ワンマンライブ「Charlotte」を終えて
ワンマンライブ「Charlotte」を終えて
大久保駅は色んな人がいる、若い人から年配の方、色んな人種の人色々な目的の人が都道433号を行き交っている。すれ違う人がお互いを全く気にしておらず今後一生すれ違うことがないかもしれないそんな空間が広がっている。たくさんの物販を折りたたみ式のカートに積み、俺は人とぶつからないようにゆっくりとライブハウスに向かった。
大久保HOTSHOTの小山田さん(ブッキング、PAをやっているメンバーの大学の先輩)の初対面の印象は最悪だった。下北沢BASEMENT BARのライブに現れて、先輩風を吹かして説教に近い助言のようなことをしてきた。俺は最初この人なんなんだ!と思っていた。それでもライブに誘ってもらったので大久保HOTSHOTに出た。じっくり話してみたら、熱量が高く真っ直ぐな人間であるがゆえの説教だったんだなと後でわかってきて、気づいたら小山田さんのことが大好きになっていた。Sleep Insideが大久保HOTSHOTで箱練習させてもらった次の日、大久保HOTSHOTのバイトの子が二人くらい同時に体調不良で休むことがわかり、俺は急遽やったことのないライブハウスのヘルプ(照明)に入った。俺はその日練習後も残って照明の練習をした。初めてライブハウスで働いたのだ。それから何回か照明、エントランス、ドリンク、とPA以外のことは一通り手伝った。小山田さんと飲みにいってなんかすごく喧嘩したこともあった、すごく楽しかった。俺は気づくと大久保HOTSHOT、HOTSHOTで働いている人たちが大好きになっていた。俺は下北沢も好きだけど、大久保HOTSHOTがあるから大久保自体も好きになっていた。去年の9月SleepInside初の自主企画を行った、その時もかなりたくさんの人が来てくれて喜んでいた。ステージから見えるお客さんの顔が幸せそうに見えてなんかよかった。いつかここでワンマンをやりたいなと思った、みんながSleepInsideだけを見にきたら最高だろうなと。
高校時代俺が初めて組んだバンドのことを思い出していた。ギターを俺に教えてくれた友人はSleepInsideでも最初ギターを弾いてくれていた。徐々に俺の音楽的自我が大きくなってきてここはもっとこうしたいとか、演奏中はこうしてほしいという希望が大きくなっていき最終的には抜けてもらうことになってしまった。彼が抜けてから一年以上経ち、彼も曲を作り続けていて俺は少し安心した。ライブ中のMCで彼について話したり、俺がNUMBER GIRLを彼に教えてもらったことなどを語った。ライブに彼がきてくれていたので少し話をした、今度今作っている曲とか聞いてよと言ってくれたので今度家に遊びにいって聞かせてもらおうと思う。高校生の頃はよく作った曲を聞かしてもらったり、俺の作った曲を聞いてもらったな。俺だいぶミックスが上手くなったなと思った、俺のあん時の曲のミックスやばかったぜ。
たくさんの曲を演奏した、主に「SleepInside」と「Ctrl+C &Ctrl+V」の曲を演奏した。俺が言いたいこと俺が感じている感覚、俺の好きな景色などが詰まっていることを改めて実感した。歌いながら俺はあん時こう思っていたなとか、あん時は悔しかったなとか色々なことが曲にこもっていた。みんなはどんなことを思ったかな。
そういえば、ホルガの前の曲あたりで5弦が切れてめっちゃ笑った。5弦って切れんのかよーと思った。なんかホルガピンボーカルでいける気がしてギター置いてマイク持ってフロアに向かって飛び込んでた。八月のニュースのライブでマイク持って歌っていたこととか思い出してた(ミルクマールが八月のニュースでライブ呼んでくれてなかったら多分ピンボーカルでできなかったと思う、りゅうきくんありがとう)。あとあれだなベック最近見たばっかでモンゴリアンチョップスクワッドの千葉みたいな気持ちで踊ってた。なんかすげー気持ちよかったな。
最後まで全然疲れを感じなくて、あっという間にライブ終わっちゃったな。いつもあっという間でもっと演奏したいなって思っているんだけどワンマンやったらもうちょい長く感じるかなと思ったけど、どんどん曲が終わっていってしまってもっと演奏したいなと思っていた。