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「富山グラウジーズ」 はっち

テーマを提示した瞬間「しまった」と後悔した。富山グラウジーズ。書きたいことが多すぎて、何から書けばいいのかわからない。しかし相方はすでに書いてしまっているので、なんとかまとめることにする。

私は元来、スポーツ観戦に対してそれほど興味がない。小さい頃はテレビのチャンネル争いに負けて野球を見る羽目になった時は本気でふてくされていた。Jリーグが発足して一気にサッカーブームがやってきた時も「ふーん」という感じだったし、W杯やらオリンピックやらが開催されていても「なんかやってるなー」程度である。そんな私が、体育館に足を運んで声援を送り、バスケットLiveでアウェーの試合を観戦し、各選手のインスタやらをチェックしてにんまりしつつ、「グラのカレンダー、まだ発売されへんの?」などと相方に聞く。そんな日々がやってくるなんて!


出会ったタイミングも良かったのかもしれない。bjリーグ時代のグラウジーズはあまり知らないけれど、今のメンバーは、本当に楽しそうにバスケをやっている。チームスポーツってわりとメンバーはチームカラーに染まるというか、なんとなく一人ひとりの個性があまり見えてこないのだけれど(実際、野球とかサッカーとか、みんな同じに見える)、グラウジーズはみんなバラバラ。自分を殺さず生き生きしている。話をしたことなんてもちろんないけれど、それぞれのプレイを見ていると、「この人、こういう人なんだろうな」となんとなくわかってくる。それでいてチームとしてまとまっている。不思議。その不思議の部分が、どうしようもなく私を惹きつけるのだ。


グラブー(グラウジーズのブースターのこと)になって3年目。すでに富山を離れてしまったけれど、他のチームを応援する気にはならない。多分、私はバスケが見たいんじゃない。グラウジーズが見たいのだ。

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