「ゲーム」 はっち
Photo by Batu Gezer on Unsplash
基本的に負けず嫌いな私は、ゲームだろうとなんだろうと、相手がいる場合は勝てるまでやる。正確には、相手が疲れて「コイツ勝たせないと終われない」と悟ってくれるまでやる(桃鉄とか)。あるいは、どうしても勝てないと拗ねる。我ながら問題だとは思うが、そうなんだから仕方がない。
その点、RPGとかパズル系の、1人でもくもくやるゲームはいい。誰か(というか、主に相方)に八つ当たりすることも(あまり)ないし、誰かが被害を被ることも(あまり)ないし、そういうことをして後で「はぁ…やっちまった…」と落ち込むこともない。ひたすらクリア、あるいは自己ベストの更新を目指せばいいからだ。負けて悔しい思いをすることがないので、ストレス解消に持ってこいだ。
ところが、一つだけどうしてもクリアできなくてめちゃくちゃ悔しい思いをしたことがある。確かプレステ2のゴエモンというゲーム。うろ覚えだが、池に潜って先にすすむか何かのアイテムを手に入れるはずが、進めないということがあった。何度やってもどうしてもできない。コントローラーが壊れるんじゃないかというくらいいろんな操作をしたり、指がつるんじゃないかというくらいボタンを押してみたりしたが、ダメだった。
背に腹は変えられぬ、と普段は見ることのない攻略サイトを見てトライするものの、できない。ものすごく悔しい思いだけを残し、諦めた。
もう20年くらい前のことで、内容はほとんど覚えていないけれど、その時の感情だけはしっかりと覚えている。クリアできたゲームより、クリアできなかったゲームの方が印象に残っているなんて、人間の感情とは厄介なものだ。
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