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どうしようもなく、まとまらない私達
この間、田原カフェ、というイベントに行ってきた。
昨日は第三回の「田原カフェ」を開催しました!
— 喫茶 ぷらんたん (@purantan_waseda) April 23, 2022
「人と出会うこと、つながること」をテーマに、田原総一朗さんとゲストの鈴木なりささん @oonekonarisa 、15名の参加者さんと対話しました。
たくさんのご参加、ありがとうございます。
次回もお楽しみに!
Photo by Aoi Higuti, Yukimitu Hasegawa pic.twitter.com/zJ0gzGznkP
ツイートに記載のとおり、ジャーナリストの田原さんを招いたイベントだから、田原カフェ。今回で3回目の開催らしい。
田原さんの対談相手として、尊敬する友人であり、カフェオーナーのなりさちゃんが参加していたのもあり、参加してみた。
実はナマ田原さんにお会いしたのは初めてなのだけれど、サイコーにぶっ飛んだ方だった。
なんというか、わたしたちの「空気を読む」やり方の、対岸も対岸みたいな場所にいたのだ。
質問されたことに答えない。学生の意見に、テーブルをバンと叩き「違う!!!」と叫ぶ。興味の無いことには、本当に興味を示さない。
それでいて無礼な感じがあんまり無いのは、ただの年の功ではないと思う。
つつがなく進行するモデレーターや、当たり障りのない意見を口にする参加者。誰も傷つかない、心地よい環境。いわゆる「秩序」。
そして、その対極としての「カオス」。
まさに田原さんのいる場所は、混沌そのものだった。混じり沌がる(ふさがる)と書いて混沌、とはよく言ったものだ。いろんなものが入り交じって、ぜーんぜんサラサラ流れない。あっちへ行ったりこっちへ戻ったりする。
そういう場で、脳みそをつつがなく回転させたり、それらしいことを口にしたりするだけでは、大抵どうにもならない。一つになりえないことを、一旦認めてみるしかないんだと思う。
でも、この「どうしようもないまとまりのなさ」こそ、本来あらゆる議論の「はじまりの場所」だったんじゃないかしらん。
まるで「朝まで生テレビ」のような様相が目の前で繰り広げられるのを見て、不謹慎にもニヤついてしまう私がいた。
「いいカオスだったなあ」
イベント終了後、混沌の余韻を楽しみながら、しみじみと家路を辿った。
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