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ときどき、考えたことや面白いと思ったことを書きます。 もし気に入っていただけた記事があれば、スキ、コメント等ご自由にどうぞ。

最近の記事

「子猫物語」にみるムツゴロウさんの動物観

先日、ムツゴロウさんこと畑正憲さんが逝去されました。 4月17日の米寿を目前にした4月5日のことでした。 ムツゴロウさんといえば、動物番組の主演を長年務め、また北海道に本拠を置き四六時中を動物に囲まれた人生を送った人です。 その動物愛は、一般の動物好きとは一線を画していました。 私自身もムツゴロウさんの番組を見て、その姿に圧倒されたものです。 さて、ムツゴロウさんは生前、といっても40年近く前ですが「子猫物語」という映画を撮ったことがあります。 これは子猫のチャトランが、パ

    • 「何のために勉強するのか分からない」という疑問に対する私なりの回答

       標題のような疑問、多くの人が抱いたこと、あるいは聞かれたことがあると思います。私自身、学生の頃はこういう疑問を持ったことも一度や二度ではありません。私は音痴だったので音楽が嫌でしたし、体育で数週間ごとに色々な競技をコロコロとやらされることも疑問でした。例えば、走り高跳びなんて一生やらないじゃん(選手の方、趣味にしている方、スミマセン…)と思ってました。  ですが、現在は 「なぜ学校では、あんな自分とは関係なさそうなことを勉強させられたのだろうか?」 という疑問に対する一つ

      • どうしてネットでは匿名が好まれるのか、という話し

         インターネットがアングラな雰囲気をもっていた時代から、多くの人が関心を寄せる社会インフラ的に扱われる時代になりました。その過程で、「ネットの悪い面」にも目が向けられ、時にはその主因に「匿名性」が挙げられることがあります。  この記事では、「なぜネットユーザーは匿名を好むのか」を書きたいと思っています。以下、一応ネット実名化の是非について書きますが、本題は後半です。  ネットを強制的に実名化すれば、誹謗中傷や犯罪行為の予防につながるのかどうか。私は「予防にはなるかもしれな

        • 「中国語の部屋」は作れない説

           本文章では、哲学者ジョン・サールが提起した思考実験「中国語の部屋」について、実は「中国語の部屋」なるものは不可能なのではないかという一考察です。  これは一応、私自身の考えですが同様の議論はなされているのではないか、とは思います。幸いにもご存じの方がお読みくださっている場合はご教示いただければと存じます。  まず、「中国語の部屋」とは何かを紹介します。上述した通り、これはジョン・サールの論文中に発表された思考実験です。  サールは、次のような状況を想定しました。 ①中国語

        「子猫物語」にみるムツゴロウさんの動物観

          「今となっては良い思い出」について

          よく、「今となっては良い思い出」という言葉が聞かれます。 しかし、時間が経っただけでどうして「嫌なこと」が「良い思い出」に変わってしまうのでしょうか? このノートでは、ちょっとした考察のようなものを書いてみます。 まずは自分自身の具体例から。 私は、小学生のころに二回、中学生の時に一回、特定の人間から嫌がらせを受けたことがあります(細かいのは省いてですが)。 イジメと言ってもいいかも知れません(もっと深刻なイジメ≒犯罪に遭った人にとっては大したことないと思われるでしょうが)

          「今となっては良い思い出」について

          お絵かきAIとアートの偶然性

          昨今話題のお絵描きAI、百家争鳴の論議を呼び起こしているようです。 この記事は、そんなお絵描きAIについて、AIにもアートにも別に詳しくない素人が思ったことを書いていきます。 まず、お絵描きAIとはどんなものか。 ざっくりいえば、人間がお題や希望をキーワードとして入力すると、AIがそれっぽい絵を出力する、というものです。 そのそれっぽさが急激にレベルアップしたので注目されているわけですね。 とはいえ、何年か前には既にレンブラントの”新作”を描いたAIがニュースになってたはず

          お絵かきAIとアートの偶然性

          ドラえもんはのび太の成長をジャマしてる?

          このノートでは、「ドラえもんはのび太を甘やかしていて、のび太の自立心が育っていない」といった類いの批評にたいして、ドラえもん歴20年くらいの私が反論を書いてみたいと思います。 さて、タイトルのような疑問は結構な方が抱いたことがあるのではないでしょうか? 日本人だとあまりないかもしれませんが、アメリカ等では一般的な感想のようです。 長年アメリカでは「ドラえもんを観ると子供の自立心に悪影響がある」との主張があり、それゆえアニメの全国的な放映につながらなかったという話は結構有名で

          ドラえもんはのび太の成長をジャマしてる?

          血液型あれこれ

          ※このノートは私が見聞したことに基づいて書いてはいますが、明確な文献を示すことはしていません。あくまで参考程度、または詳しいことを調べる足がかりにされることを推奨いたします。 この文章では、血液型についてあれこれ雑多に書いていきたいと思います。 早速、本題に入ります。 まずは血液型とはなんぞやという話です。 とりあえずwikipediaの定義を見てみると、 『広義の血液型とは、血液にみられる遺伝形質の個体差によって、さまざまに区別される遺伝的多型、あるいはその分類様式をい

          血液型あれこれ

          道民VS黒いG -我が戦いの軌跡-

          唐突だが、私は道民=北海道出身だ。 で、本州以南の人によく聞かれるのが「北海道ってG(真名は書きたくない)出ないんでしょ」である。 そして、「道民はG見たことないから怖くないってホント?」のコンボが来る。 だが、そうでもない、どころか真逆の人間もいますよという話し。 私は幼少期を超えたくらいから、虫に嫌悪感を抱くようになっていった。理由はよくわからない。カブトムシやクワガタのオス(大きな角がある虫)はカッコイイという先入観があったためか、つかむことができた。しかし、それ以外

          道民VS黒いG -我が戦いの軌跡-