冬に差がでる!知っておくべき、秋の艶肌ケアポイント
こんにちは。
美骨スタイリングエステティシャン&エステトレーナーのMIKIです。
中国では国慶節の連休最終日となりました。今日は秋雨。
9月末から一気に空気が冷たくなってきた上海ですが、日本でも夏日と冷え込む日が日々入れ替り、お肌も身体もお疲れの方が多いのではないでしょうか。
毎年この時期にサロンにいらっしゃるお客様から「最近、肌が乾燥してきた」「なんだかザラザラ、ごわごわする」というご相談を多く受けます。
実はこんな時、ひたすら保湿ケアをしようとしても思うように効果は上がりません。
美肌を邪魔する「老化角質」
紫外線によるダメージの蓄積や冷房による乾燥で角質が肥厚し、肌のなめらかさが失われます。肌表面に蓄積された「老化角質」が肌のごわつきや新陳代謝の妨げになってしまいます。
乾燥しているのにざらつく、肌がごわごわする…といった症状がでてきます。ただ、いきなりローションパックや保湿リームで水分や栄養を与えようとしても、お肌は受け入れてくれません。
これから始まる「乾燥の季節」を乗り切るためにも、夏肌の蓄積疲れを一刻もはやく払拭してお肌の体力回復をはかることが大切です。
角質ケアのポイント
*クレンジング・洗顔
基本的に、クレンジング剤はジェル状かクリーム状のものが肌への負担が少なくおススメです。
クレンジング剤を手のひらにとって少し暖めた後は肌になじませて1分前後で終わらせましょう。クレンジングしながらのマッサージは避けてください。ここでは「なじませる」がポイントです。強すぎる洗浄力、過剰な摩擦はお肌を傷つけます。クレンジング剤の量は多めに、くれぐれも力を入れすぎないように気をつけてください。
*三面すすぎ
サロンにいらっしゃるすべてのお客様におススメするテクニックです。
まず水温。すすぐ時の水の温度は、皮膚温より少し高い32~33度くらい。お湯といえないくらいの暖かさです。この温度で皮脂が溶解されます。あまり熱いと皮脂を取りすぎて乾燥してしまいます。
そして、顔を3つのパーツに分けてすすぎます。
最初は正面。お肌にお湯を押し込むようにしながら数回すすぎます。次は側面。お顔を左右どちらかに傾け、鼻横から耳前の際までを正面と同じように両手で包むようにしながらお湯を押し当てていきます。左右同じように行います。
シャワーで洗い流すだけでは毛穴まできれいにすすげていません。毛穴のつまりで赤く小さい炎症を起こしているような方には特にこの方法を試してもらいたいと思います。
*パック選びが肌の明暗をわける
ここで言うパックはシートマスクのことではありません。洗い流すタイプのパックをおススメします。老化角質や毛穴の汚れを吸着して取り除くためのパックです。
私はクレイマスク(海泥パック)や酵素マスクをよく使います。
・クレイマスク
〈効果〉…毛穴の何十分の一と言われる微粒子が肌に密着して余分な皮脂や老化角質を取り除いてくれます。またクレイ(泥)に含まれるミネラル成分には保湿、美肌効果もあります。
〈選び方〉…パウダーなど様々な種類がありますが既にペースト状になっているものが使いやすいです。敏感肌の方は「カオリン」という成分が比較的吸着力がおだやかなので安心して使えます。
・酵素マスク
〈効果〉…クレイマスクと同様に余分な皮脂や老化角質を取り除いてくれます。酵素マスクにはたんぱく質分解酵素が含まれているため、老化角質に含まれたたんぱく質を分解し、緩やかなピーリング効果があります。
〈選び方〉…パウダータイプのものが主流で、美容液や化粧水とミックスさせるものが多いので、合わせるローションの成分で選ぶといいと思います。また、クレイマスクと同様、リキッドタイプはすぐ使えるので便利です。
シートマスクはこの角質ケアの後に使用すると、保水効果が高まります。
「角質ケア」は取り除くことだけではありません。
老化角質を取り除いた後はもちろん保湿もとても大切です。これからの乾燥が気になる人はセラミドが配合された保湿クリームをなじませてあげましょう。肌を保護することはとても重要です。
角質が水分量をしっかり保つことで柔らかく弾力のあるお肌になります。
一度にたくさん!ではなく、全体に塗布した後、目もとや口もとなど気になるところに重ねづけして下さい。少しづつをたっぷりと、が保湿のポイントです。
日々の洗顔は特に夜、リセットタイムとしてご自分を労わりながらなるべく丁寧に。私は「今日も頑張ったね~」と自分を癒しながらクレンジングしています。
そして週に1~2回程度、角質ケア。
これを実行すると、今使っているスキンケアアイテムが2倍3倍と効果を発揮してくれます。
この時期、美しく冬を迎えられるかどうかの大切な準備期間。どうぞ日々のスキンケアに少し手を加えてみて下さい。
「習慣が美しさを作る」、ぜひ毎日のスキンケアの参考にしてみて下さい。