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アメリカでの転職活動とビザ
アメリカで外国人の就労にはビザが必要。
アメリカにおける就労ビザの取得は
難易度が高いという噂があるが本当か?
最も有名な就労ビザがH1-Bビザ。
これがいわゆる難易度が高いビザで
噂を広めている原因。
アメリカには世界中から多くの人が
就労目的でやってくる。
H1-Bではこれらの外国人と競争する必要がある。
年間の発行数や申請開始時期も決められていて
発行上限を超える申請があった場合には抽選から開始。
実力+運が必要で、あふれた場合には
再申請まで1年待つ必要がある。
かなり長期に渡ってH1-B申請者の「Job Title」
トッピランキングは圧倒的にIT系が占めている。
もちろんIT系以外の分野での申請も可能だが
IT人材を採用したい巨大Tech企業が大量に申請している。
これとは別に現地採用で日系企業に転職する日本人には
難易度の低いビザがある。E-2ビザだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1664144054726-Pj95f8qoEk.jpg?width=1200)
日系企業では一部の例外を除いて
E-2ビザが現地採用者に使用でき
取得難易度はかなり低い。
転職先企業が日系でEビザ条件を満たした会社であれば
日本からの駐在者や現地採用の日本人という区別なく
E-2ビザが使える。
E-2ビザは移民局でのプロセスが無いため
取得にかかる期間も短いし申請書類も最小限ですむ。
色々と条件はあるがサポートする会社の国籍が
日本でありサポートされる社員の国籍も
日本であることが含まれる。
会社の国籍についての定義は
半分以上のオーナーシップが日本国籍保持者で
米国永住権保有者はこれに含まれないとなっている。
この条件トラップにはまり最初のオファーを
取り消されることに。
数社に応募し面接を受けた結果、
数百人規模の成長中企業からのオファーを受け
お世話になるつもりでいた。
アメリカにいる日本人は全て現地採用の永住者
日本からの駐在はゼロ。
規模の割には海外展開に積極的かつ革新的な会社。
ところが帰国があと1か月に迫った段階で
E-2ビザのサポートが出来なくなったと
先方から連絡がきた。
オーナー企業でありそのオーナーとも
面接をしてオファーを頂いていた。
そのオーナーが永住権を取得してしまった。
上場企業でなく単独オーナーであったため
これによりEビザ上の会社の国籍が米国に移ってしまい
Eビザサポートの資格を失ったのだと。
H-1Bについては既に応募が締め切られていて
1年待つ必要があり、しかも待ったとしても
当時は非常に高い倍率で取れるかどうかも不確実。
結局この内定は取り消されることに。
私より先に現地転職で入社した全ての日本人は
E-2ビザを取得して就業していた。
オーナーの確認不足が原因であったらしい。
その他にもオファーを頂いていた会社はあったのだが
入社した場合に従事する予定のプロジェクトは
家族をアメリカに残し東欧へ長期出張を
頻繁にする必要があるプロジェクト。
面接時に感じたのは日本の会社文化を
アメリカでも引きずっているという印象。
これならアメリカで転職する意味が無いと感じ
こちらから辞退。
帰国までほぼほぼ1カ月を残して振り出しにもどった。
前職で帰国日は決まっていたため突き落とされた気分。
次回に続く。
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室内練習場で衝撃の出会いが!
練習風景はネット上に載せないでくれという球団からの要望によりこれだけです。
家族旅行にて。