【短編小説】掃除屋
さあさ 時間だよ
お掃除の時間だ!!
今日は 何を掃除するんだい?
ああ そこの汚らしいヤツか
派手にやったなぁ
『処理』するほうの身にもなれよ
おっといけねぇ『掃除』なっ
あくまでも〜
Wow… 飛び散らしたなぁ
血は、なかなか取れねーって
言ってんじゃんよぉ
追加料金を請求しないとだなっ
最近さっ
中身のくり抜きかた雑じゃねーか?!
売り物になるのかね?!
あーはいはいっ 仕事しますよ
なかなか骨が おれますねぇ
骨だけに〜♪
肉と骨に仕分けしてっと♪
肉って、どっか買い取ってくれんの?
へー 買取りしてくれんだぁ
じゃあ、粗めにカットしとくよ
捨てるなら細かくしないとだから
めんどくさいんだよね
あんっ??やけに楽しそうだなってっか?
仕事熱心って言って欲しいっすねっ!
あんま舐めた口きいてると
この『イタい遺体』みたいになりますよ
顔もメスかオス…
いや人間だったかも わからないぐらい
グチャグチャにされちまいますよ(笑)
こんな掃除、請け負うの
ボクぐらいですからね
まあ『イタい遺体』になったら
ちゃんとボクが掃除してあげますから 安心してください♪