#5 自分のためにひと手間加える
最近は一人で過ごす時間が長いため、「ていねいで少し面倒な」生活を心がけるようになった。
今日の洋服はどれにしよう?とか、栄養バランスのために料理を1品追加してみよう!とか。
とても些細な事だけど、単純なほどご機嫌が良くなる。
家族のためなら動けても、自分のために自分が頑張るってもう出来ないと思っていた。
ご飯だって白米と納豆があれば良いし、洋服だって何年も着古したクタッとしたシャツが着心地良かったりして・・・。考えなくても染みついた習慣のおかげで自分にとって楽な方法を知っているからだ。
でも妊娠してからその考えを改めるようになった。
出産はどんなに医療が発達した現代でも何が起こるかわからない。
私は初出産だが高齢妊婦であり、肥満妊婦でもある。
リスクがあるからこそ少し前までは、
「私はどうなっても良いから、赤ちゃんさえ無事でいてくれれば・・・。」と考えていた。でも今は違う。
「母子共に無事に出産を終えて、私は命をかけてこの子を守っていくんだ!」と思うようになった。
そうなると自分に対しての考え方が色々変わってくる。
自分を大切にしないと赤ちゃんを大切に出来ない気がしてきたのだ。
白米と納豆だけで満足していた食事も、料理を1品2品増やせば自分の栄養となり、赤ちゃんの栄養となる。
着古した着心地いい部屋着も、デザイン性のある色彩豊かなワンピースを着れば気分も上がるし、外へ積極的にお散歩に行きたくなり、適度な運動も可能となる。
自分を大切にする事がゆくゆくは赤ちゃんや家族を大切にする事へつながるのだと感じる事が出来た。
自分を大切にする事を意識してから少しずつ変化もあった。自分の心に対して素直になる事が出来てきたのだ。
今までは興味湧くものでも、(私なんかきっとできないし)と諦めていた。でも最近は(今の私なら時間があるし、まずやってみようか!)とフットワーク軽めに動き出すことが出来たりする。
自分が何をしたいのか、心の問いかけに耳を澄ませる事は大事だと思う。
案外自分が自分を一番知らない気がする。
他人の長所や短所や特技を言う事は出来るけど、自分の事になると不思議と何もわからなくなる。
一番大切なのは自分であると意識する事。自分を大切にできるからこそ、身の回りの家族や友人たちに思いやりを持ち大切にする事が出来る。
そのために今日もひと手間を加えて、自分のご機嫌取りをしていく。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)/
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