#28 GTMで正しく計測する方法(分析するための事前準備)【項目:広告収入最適化】
ハチドリ(Twitter@7SEO2)です。「1から体系的に学べるブログ収益方法」28回目の記事になります。
ブログの広告収入を最適化するためには改善が必要です。一般的に言われている方法があなたのブログにとってのベストではない可能性があります。現状を分析し、対策を考えることが大切です。
計測があってはじめて改善に進めます。第27回でABテストをご紹介しました。何を計測したらいいかはイメージできたと思います。
次はどうやって計測するか、その方法をお話していきます。
この記事を読んでほしい方
・計測の仕方を知りたい
・イベントトラッキングを設定したい
ブログを計測していますか?
物事を改善するためには正しく計測する必要があります。現状を知らなければ対策を打つこともできません。PDCAのうちのCheckですね。CheckができてはじめてActionにつながります。
ブログにおいては多くの方がGoogleアナリティクスを使用していると思われます。無料で使用できていろいろなデータを測定し、レポートとして表示してくれます。ページビューや直帰率などの基本的な指標は、Googleアナリティクスを導入しただけで後は勝手に収集してくれます。
ただ第27回でお話したABテストのようなアフィリエイトのボタンを押したかどうかは通常のGoogleアナリティクスでは測定できません。自分でイベントトラッキングを設定する必要があります。
クリックを計測するならイベントトラッキング!
イベントトラッキングとは、通常のGoogleアナリティクスでは計測できないユーザー行動を計測するための方法です。
例えば以下のようなユーザー行動を計測できます。
・外部サイトへのリンクのクリック
・PDFなどのファイルのダウンロード
・電話ボタン、リンクのクリック
・ユーザーがスクロールした量
ページ遷移を伴わないアクションを計測することが可能です。
イベントトラッキングを設定するには?
イベントラッキングを設定する方法はいくつかあります。Googleアナリティクスを使って外部サイトへのリンクをイベントトラッキングする方法を説明します。
例えば下記のような外部サイトへのリンクがあるとします。
<a href="https://example.com/">外部サイト</a>
イベントラッキングを計測するためには下記にようにコードを追加します。
<a href="https://example.com/" onclick="ga('send', 'event', 'external', 'click', 'Amazon');">外部サイト</a>
onclickはリンクがクリックされたらイベントを計測する、ということを意味します。
自分で設定するのはカテゴリ、アクション、ラベルの3つです。カテゴリとアクションは必須ですが、ラベルは任意です。
onclick="ga('send', 'event', 'カテゴリ', 'アクション', 'ラベル', true);"
ルールを決めよう
カテゴリ、アクション、ラベルはどのように指定するか決まりはありません。後でレポートを見た際に、自分で分かりやすいようにルールを決めて設定しておくのがおすすめです。
以下にカテゴリ、アクション、ラベルの指定例を挙げます。ご参考ください。
カテゴリ:イベントの対象(リンク、PDF・・・etc)
アクション:ユーザーの行動(クリック、ダウンロード・・・etc)
ラベル:イベントの名前(商品名、遷移先のURL・・・etc)
GAでイベントを確認するには?
イベントはGoogleアナリティクスの「行動 >イベント >概要」で確認できます。
イベントのカテゴリを選択すると、そのカテゴリのアクションやラベルを確認することができます。
他には、リアルタイムレポートでもイベントを確認することができます。
有料記事の内容
第26回で物販アフィリエイトを自動化する仕組みをご紹介し、第27回でABテストの方法を解説しました。
ABテストで計測するために設定するイベントトラッキングの使い方を、第26回でご紹介した自動化プログラムを例に説明しています。
有料記事では、実際にCVボタンの背景色を4つの色でテストし、それぞれのインプレッション(スクロールされてそのエリアがどのくらい閲覧されたか)とクリック数をイベントトラッキングする方法をGoogle Tag Managerを使って解説していきます。
実際の例を参考にご自身のブログにご活用ください。
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