思い入れのある飲み物|ヨーグルッペ
ときおり実家から荷物が届きます。
私が「救援物資」と名付けるその荷物は、いつもクロネコさんの宅急便で届きます。
クロネコさんのユーザー登録をしているので、荷物の配達予定があると事前に連絡がくるので、「荷物を送ったよ〜」と実家から連絡が来る前から、何が届くんだろうとワクワクします。
先日は、実家で採れた夏野菜とともに、タイトルの「ヨーグルッペ」が同胞されていました。
ヨーグルッペをご存知でしょうか?
九州地方の方以外はあまり馴染みがないものかもしれません。
私がこの飲み物を知ったのは、祖父母の家でした。
いつから飲むようになっていたのかは記憶にないのですが、覚えているのは随分大人になってから。
父が仕事をやめて、母とともに祖父母と一緒に田舎暮らしをはじめ(私はその頃から一人暮らしをはじめ)て、私の「帰省先」が祖父母の近所になり、帰省のたびに顔をだすと、決まって出してくれる飲み物がヨーグルッペでした。
常温でそこそこ長期保存(賞味期限はメーカー製造日から90日)できて、美味しい飲み物。
お客さんが来たとき用に常備するのにぴったり、ということで、田舎ではお茶出しがわりになっているらしいです。(最近母に聞いた話)
自分が住んでいるところではめったにお目にかからないので、珍しいということもあって、祖母が出してくれると、美味しい!と喜んで飲んでいました。
よほど喜んでいるように伝わったのか、ある時祖母からヨーグルッペが箱(24個入り)が届きました。
一人暮らしで24個入り。ちょっと多いような気もするけれど、長期保存ができるので毎日のように美味しくいただいてました。
美味しかったよ!とお礼の連絡をすると、しばらくしたらまた届いて。
そんなわけで、いつしかヨーグルッペといえば「おばあちゃん」を思い出す飲み物になりました。
祖母が亡くなって、飲む機会は帰省のときぐらいと、随分減ってしまったのですが、時折物産展なんかでみかけると買って飲んでは、祖母を思い出します。
と、そんな話をどこかで母にしたら、ある時から「救援物資」にヨーグルッペが同胞されるようになりました。
たくさんもらうから〜と、箱の隙間を埋めるように一つ2つ入っていたり。
子供達がみつけて取り合いになるの、なんて笑っていうと数が増えたり。
最近知ったのは、昔からよく知っている普通のタイプ(写真の一番右)だけでなく、味にもバリエーションがあるようで、りんごに日向夏、写真にはないけどぶどうもあるようです。
今では私だけでなく、子供たちもお気に入りの飲み物。
子供たちもそのうち、ヨーグルッペをみると「おばあちゃん」を思い出すのかな。
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なんて、記事を書こうとちょっとあたためていたら、たまたま寄ったスーパーで「北海道物産展」みたいなことをやっていたのですが、そこに「ヨーグルッペ」の文字を発見しまた。
北海道なのに?ヨーグルッペ?
とりあえず買って帰って後から調べたら、どうやら九州地方の方以外に、北海道でもおなじみの飲み物だったようです。写真のとおりパッケージは違い(一番左が北海道のもの)、原材料なども少し違うようですが。
嬉しくなって、並べて写真をとってみたのでした。
どっちも美味しい😊
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北海道といえば、こちらにも思い入れのある飲み物書いてます👇
夏にむけて、今年も冷蔵庫に確保済み。