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kasu [sansho lemonade] を楽しむ

私たちhaccobaでは、以前より、ものづくりの工程で生まれる「粕」をお米と一緒に発酵させて、さまざまなお酒をつくってきました。
いままでは、色々な方々とのコラボレーションにより生まれるお酒、haccobaLAB_で展開してきましたが、改めて「kasu」という定番シリーズにしていくことになりました。
製造時に出してしまう未利用資源を活用したプロダクトから、新たな付加価値が生まれることを目指しています。

第一弾の商品は、お燗のエンターテイナー・髙崎丈さんと、兵庫県但馬にあるレストラン「TANIGAKI」さんとのコラボレーションでうまれた、山椒レモネード粕を使ったお酒です。
今回も、TANIGAKIさんより地元特産の朝倉山椒を使った山椒レモネードの粕をいただき、お米と一緒に発酵させました。
山椒やレモンの爽やかな香りとお米の甘さが融合し生まれる味わいは、ぜひお燗にして楽しんでいただきたいです!
(もちろん、冷やしても美味しいです!)

デザイン・タイトルについて
今回、粕をつかったお酒を定番商品にするにあたり、改めて考えてたどり着いたのは、「ブリコラージュ」という考え方。

「ブリコラージュ」はフランスの文化人類学者クロード・レヴィ=ストロース(Claude Lévi-Strauss)が1962年に発表した著書「野生の思考」の中で示した概念である。彼は南米アマゾン川流域の先住民族を研究していた際に、彼らがジャングルの中を歩いていると、その時には何の役に立つかよくわからないものでも、「いつか何かに使えるかもしれない」とそれを手に入れ持って帰るという習慣に出会った。レヴィ=ストロースはこの「後で何かの役に立つかもしれない」という予測する能力を、予定調和を重んじる科学的思考と対比させ、「野生の思考」と呼び、人類の根源にある普遍的な思考であると説いた。

IDEAS FOR GOOD

「粕」という役目を終えて残されたものを、あらためてお酒の原料として取り入れることは、目の前にあるものを仮説検証して、あらたな存在として生み出すこと。そこには、予定調和などはなく、私たちが想像していなかったような味わいが生み出される可能性があると信じています。
日本の「もったいない」という言葉のもつ本来の意味、”ものが持つ本来の価値をなくしてしまうことが惜しい” ”すべての物事は存在することが当たり前ではなく、自分も物事の存在によって生かされている” という考え方にも通じるのかもしれません。

ラベルデザインは、シンプルに「粕」という漢字を、グラフィカルにデザインに落としこんでいます。
「ポップに、まずは飲んでほしい!」
そんな気持ちです。

このお酒の特徴

兵庫県但馬の特産、朝倉山椒を使った山椒レモネードというめちゃくちゃ美味しいノンアルコールドリンクの粕をお米と一緒に発酵させています。
昨季つくったお酒「TANIGAKIのおかん」のレシピを改良し、より抜けのある爽やかさを意識して醸造しています。
麹由来の酸味と山椒レモネード粕、そしてグリーンカルダモンの香りが心地良いです。

冷やしても温めても美味しい。そして、ロックやソーダ割りなんかも最高。
ぜひ、haccobaの新たな定番酒を様々なシーンでお楽しみください!

朝倉山椒の実

おすすめの飲み方

冷蔵庫にいれて保存してください。
冷やして飲んでいただいても美味しいですが、ぜひお燗にして楽しんでいただきたいお酒です。
温めると、よりカルダモンの華やかな香りが広がります。
スパイス料理に合わせて、スパイスの相乗効果を楽しんでいただくのも良いですし、おでんなどのお出汁の効いたお料理と合わせるのもおすすめです。

開栓後の保存方法

簡易的に再栓できる王冠栓を使用しておりますので、一度開けた王冠を再度蓋としてご利用可能です。
もし、ワインやシャンパン用のストッパーをお持ちの場合は、そちらで栓をしていただくことをおすすめします。
「ストッパーを持っていないけど、王冠を捨ててしまった!」という場合は、サランラップという裏技でも対応出来ますよ。瓶の口をサランラップをぴったりと被せ、首の部分を輪ゴムで止めるだけ。お試しください。

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