【男女サシ劇】いつもの通学路いつもの河川敷いつものじゃない ふたり
[登場人物]
・私🌷
女子高校生
俺とは、幼なじみのご近所さん
俺に絶賛片想い中
※私ナレも読んでください
・俺🍀
男子高校生
私とは、幼なじみのご近所さん
私に絶賛片想い中
※俺ナレも読んでください
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私ナレ🌷:
彼の自転車の荷台に座り
恥ずかしながら腰に手を回す
それを合図に彼は漕ぎ始める
俺ナレ🍀:
通学路の河川敷
川は、のんびりと流れる
私ナレ🌷:
風が、ふわっと吹き抜ける
制服のスカートの裾が揺れる
俺🍀:
「パンツ見えちゃうぞっ!!
だから、またがれって言っただろw
恥ずかしがって横座りするから
そうなるんだぞ」
私🌷:
「うっうるさいなぁ
スカートの下にジャージ履いてるから
大丈夫だもん!」
俺🍀:
「うわぁ 色気ねーなっ ハハw」
私🌷:
「もういい!!💢
そこで止まって!! またがるからっ」
俺🍀:
「はいはいw
ジャージ姫は、ワガママですことw
最初っから こうすれば良かったのにw」
私ナレ🌷:
可愛いって思われたかった
他の子を可愛いって思ったりして欲しくなかった
私を女の子としてみて欲しかった…のに
俺ナレ🍀:
彼女を女の子としてみている自分
たぶん俺のことは
[ ただの幼なじみのご近所さん ]
ぐらいにしか思われていないだろう
私🌷:
「あのさ…アンタ 好きな人いたりするの?…」
俺🍀:
「はっ!?なんか言った?」
私🌷:
「アンタ 好きな人いるの!?」
俺🍀:
「なに?聞こえないよ」
私🌷:
「だから 好きな人はいるのかって聞いてんのっ」
俺🍀:
「誰に?」
私🌷:
「アンタに決まってんでしょ! アンタと私しかいないんだから」
俺🍀:
「ああ そっか💦
漕ぐのに集中してて頭働かなかったわw」
私🌷:
「んで どうなのよ」
俺🍀:
「急に どうした?
もっと盛り上がる話しようぜっ
あのさっ今度の金曜ロードショーさ
ジブリやるらしいぜっ
お前 好きだろ?」
私🌷:
「はぐらかさないで!
こっちは 真剣に聞いてるのっ」
俺🍀:
「悪かったよ…
……………いるよ 好きな人…」
私🌷:
「えっ!?」
俺🍀:
「なんで 聞いといて驚くんだよw」
私🌷:
「てっきり いないのかと思ってたから…」
俺🍀:
「俺だって好きな人の ひとりやふたりいるさっ」
私🌷:
「ふたり!?」
俺🍀:
「いや、ひとり」
私🌷:
「だれ!?」
俺🍀:
「お前」
私🌷:
「はっ!?わっ私!!」
俺🍀:
「そっ!お前」
私🌷:
「……」
俺🍀:
「やべぇ 向かい風だっ!!
立ち漕ぎするから、しっかり捕まってろ」
私🌷:
「ちょ…ちょっと 急にスピード上げないでよっ!
向かい風なんて吹いてないじゃないっ!!」
俺🍀:
「んで お前は どうなんだよっ
俺ばっかに言わすなっ
マジで恥ずいわ💦」
私🌷:
「私も…好きな人いる…」
俺🍀:
「ほう、そっか…」
私🌷:
「だれって聞かないのかよっ…」
俺🍀:
「聞いて欲しいのかよっ
いちいち めんどくせぇ奴だなぁ お前はw」
私🌷:
「うるさいなっ」
俺🍀:
「だれが好きなんですか ジャージ姫は」
私🌷:
「……アンタが…好き…」
俺🍀:
「 /// ♡
なんだって??聞こえませーんw」
私🌷:
「聞こえてたくせにっ何回も言わすなっ恥ずかしいだろが…
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
わっビックリしたっ!?
なっなんで急に止まるんだよっ 」
俺🍀:
「赤くなってる お前の顔が見たいと思ってさ」
──(自転車を停め スタンドをし2人は 自転車から降り向かい合う)──
私🌷:
「ちょっと…じっと見ないで💦」
俺🍀:
「手で隠さないで 可愛い顔みせて」
私🌷:
「うん…」
俺🍀:
「あらためて ちゃんと言うよ
俺は、お前が好きだ」
私🌷:
「私も、アンタが好き」
私ナレ🌷:
いつもの通学路
俺ナレ🍀:
いつもの河川敷
私ナレ🌷&俺ナレ🍀:
いつものじゃない ふたり