデンコンビのように
ライン戦術の幅が広がってくると思います。
深谷選手の先行勝負の一辺倒にならず、
郡司選手の位置取りのうまさからの まくり も
戦い方のひとつに加われば、
南関東ラインがさらに盛りあがってくると思います。
今後のグレードレース戦線における
郡司・深谷コンビの「立ち位置」にも注目ですね。
『ハコまで行きたかった』清水裕友
2着 清水裕友
スピードが合った所で勝負と思っていましたが、深谷さんの勢いが良くて3番手でしたね。でも、できればハコまで行きたかった。地元には悪かったけど、下げたら7番手になるし勝ちに行くなら勝負するしかなかったです。
松浦悠士選手がスタートで前の位置をとってくれたおかげで、
清水裕友選手は深谷選手のカマシにあわせてスピードをあげて
南関東ラインの分断作戦を選択することができました。
理想としては郡司選手の位置で粘って競り落としたかったですが、
深谷選手のスピードがよく、松谷秀幸選手の位置でしか
勝負することができませんでした。
それでも南関東ラインを分断することに成功したうえで
清水選手が2着・松浦選手が3着になれたので、
「最低限の結果」は残せたかと思います。
次回GIIIはいわき平「いわき金杯争奪戦」!
次回のGIIIレースは1月25日~28日に
福島のいわき平競輪場で「いわき金杯争奪戦」が開催。
官公庁とおなじく4月が年度の区切りになっている競輪界。
GIレースがある競輪場では「記念競輪」と呼ばれる
GIIIレースは開催されないことになっています。
昨年度(2022年度)までは何かしらのGIレースが行われていた
いわき平競輪ですが、今年度はGI開催がないので、
久々にGIIIレースが開催されます。
「空中バンク」でのアツい走りに期待したいですね。