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noteメンバーシップ、始めました

オーケー、いますぐ登録するからURLを教えてくれ!なんて言ってくれる奇特で有り難い方は、こちらからどうぞ。

さて、少し前にこんな記事を書きました。

「SNS群雄割拠時代においても、不特定多数ではなく特定少数に暮らしの話をした方が健やかに過ごせるかもよ」という話をしているのですが、このnoteでは、少しだけ余談めいたことを書こうと思います。

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あなたはnoteを書くとき「誰かに読まれたい」という気持ち、どのくらいありますか?わたしはとってもあります。

ここ数年で承認欲求めいたものはすっかりこそげ落ちましたが、とはいえ人のいる場で何かを言葉にすることそのものから気持ちが遠のいたわけではありませんでした。

「誰かに承認されなくても書きたい」という欲求と「他者の目線があった方が良いものが書ける」という実感は両立します。

その先に肯定があろうが批判があろうが(もちろん肯定された方が嬉しいけれど)、自分以外の誰かに読まれるというのはそれだけで大切な役割を果たしてくれます。「誰かが読むかもしれない可能性」がいつでも脳裏によぎっていたから、書くことが上手くなることはあっても下手になることはなかった、とも言えるでしょう。

ただ、その「誰かが読むかもしない」という可能性における「誰か」は誰でも良いわけではありません。ここで先ほどの「特定少数」の話が再び出てきます。文章を書くとき、想定する読者があまりにも多くかつ知らない人すぎると、全く筆が進まないのです。

なので、一時期まったくnoteが書けない時期がありました。名前も顔も知らない誰か、その影だけがやたらと脳裏にちらつくのです。もしもそうした匿名性の高い方が読者になったとして、わたしは良いものを作れない気がすると思っていました。

ですがこうした時期でも、インターネット上の架空のシェアハウスだけでは、文章を書き続けることができました。このシェアハウスは友人と運営しているもので、多くても住人は15人までと決めています。

メンバーの入れ替わりがまばらであることに加え、秘密保持のルールも相まって、皆がそれぞれ自分のペースで自分の話したいことだけを話し、ときに交流する場所になりました。

住人の皆さんに健やかな気持ちで言葉を紡いでほしい、という気持ちから立ち上げた空間でしたが、それは場所の主であるわたしにも良い影響をもたらしてくれました。シェアハウスが特定少数のみが集まる場所となったことで、文章を書くことを促してくれたのです。

ここに「毎月月末にはエッセイを1本書いて、封筒に入れて住人の皆さんのところへ送る」という取り組みを足したことで、ひと月に一本は必ずまとまった文章を書くことになりました。

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一つ興味深いことがあります。シェアハウスでいざ書き上がった文章を眺めてみても、特に外に出しても差し障りのないようなことしか書いていないのです。

つまり、大切なのは「最初の一文字目に取り掛かる時点で、特定少数の読者だけが頭に浮かぶ状況」だったのであり、すでにnoteで読まれる準備はできていたのでした。

何よりも、このメンバーシップで新たに出会う方の中から、今後長らくインターネットの世界で繋がっていく人が現れるかもしれない。それはとても豊かで新鮮なことのように感じました。

ならば、シェアハウスの中でぽつぽつと執筆し、出来上がった文章をメンバーシップというかたちで公開しても良いかもしれない、と思い、今回の開設に至ります。

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メンバーシップの中には、主に三つのコンテンツがあります。

・コーチからの問い
・暮らしにまつわるエッセイ
・日々を健やかに生きるためのtips

それぞれの詳細は各マガジンの説明をご覧いただければと思います。

コンテンツはいずれも、調子が良いときでも少し落ち込んでいるときでも、いつでも読めるような内容であることを大切にしています。かくいうわたし自身が、かつてダウナーな気分だったときにそうした文章にいたく助けられた過去があったからです。

皆さんの健やかな暮らし、そのささやかなエッセンスの一滴にならんことを願いながら、ひっそりと開設するメンバーシップです。登録をゆったりとお待ちしています。

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