エドワード・ゴーリー作 「うろんな客」
コンバースのような靴をはいた謎の生物が表紙の絵本。エドワード・ゴーリー作 「うろんな客」。うろん、というのは「怪しい、うさんくさい」というような意味だそうで、本作を一言でまとめると「知らない客がいつのまにか家族になっていた話」。以下うろんな客のことを客と略します。
登場人物は客である変な生き物以外は皆人間。ちょっと陰気な雰囲気漂う普通の一家です。ある日とつぜん来た客は、家にかけ込むと鼻先を壁につけたまま直立不動の体勢に。一家は突然降りかかった不条理に抗議しますが、客には馬耳