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アメリカでの転職活動とビザ続編
アメリカでの転職ではやはりビザの話抜きでは語れない。
やはり就労ビザを軸に考える必要があると認識させられた。
内定が帰国1カ月前に取り消され
日本帰国後に日本で転職することも考えはじめた。
それでも1か月あるのでもう一社挑戦してみることに。
コンタクト済エージェントはどこも次の球が無さそう。
なので新たにもう一社コンタクトをとってみた。
初めての女性のエージェント。
こちらの話をよく聞き心当たりがあるという回答。
数日中に電話面接のセットアップをしてきた。
当時はZoomなども無く電話面接は本当に電話のみ。
画面シェアができるわけでも無いので沈黙が怖い。
沈黙状態を招かないよう事前準備をして臨んだ。
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結局電話面接は簡単に終わり
後日シカゴ事務所まで面接に来るようにという内容。
日程を調整後いざ面接へ。
その日は会社のパーティをやっているので
パーティ会場に来いという指示。
会場に着くと40-50人集まっていてそこで面談。
訳の分からないまま皆と食事をして事務所に移動
そこで条件面の話。
給与額は希望金額通りで引っ越し補助付き。
E-2ビザで入社し永住権のサポートもするという内容。
万が一E-2ビザの取得に失敗しても日本採用として入社し
再びビザの準備が整い次第アメリカに出してくれるという
バックアップ付き。
その場で入社しますと言って帰路についた。
仕事の内容面でも一番希望に近いもので
転職活動としてはギリギリになったが成功と言える。
その後、他のエージェント経由で履歴書を送っていたが
無反応だった2社からも面接に進めたという連絡が来た。
遅すぎ。
転職に至った会社は日本企業の米国子会社。
日本ではあるていどの規模の会社。
現地採用は現地企業への販売促進と案件管理が目的。
現地採用によって駐在者を減らし
人件費のコストダウンを図るというような
ブラックでは無かった。
日系企業の現地採用は給与が低いと言われていて
確かにそういう事例はある。
これは現地採用によって駐在者を減らし人件費のコストダウンを
目的に採用している場合ににありがち。
現地採用求人の目的やその会社の給与レベルなどは
エージェントを通して確認しておくのが良い。
この辺りを把握できていないエージェントは
顧客企業との結びつきも弱いので別を検討すべき。
帰国間近で何とか内定を取りつけ
家財道具や車を貸し倉庫に保管して
一旦アメリカを離れることに。
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約10年ぶり。
帰任後に上司となる予定の先輩など一部の方々には
前もって退職の意向を伝えていたが
形式的には初出社日に辞表を提出し
社交辞令的な引き留めの言葉も頂いたが
円満退社。
2カ月以内には転職先の会社での研修と
E-2ビザ取得も終わり準備完了。
赴任地は前職での勤務地と違ったため
先ずは単身で渡米し生活のセットアップを行った。
数か月後家族もアメリカに戻り現地採用者としての生活がスタート。
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メキシコ湾の夕焼け。
家族旅行にて