【Cresteajuクリア後特大ネタバレ】出来事年表(Switch版準拠)
こちらは前回の記事で投稿したCresteajuの出来事年表をもとに、クリア後のエクストラシナリオまでのネタバレ要素を加筆したものです。
正真正銘の特大級ネタバレしかありません。Switch版エクストラボス2撃破後の閲覧を強く強く推奨します。
まだクリアしていない場合は、ネタバレ度が低い方の出来事年表を閲覧願います。
《年表閲覧の注意点》
*「~年前」は、ゲーム開始時(クレスフィールド陥落)から何年前の出来事かを指します。
*表中の「EDW沿革」は、EDWの図書室で閲覧できるエターナル沿革を指します。
*「推定」と書かれている箇所は、作中で年代の詳細な特定ができず、台詞のニュアンスや状況を踏まえて大まかに推測したものです。実際はズレが生じている可能性もあります。
*当年表の内容は原作者のShouさんに確認したものではありません。あくまでゲーム内の内容から筆者が推測して記載したものとなります。
【2021/5/2】
ShouさんのTwitterにおいてCresの没シナリオ原稿が公開されて作中の一部設定が判明したことに伴い、サヴィアーとクレイシヴの出会いの時期(推定)を変更。
また、没シナリオの記載内容についても注釈欄で追記(没シナリオの内容記載についてはShouさんの許諾を得ております。有り難うございます)
【2021/5/10】
大陸教会の成り立ちの真相に係る認識を誤って解釈していたため修正。(歴史の抹消ではなく、むしろ歴史を残すために尽力していました)
<約1,000年前(神聖フィルガルト帝国期)>
【F.C.230】
フィルガルトのいずこかの地に実験場が開設される
(根拠:ノーステリア遺跡の日誌)
具体的にどの場所に開設されたのかは確定要素がなく不明。「念願の実験場」「フィルガルトの未来を握る存在になると確信」と書かれているが、この時期にはディーンは即位しておらず、生命兵器の開発計画自体もなかったため、当時は精神体についての実験場として開設された可能性が濃厚だと思われる。
もし、この実験場が後のノーステリアの遺跡を指すのであれば、ノーステリアの遺跡は最終的に「生命兵器研究施設」となっており、CR-Eの研究に係る経過が保管されていたので、イリーディア近郊という地の利と元からの精神体研究実績を生かし、CR-Eの力の源とも言うべき精神体部分の調整に特化した施設に転用されたと考えられる。
(遺跡入口と深部の両方で精神体による防衛機構を張り、侵入者対策を取っていたことも裏付けの一つとみなせる。ただし、クレスティーユはシルバーリングの制御下にある時以外はイリーディアの外には出られなかったので、彼女自身が自我のある状態でここに連れてこられた可能性はほぼないと思われる)
【F.C.236】
ディーンが新皇帝として即位する
(根拠:ノーステリア遺跡の日誌、記憶の遺跡深部の日誌)
ディーン即位に際してノーステリア遺跡の日誌の書き手は「彼は間違いなくフィルガルトをさらなる栄光と繁栄に導くであろう」「歴代皇帝の中でも最もファスラクリアを持つのに相応しい」と絶賛しており、この時点でフィルガルトは他の四国に比べて小規模ながらも栄光と繁栄を享受していた国であったことが伺え、またディーン自身も若年ながらも国を更に繁栄させることを期待されるほどの才能を見せていたことが読み取れる。
この時点で「若き皇族」と言及されているため、ディーンは20代後半~30代前半あたりで即位したと考えられる。その後少なくともF.C.265年(在位30年)まで皇帝であったことは文献で確定しており、それから約5~10年後のクレスティーユ封印時も在位している。
そのため、ディーンの治世は約40年近く続いた計算になり、フィルガルト滅亡時のディーンは概ね70歳前後であったとみられる。
【F.C.238】
ディーンの命により、ジーダイに研究所(後の記憶の遺跡)を作り、少数の関係者のみを集めて死者蘇生の研究が始まる
(根拠:記憶の遺跡深部の日誌)
日誌の記載にもあるが、死者蘇生の研究は兵力減少への対応策の一環。
この時点で既に「長く続く戦争で兵力が消耗」と記載されていたので、少なくともF.C.230年頃には五国間戦争が勃発していたと思われる。
フィルガルトは元々、他の四国と比べて国土も資源も脆弱とされていたため、割ける兵力も他国より乏しく、兵力減少の速度も他より早かったのであろう。
【F.C.242】
ジーダイ研究所の死者蘇生の研究が中止となる
(根拠:記憶の遺跡深部の日誌)
日誌の記載にもあるが、死者の失われた精神の作成が不可能との結論に至ったため。また、死者の体の再形成は可能であるが、大陸外にある資源が必要となり、実用性がないとディーンが結論付けた。
作中で登場した通常の精神体の殆どは、会話こそ可能ではあったが死亡時の恐怖や恨み、執着以外の感情がほぼ欠落しており、生命兵器以外では明確な自我を残した状態で精神を保っていた精神体はほぼ見受けられない(バイツの山の神くらいだと思われる) 恐らく、当時の研究技術では死によって一度失われた人間の精神体の完全な自我を再度形成し直すことは不可能であったのだろう。
後年の生命兵器の研究を見るに、肉体と精神体を単純に接続する技術自体は確立できたと思われるので、「失われた精神の作成が不可能」というのは、「生前同様の自我を保った状態で精神を蘇らせることができず、自我の薄いゾンビ状態の人間としてしか蘇生できなかった」ということと解釈できる。
(逆を言えば、自我が完全に確立した状態の精神体であれば、適合する身体との接続さえできれば、完全な死者蘇生が成せると考えられる)
ただ、この死者蘇生の研究によって人体形成の技術向上と精神体の原理に係る研究が進んだことは間違いないため、これが今後の生命兵器研究に大きく寄与したことは確実である。
【F.C.243】
ディーンの命により、生命兵器の研究が始まる
(根拠:記憶の遺跡深部の日誌)
生命兵器を「新たな命を作り、新たな力を与えた」と表現しており、また原初の生命兵器CR-0を「人が混沌の深淵より生み出し者」と称していることを踏まえると、当初の生命兵器は前述の人体形成技術を用いてホムンクルスを生成し、そこに力を増幅した精神体を接続、もしくは肉体内の精神体に外部から力を投入する方式で作成したと考えられる。
なお、古代図書館での「フィルガルトは過去に何度も失敗を繰り返し、ついに一体の力ある者を誕生させた」という文献の下りはこのCR-0を指していると見てほぼ間違いないと思われる。直接CR-0のことを記載していたわけではなく抽象的な記述に留まっていたので、敗戦後の四国による焚書を免れて、その後古代図書館に収蔵されたのであろう。
また、フェイマル地の遺跡でディザが偶然見つけた書物は生命兵器の学術的原理(物質兵器の保有戦力の限界を説き、精神という大きな器であればより強大な力を保有できる)について記載されていたため、概ねこの時期に書かれた論文のようなものであったと思われ、これを見たディーンが生命兵器の研究に乗り出したと推測できる。
【F.C.250】
原初の生命兵器CR-0が生み出されるも、理性を与えなかったことが仇となり、命令を受け付けず破壊と混沌のみを求める殺戮兵器となったため、ディーンは国の全力を挙げてCR-0を精神体の状態で南部大雪原の深淵の遺跡内の装置に封印
(根拠:記憶の遺跡深部の日誌、深淵の遺跡の日誌)
深淵の遺跡は南部大雪原の万年雪に覆われて完全に隠匿されていたが、南部大雪原は地理的に近いサウスフィルガルトと比べても不自然なほど気候が違いすぎる。
この深淵の遺跡は永遠に誰にも見つかってはならず、尚且つ人が近くに寄り付くことがないように措置される必要があったと考えられる。そのため、当時のフィルガルト科学者がこの一帯を常時極寒の環境になるように技術的な措置を施し、その結果として常に雪が降りすさび、誰も近づかない南部大雪原が生み出された可能性がある。
(同地には後にシルバープラントが作られたが、これも極秘にシルバーリングを生成するにあたって、誰も近づかない同地が適切と考えられたからだと思われる)
【F.C.260】
生命兵器CR-Aことクレイシヴがディーンにより失敗作の烙印を押され、研究室配属となる
(根拠:記憶の遺跡深部の日誌)
CR-AとCR-Eは通常の人間同様に年月の経過で加齢しており、さらにCR-Aは後に一般女性との間に、古代魔法を修得可能な素質を持つ一子を成していることを踏まえたら、少なくとも優秀な素質を持ちうる人間の肉体を下地にして、人間の基本的な身体機能を保持した状態で作られたことは確実である。(ただ、投薬や遺伝子改造などにより、強力な精神体を体内に安定して保持するための身体強化は施されていたと思われる)
理性を持たないために殺戮兵器と化したCR-0の反省に基づき、元からある程度の理性を備えうる人間をベースにして生命兵器を作成する方針に切り替えたものである。
CR-Aがクレイシヴの名を与えられていることを踏まえると、F.C.260年までに戦地で武功を上げてディーンに評価されたことは間違いないと思われる。ただしCR-Aは理性を持ってはいるものの「自分の意志で力を扱えた」生命兵器であることに変わりはなく、そのことにより「力を肉体の奥深くに封じられた」ために最終的には失敗作の烙印を押されることとなった。このことを契機に、通常では自分の意志で力を扱うことができない少女型のCR-Eの開発が進められることになる。
(なお、「力を肉体の奥底に封じられた」という表現は「クレイシヴ自身が生命兵器の濫用を防ぐべく、必要以上の力を自分の意志で封じることが可能だった」という意味、および「生命兵器が帝国に反旗を翻すのを防ぐために、ディーンが力の封印を強要した」という意味のいずれにも解釈できるので、慎重に考える必要がある)
【F.C.260年代(推定)】
フィルガルト大陸北西のウェストデザートに見張りの塔(後の蜃気楼の塔)が完成。侵略軍の発見と光の合図によるイリーディアへの伝達が簡便化
クレスティーユの記憶内(推定F.C.270年代初め頃)で研究員が「見張りの塔が出来てから侵略軍の発見が容易になった」と言及していたため、塔の完成は比較的最近のことと推測される。
【F.C.265】
ジーダイ研究所にて生命兵器制御の研究が開始される
(根拠:記憶の遺跡深部の日誌)
作中でもルナンたちが言及しているが、「多くの人の命の犠牲」という表現を見るに、シルバーリング生成のための精神体抜き取りを指すことはほぼ確定。つまり、F.C.265年の時点でCR-E本人、あるいは彼女と同じ原理で力を発揮するプロトタイプ型の生命兵器が存在することも示している。
シルバーリングは生命兵器制御の要であり、製造方法の情報漏洩があってはならないため、元々死者蘇生の研究の過程で精神体の取り扱いに長けていたうえ、研究所の存在自体があまり知られていなかったとみられるジーダイ研究所はシルバーリングの研究には最適だったと思われる。
記憶の遺跡でルナンが記憶を取り戻した際に襲ってきた「この遺跡に眠りし精神体」の出処も、同地で行われた精神体抜き取りの犠牲者であったことがこの記述で確定したことになる。
なお、シルバーリングはCR-0曰く「生命兵器と人を繋ぐ物」である。本来は人の側から生命兵器(CR-E)の精神体に働きかけて意志を同調させ、力を発揮させることを想定して作られたものであるが、CR-0はその接続機能を逆手に取り、逆に生命兵器(CR-0)の精神体からシルバーリングの使い手にその精神を宿す試みを成していた。ただ、千年前はCR-0の封印はまだ強固だったと思われるので、恐らく使い手に精神を宿しても意識を乗っ取るところまではいかず、CR-0の破壊と混沌を欲する感情に使い手が多少影響される程度に留まっていたと思われる。
とはいえ、シルバーリングを使ってクレスティーユを操作していた研究者や軍人は高い確率でCR-0に影響を受けていたと考えられるため、クレスティーユは間接的にCR-0の働きかけを受けて五国間戦争で戦っていたことになる。
当時は上記のように使い手への影響が軽微だったことと、大クレーター事件でクレスティーユが早いうちに戦線から外されてシルバーリングが使用されなくなったため、CR-0がシルバーリングを通じて戦争に干渉していたことは悟られていなかったとみられる。
(以下の年代は、F.C.265年時点で幼年期のCR-E(5歳程度)が存在すると仮定したうえで記述。CR-Aの失敗を受けてすぐにCR-Eの誕生に着手したと仮定すれば、年代は概ね合致すると思われる)
【F.C.270年頃(推定)】
*生命兵器CR-Eの調整と実戦投入に一定の目途が立つ。ディーンがCR-Eに「クレスティーユ」の名を与える。
具体的な年の言及はないが、F.C.265年から約5年かけてシルバーリングの安定した製法ならびに制御方法が確立したと仮定して推測。
*クレスティーユの運用と並行して、国土侵略時の最終防衛策としてディーンよりアージェプロジェクトが提唱される
クレスティーユの記憶中でのイリーディアで一般研究者が「陛下は生命兵器に続いて、さらなるものを研究中」と言及しており、また蜃気楼の塔で示されたネットワーク文書では「クレスティーユは戦うことでフィルガルトを防衛するが、アージェは戦うことなくフィルガルトを防衛する」とされているので、クレスティーユが現役で起用されていた段階でアージェプロジェクトは既に始動している。
【F.C.271年頃(推定)】
*クレスティーユが大陸北部での初戦をはじめ、8回の戦闘で安定した戦果を挙げる(クレスティーユがイリーディア施設内を自由行動で見て回り、量産盾をもらったのもこの時期)
*大陸北部での戦闘で苦戦を強いられ、クレスティーユが力を解放。巨大な大穴(後の大クレーター)を穿ち、敵味方を問わず全滅させるほどの威力を見せつける。この戦闘を最後に、クレスティーユは戦線から外される
*クレスティーユの戦線除名を受け、アージェプロジェクトが本格稼働。大クレーターにアージェ開発の施設を建造して研究を始める
大クレーターの施設内に合成魔獣の実験室を備えていたことを踏まえると、アージェは人間ベースではなく魔獣をベースにして肉体を構成していたのではないだろうか。
推測ではあるが、アージェはCR-AやCR-Eのような戦闘タイプとはそもそも精神体の構造自体が異なり、両者のような人間ベースの肉体では適合しなかった可能性が考えられる。
また、クレスティーユがこれ程早く戦線離脱してアージェの早急な完成が求められるようになったことは、プロジェクト関係者にとっても予想外の事態のはずなので、適合する人間ベースの肉体を構成する時間が足りず、魔獣ベースで肉体を作るべく合成魔獣の実験室を施設内に設けたとも推測できる。
【F.C.272年頃(推定)】
*アージェの誕生に一定の目途が立つ
*クレスティーユの封印命令がディーンより下される。クレイシヴも彼女と共に封印されることを申し出て、二人はともにサウスフィルガルトの地(後の幻惑の樹海)に設けられた保存装置に封印される
幻惑の樹海を構成する森そのものは既にこの時代から存在したと思われるが、生命兵器の封印秘匿のために森の磁場を狂わせて誰も入れないようにしたのは、フィルガルトの関係者による技術的措置と思われる。
(恐らく千年後にクレイシヴが目覚めるまでは、生命兵器としての彼らが不正に利用されることを防ぐために、外部からは保存装置に至る入口自体も見えず、誰も入れないように措置されていたのではないだろうか。本来、封印装置の冬眠期間に制限はなく、永遠に眠り続けることになっていたはずなので、外部からは誰も入れなくても支障はなかったはずである)
ただ、千年後の現在ではガゼールが樹海の深部付近まで辿り着いており、アズグレイたちも苦も無く保存装置まで辿り着いていたので、森の磁場調整措置は経年でかなり弱まっていたと考えられる。(それでも慣れない人を迷わせたり、方位磁針を狂わせるほどの調整能力は残っていたと思われるが)
なお、クレスティーユが眠る幻惑の樹海の近くにある一都市がいつからどのような理由で、クレスティーユに由来することが確実な地名「クレスフィールド」を冠したのかは不明。
可能性としては幻惑の樹海に人を近づけないために「樹海に入るとクレスティーユの怒りに触れて帰れなくなる」等の風聞を流していたら、経年により風聞が大陸教会の三人の神の伝承と混同され、いつしか人々の中では幻惑の樹海とその近隣の一帯が「クレスティーユの守る領域(フィールド)」と認識されるようになって都市にクレスフィールドの名が冠されたという感じであろうか。
アズグレイがクレスティーユのいる場所を幻惑の樹海だと看破したのも、クレスフィールドの地名から歴史背景を掘り進めていったことによるものと思われる。
【F.C.273~275年頃(推定)】
*ジーダイ研究所(記憶の遺跡)の入口を爆破
クレスティーユが封印された段階で施設の目的であった生命兵器制御の研究が不要となり、また敗戦の気配が濃厚となったため、国家級の機密を多数抱えているこの施設が他国に荒らされるのを防ぐために、入口を爆破して施設の存在やシルバーリングの製法等を隠蔽したと思われる。
この策は功を奏し、フィルガルト占領後もこの遺跡は他国に存在を知られることなく、当時のままの様相を保ち続けた。
その後、経年による土砂の蓄積などで遺跡入口は完全に埋もれ、千年後にエターナルが発見して発掘作業を進めることとなる。
なお、なぜこの遺跡にメモリーオーブが安置されていたのかという点については、推測であるが、万一研究所への侵入を果たされた際に中層階にメモリーオーブという宝物を置いておくことで、その更に奥の研究所へ目を向けられないようにカモフラージュしていたのではないかと思われる。
*アージェが完成し、有事の際の最後の切り札(恐らくは皇帝の権限で使用することを想定)としてイリーディア皇宮の最深部に安置させるも、その情報を得た四国がアージェを恐れて連合軍を結成し、アージェを使う暇も与えずにフィルガルトを攻め落とす。
恐らくこの時点でディーンは、肌身離さず携えていた皇帝の証たる聖剣ファスラクリアを奪われたうえで最後の皇帝として命を落とし、神聖フィルガルト帝国は滅亡した
千年後のサンピアスでクレイシヴが「アージェは完成できなかったのであろう」と考えていたことを踏まえると、フィルガルト滅亡はクレスティーユ封印からさほど経過しないうちのことと考えられる。
なお、ディーンの精神体(あるいは残存意識)がイリーディア皇宮の玉座の間に留まっていたのは、恐らくは玉座の間で自害、もしくは敵兵の手にかかって命を落としたと考えるのが妥当かと思われる。
【神聖フィルガルト帝国滅亡後】
*四国によってフィルガルトが占領される。四国はアージェとイリーディアの破壊を望んだが、アージェの脅威を知って破壊を恐れ、止む無く「フィルガルト、イリーディア、アージェの存在を人々の記憶から消す」という形で、時の流れに任せて歴史から抹消することを選択した。四国はこれを「神聖なる裁き」と呼称した
*四国により、アージェが眠るイリーディアの入口となる中央山脈の一帯を大量の油で満たしてオイルレイクを作り上げ、アージェとイリーディアの存在自体を抹消
*四国により、神聖フィルガルト帝国の歴史資料(特に生命兵器やアージェ関係)が焚書などで大量に破棄される。このことにより、後世に伝わる神聖フィルガルト帝国の歴史は非常に乏しいものとなった
ただし焚書にも限界があり、ネットワークに流れたデータは一部が現在でも遺跡内でアクセス可能。また、四国が手出しできなかった遺跡(入口が精神体により封鎖されていたノーステリアの遺跡など)では当時の状況を伝える日誌などがある程度読める状態で残っていた。
現代において遺跡などで発見された神聖フィルガルト帝国関係の資料の大半は古代図書館に収蔵されていると思われる。フェイマル地の遺跡(恐らくは資料保管庫の跡地)には多少書物が残されていたが、価値のあるものは既に持ち去られており、状態が悪くて資料的価値が低いと判断されたものだけがそのまま残されていたと思われる。
*四国により、ディーンから奪い取った聖剣ファスラクリアが現在のゼビアマインにある炭鉱遺跡の奥に安置される。その後炭鉱遺跡の入口を爆破で塞ぎ、遺跡の存在を隠蔽
*四国の神聖なる裁き(神聖フィルガルト帝国の歴史を後世に残さぬよう、時の流れに任せて抹消する計画)に抵抗すべく、フィルガルト大陸全般に大陸教会が設けられる。表向きは人々の日々の営みを支える活動を主とする無神教としつつ、「ディーン、クレスティーユ、アージェは古代の神」「フィルガルトとイリーディアは重過ぎる神の両手が招いた災禍により滅んだ」と古代の神話として謳い継ぐことで、人々の生活の中に間接的に神聖フィルガルト帝国の歴史が残るように措置した
大陸教会の立ち上げ時は「神の頭」ことCR-0のことも大陸教会の古代神話に組み込む見通しであったようだが、CR-0の脅威は甚大であることが容易に予測できたため、CR-0については歴史に残さず抹消することを選択して、現在伝わっている3人の神の存在のみが古代神話に謳われることとなった。
*四国が互いの利権をかけて争いあい、全てが自滅したことで、五国間戦争が終結する。この後フィルガルト大陸は現在に至るまでの千年間、大陸外との行き来が途絶
<約100年前~10年前まで>
【約100年前】
イーストプレーン中央で石炭の鉱脈が発見され、炭鉱都市ゼビアマインが作られる
この段階ではまだ鉱脈が発見されたのみで、ゼビアマイン炭鉱遺跡は見つかっていない。四国による入口爆破と経年による土砂堆積等で完全に鉱山と同化した状態であったと思われる。
【約25~30年前(推定)】
*深淵の遺跡のCR-0の封印が弱まり、シルバーリングなしでも無防備な状態の生命兵器に干渉できるほどの力を取り戻す
*CR-0の干渉により、クレイシヴが千年の眠りから目覚める。妻帯してサンピアスに居を構える
クレイシヴの目覚めの時期について作中では具体的な根拠描写はないが、娘のユミは「10年前の自分はまだ子供で止められなかった」との発言から推定22~23歳頃と仮定できるため、少なくとも25年前には目覚めたと思われる。
なお、CR-0がクレイシヴを先に目覚めさせたのは、自身の最大の目的であるシルバーリングの獲得のためには、既に大人であるクレイシヴでなければ失われた製法を見つけ出すことができないと判断したからであろう。
【29年前】
アズグレイがダイで生まれる(根拠:EDW沿革)
Switch版の全キャラで唯一年齢(29歳)が本編中で確定している。
【約15~20年前】
*ライゼルが賞金稼ぎとして名を馳せる
*伝説の盗賊および盗賊団の活動が活性化する
(根拠:マークスでのライゼルの昔話)
ライゼルの昔話内の「20年近く昔」は自身が賞金稼ぎとして生きてきた過去を指しているとみられる。
一方、伝説の盗賊については序盤のシューティングスター本部で「20年くらい前にいた」と言われており、少なくとも15年以上前には名が売れていたと思われるが、最初にEDW沿革に出現した盗賊団の市町村襲撃は13年前のマークス襲撃であるため、マークス襲撃前の伝説の盗賊の活動は市町村の占拠ではなく、山賊や遺跡荒らしのような形での活動が中心であったと思われる。
*小規模な漁村だったフェイマルを、当時の議長が一代で港町に発展させる
12年前にアズグレイがフェイマルを訪れた際に「綺麗な街並み」と感想を抱いたことから、比較的最近まで発展が続いていたと仮定。
【13年前】
マークスが伝説の盗賊団の標的となる。ライゼルが自身の功名のためにマークスの助太刀を請け負うが盗賊団の策にはまり、町は襲撃を受けて甚大な被害がもたらされる。マークスはこの被害により自治体としての体力を大幅に損失し、13年後の現在でもその影響が尾を引いている
(根拠:EDW沿革、マークスでのライゼルの昔話)
記録に残る範囲では初の、伝説の盗賊による町の襲撃となる。
伝説の盗賊がなぜマークスを襲撃したのかは推測でしかないが、少なくともエターナル傘下時のクレスフィールドのように全面的に盗賊団が町を占拠した形跡はみられず、町長も「現在まで20年近く変わっていない」とされていて町政機構がそのまま存続していることを踏まえると、盗賊団による町の占拠については全く考えていなかったとみられる。
恐らく、当初の目的はダワン石取引でマークスが得た富の強奪であり、賞金稼ぎとして名が売れていたライゼルが町に加勢する報を受けてからは、ライゼルを出し抜いて町に打撃を与えて伝説の盗賊の名を知らしめること自体も目的と化したと思われる。
【12年前】
*ダイが伝説の盗賊団の襲撃を受ける(根拠:EDW沿革)
ダワン石取引の利益強奪という目的が想定されるマークス襲撃と異なり、ダイは特段の産物もない普通の田舎の村のため、村の利益強奪のために襲撃した可能性は極めて低い。
恐らくはマークスとダイを両方襲撃することで、地理的に中間に位置するノーステリアを威嚇することが主目的であったと推測される。
ただ、その後ノーステリアは防衛が強固で容易に落とせないと判断して、止む無くツーリア(もしくはサンピアス→シルバースター)を次の目標に定めたとみられる。
*アズグレイ(17歳)がダイの襲撃で被害を受けたことで、故郷のように外部から助けを得られない村を無くすべく都市間の協力体制の志を抱き、当時のフェイマル議長の支援を取り付ける
(根拠:EDW懇親会でのアズグレイの談話)
【11年前】
*アズグレイがフェイマル議長の支援金を元手に傭兵を雇い、エターナルの前身「アズグレイ戦士団」が創立(根拠:EDW沿革)
*ツーリアが盗賊団の襲撃を受けるも、アズグレイが資金と傭兵団を費やして防衛に成功する(不足した資金は捕らえた盗賊を奴隷としてツーリアで長期に渡り働かせることで補填) ツーリア防衛を通じてアズグレイとエドが知己の間柄となる
(根拠:EDW懇親会でのアズグレイの談話、EDWのハイジャッカーの話)
EDW沿革ではツーリアの盗賊団襲撃は10年前となっているが、アズグレイの談話を踏まえると戦士団の創立とツーリア襲撃は同時期と考えるのが妥当と思われる。
なお、この時にツーリアを襲撃した盗賊団は伝説の盗賊が率いる盗賊団と同一と確定できる材料が作中にない。(アズグレイの談話でもハイジャッカーの話でも、ツーリア襲撃に関しては伝説の盗賊の話が全く出なかったため) そのため、ツーリア襲撃に関しては別の盗賊団の可能性も視野に入れることが望ましいと思われる。
【約10年前(推定)】
フィルガルト遺跡ブームが勃発。フェイマルとドーグリがブームの影響で一時的に賑わう。フェイマルはこの時点で新興の港町として発展しつつあったうえに交通の便に優れていたことも手伝い、ブーム鎮静後もそれなりに遺跡観光客が残ったが、ドーグリはブーム鎮静後に反動で一気に衰退した
(遺跡ブーム時にドーグリで観光ガイドをしていたシンディの父親のジェームズ氏は、このブーム後の村の衰退で「村を豊かにしたかったのに叶わなかった」ことを酷く悩むようになり、後にエターナルに入信することになる)
序盤のドーグリの老人から聞ける「一昔前のフィルガルト遺跡ブームの時はこの村も結構賑わった」という発言より年代を推定。一般的に一昔前は10年前のことを指し、また20歳前後とみられるシンディが遺跡ブームの賑わいと衰退を実際に見ていることを踏まえると、概ね10年程度前で相違ないと思われる。
なお、同じく遺跡が点在するジーダイについては、記憶の遺跡が発掘されたのは比較的近年(完全開通したのはクレイシヴがエターナルを乗っ取った後)であったため、遺跡ブームの影響を被ることはなかったと思われる。
【10年前】
*サンピアスが伝説の盗賊団の襲撃を受ける
*クレイシヴが盗賊団を壊滅させるも、ユミの母親が命を落とす
*サンピアスがクレイシヴの手により壊滅、ユミ以外の全村人が命を落とす
EDW沿革ではサンピアスの盗賊団襲撃は9年前となっているが、当事者のユミがサンピアス墓参りでの昔話で、「10年前までここには人がいた」と断言しているため、そちらを基準とする。
サンピアスが地理的に行きづらい位置にあるうえにユミとクレイシヴ以外の全村人が死亡しているので、ユミが話しさえしなければサンピアス滅亡の事実は他の町では把握しづらかったと思われるため、滅亡の事実が近隣に伝わるのが遅れ、実際の滅亡時期と公的に把握された滅亡時期にずれが生じたものと推測される。
なお、クレイシヴの手で伝説の盗賊団およびサンピアスが滅んだことを知っているのはユミだけで、一般的な歴史上では盗賊団の襲撃でユミとその父親以外の全村人が殺されて村が滅亡したと認識されている。
(Switch追加要素のユミの過去話で、アズグレイがサンピアス滅亡の原因を盗賊団の襲撃と誤認しており、クレイシヴのこともただの生き残りとしか捉えていないことからもそれが伺える)
伝説の盗賊がサンピアスを襲撃した理由としてはダイの時同様、銀の取引で利益を得ていたシルバースターへの威嚇が最も可能性が高いと思われる。
(ユミの母親の身柄を要求したのは、恐らく「襲撃時にたまたま目に留まって気に入った」程度の偶然の成り行き。この当時のクレイシヴは家族にこそ自分の真の出自を明かしてはいたものの、他者にわざわざ出自を教えていたとは思えないので、村人にとっても盗賊にとってもただの一般壮年男性にしか見えないクレイシヴを敢えて威嚇する意味はないため)
<9年前~ゲーム開始時(クレスフィールド陥落)まで>
【8年前】
アズグレイ戦士団が盗賊団への対抗のために兵器開発部隊を開設
(根拠:EDW沿革)
【7年前】
フェイマルが盗賊団の襲撃を受ける(根拠:EDW沿革)
伝説の盗賊が率いる盗賊団は10年前のサンピアス襲撃後に既に壊滅しているため、この時にフェイマルを襲った盗賊団は伝説の盗賊ではない。
可能性としては「残党が盗賊団を再結成」「シューティングスターのような別の盗賊団」等が考えられるが、この前年に兵器開発部隊を開設したのに盗賊団が一向に出現しないことに業を煮やしたアズグレイが、兵器開発部隊の力試しや戦意高揚、あるいは世に名を知らしめるために自作自演の襲撃を目論んだ可能性も高いと個人的には考えられる。
(沿革にもわざわざ「戦士団が華々しい活躍をする」と書かれていることも、功名策の裏付けと考えられる)
【6年前】
アズグレイ戦士団がツーリアの区画整備に着工する(根拠:EDW沿革)
ツーリアの一般市民区画と奴隷区画がここで明確に分けられ、ツーリアの工業生産現場において辛い作業を奴隷に請け負わせることが常態化し始めたとみられる。(ツーリアにエターナル区画が増設されたのはこの2年後)
【5~6年前】
*CR-0の干渉により、クレスティーユが千年の眠りから目覚める。名をルナンと改め、全ての記憶を消してガゼールの養女になってクレスフィールドで暮らし始める
*セノウで伝染病が流行し、村人2名を残して全員死亡。アズグレイ戦士団が支援。恐らくこの時点でアズグレイとラーフィアが知己の間柄となる
セノウで伝染病が蔓延した時期については「5~6年前」(フェイマル水の遺跡でのサヴィアーの言葉)および「5年前」(EDW沿革)とされている。
ただ、EDW沿革は「アズグレイ戦士団が献身の支援をした」ことを記載するのが主目的とみられるため、戦士団が支援を行った5年前は伝染病流行の末期頃であったと推測される。
ルナンがガゼールの養女になったのは伝染病がまだ猛威を振るっていた時期であり、流砂の遺跡でもガゼールが「6年間共に暮らした」と言っているので、戦士団の支援より少し早い6年前とみなすのが妥当と思われる。
なお、CR-0がクレスティーユをこの時期に目覚めさせたのは、この辺りでクレイシヴがようやくアージェの行方を突き止めてシルバーリング作成の必要性を悟ったのをCR-0が見届け、クレイシヴを通じてシルバーリングを得るという自らの狙いに近づいたことを確信したからだと思われる。
また、CR-0は生命兵器の精神体を収める器として調整済のクレスティーユの身体を自らの新たな器として狙っていたが、推定年齢12歳程度のクレスティーユの身体ではまだ器として成長が不十分であり、クレイシヴがシルバーリングを完成させるまでの期間で大人の身体に成長するのを見越してこの時期に目覚めさせたことも可能性として考えられる。
【約4~5年前(推定)】
サヴィアーが学者として身を立てるべくノーステリアの実家を出る
サヴィアーはアネートで「故郷では徹夜のサヴィアーと恐れられていたくらいなので徹夜なんか平気」と豪語しており、少なくともノーステリアの酒場で一目置かれるほど故郷で酒豪ぶりを披露していたことになる。
この世界での飲酒解禁の法定年齢は概ね18歳(オリジナル版のルナンの年齢より。恐らくSwitch版ではナックもこの年齢に引き上げられた)と考えられるので、少なくとも18歳まではノーステリアで暮らしていたことになる。
また、サヴィアーが家出したのは親に学者の夢を反対されたことによるものなので、成年になってそう経たないうちに家出したと考えられる。家出してからは数年間何の連絡もしなかったとのことなので、家出は概ね4~5年程前のことと思われる。
【4年前】
*アズグレイ戦士団がエターナルに改称される
*ツーリアがエターナルに賛同し、エターナルのツーリア拠点が建設される(根拠:EDW沿革)
EDW沿革では「神クレスティーユの啓示を受ける」と書かれているが、正確には「クレスティーユ=生命兵器」であり、今なおフィルガルトのどこかで封印されているという隠された歴史を知ったことで、在りし日のフィルガルトの如き統一国家の樹立に必要となる武力を手に入れて目標を現実化する目途が立ち、その下地として宗教組織としての再編を試みたと思われる。
*ライゼルがフィルガルトお笑い選手権でチャンピオンとなる
「4年に一度開かれる」とされているため、逆算すると前回のお笑い選手権はこの時期に実施されたことになる。
【約3年前(推定)】
*シンディの父親ジェームズ氏がエターナルへ行く旨の書き置きを残して失踪。父親の行方を追ってシンディもエターナルに入信
正確にはシンディは「数年前」と言っているが、エターナルが現在の名称になったのが4年前であることを踏まえると、概ねこの辺りでの入信が妥当と考えられる。
終盤でジェームズ氏は随分前に亡くなっていたことが判明するが、父親の行方に繋がる情報を血眼になって探していたであろうシンディが、フォールンに墓の所在を知らされるまで消息を掴めなかったことを踏まえると、ジェームズ氏は入信から間もなく、他のエターナルとほぼ交遊関係がないうちに亡くなったと考えられる。
シンディは父親が亡くなっている可能性も考えて調べたと思うが、エターナルでは死亡による除籍等の事務手続きがなされなかったとみられる。
ここからは想像だが、エターナルの上層部が意図的にジェームズ氏死亡の情報を隠蔽していた可能性も高い。隠蔽の理由として考えられるのは、「なぜ亡くなったのかは(フォールンは)言わなかった」というシンディの言及から、公にできない原因(何らかの罪を被って処刑されたなど)が死因に繋がったことだろうか。
あるいは、シンディの戦闘能力の高さがエターナル内で見込まれていたため、父親の死を彼女に知られて脱退されるのを恐れたエターナル上層部が情報を隠蔽した説も考えられる。
(EDW内で「エターナルはみんな訓練されてる」とシンディが述べていたことを踏まえると、エターナルは戦闘能力に長けた信者に戦闘技術を仕込んで手駒にしていることが分かる)
*ユミがアズグレイとラーフィアの訪問を受け、帝国における聖剣ファスラクリアの在り方、および大陸教会の三人の神が実際は神ではないことを間接的に彼らに漏らしてしまう
Switch版追加要素のユミの過去話より。具体的な年数描写はないが、「最近、各地で勢力を広げているエターナル」とユミが認識しているため、エターナルが名を知られ始めた頃と考えると概ね3年くらい前と考えられる。
【3年前】
フェイマルがエターナルに賛同(根拠:EDW沿革)
【約2年前(推定)】
サヴィアーがクレイシヴに弟子入りして、不純物の少ない金属や精神体の研究を手伝うようになる。弟子入りしている一時期にクレイシヴとともにシルバースターに滞在して金属の研究を進め、その際に同地の遺跡発掘専門の学者リーザルと知己の間柄となる
2021年5月2日付のShouさんのTwitterにおいて公開された没シナリオ原稿により、サヴィアーとクレイシヴの出会いについて、下記のような内容が想定されていた旨が判明している。
○サヴィアーは数年前に故郷ノーステリアを飛び出した後、興味を引く本を探しにツーリアの古本屋に立ち寄った際に初めてクレイシヴを見かけ、見過ごせない雰囲気に飲まれてしまった
○クレイシヴは古本屋で精神体について書かれた本を読んでおり、それに興味を持ったサヴィアーが話しかけ、自分の知らない多くのことを知っていると確信して弟子入りを志願した
○弟子入り志願を無視されても何度も頼み込んでいるうちに、「今度の実験は人手がいる」と言われて研究を手伝えるようになったが、クレイシヴとは研究以外は殆ど会話がなかった
○サヴィアーはクレイシヴのもとで約半年の間、研究を手伝っていた
○クレイシヴは何かの実験に係る結果を見た翌朝にサヴィアーのもとから姿を消し、サヴィアーは大陸中を巡ってクレイシヴを探す旅に出た
サヴィアーがクレイシヴに弟子入りしたのは、クレイシヴがシルバーリングの材料をある程度特定し、その研究を進めていた頃であったのは間違いない。ただ、サヴィアーが研究を手伝っていた時期が約半年であり、クレイシヴが単独行動を始めたのが約1年前であることを踏まえると、サヴィアーの弟子入りは概ね2年弱前と考えられる。
また、没シナリオでは「クレイシヴは研究所で一人で暮らしていた」と書かれているが、サヴィアーとの出会いがツーリアの古本屋だったことを踏まえると、当時のクレイシヴの研究所はツーリア近郊にあった可能性が高いと思われる。
【2年前】
*ナックが大陸教会の修行でアルシアを離れる
(根拠:アルシアでのディザとナックの会話)
*フェイマルにエターナル拠点が建設される(根拠:EDW沿革)
【約1~2年前(推定)】
フォールンがエターナルのスパイとしてクレスフィールド議会に潜り込む
ガゼールやルナンの信任を取り付けて議会である程度の地位を得るには、最低でも1年以上は要したと考えられるため。
また、場合によっては彼がアネートのエターナルへの懐柔を陰で進めていた可能性もあるため、概ねこの辺りでスパイとして潜り込んだと推定される。
【約1年前(推定)】
クレイシヴがサヴィアーの元から姿を消す。それからサヴィアーは師の不穏な噂を耳にしだし、彼の目的を探るべく行方を追い始める
「不穏な噂」の一つが1年前のアルシアでのディザナック兄妹の両親殺害と思われるので、少なくともアルシアでの凶行前にはクレイシヴは姿を消したと推測される。
【1年前】
*アネートがエターナルに賛同(根拠:EDW沿革)
アネート町長と親交が深かったガゼールがこの事実を知らなかったことを踏まえると、恐らく1年前の段階では町長とエターナル間の密約に留まっており、アネートの一般市民は賛同の事実を知らなかったと思われる。
アネートの変調ぶり(エターナルが町中に増えた、エターナル幹部がひっきりなしに訪問していた等)についての証言も割と最近のこととして書かれているので、明確にエターナルの従属都市と化したのはゲーム開始(クレスフィールド陥落)の直前辺りと考えられる。
*アルシアでディザとナックの両親がクレイシヴの訪問を受けたが対立関係となり、殺害される。ディザが敵討ちのためにアルシアを離れて大陸中を巡る旅に出る
(根拠:ドーグリ南の遺跡でのクレイシヴの言葉、アルシアでのディザの昔話)
ディザとナックの両親は精神体や魔法を中心に研究しており、クレイシヴはそのことを知って彼らから何らかの研究成果(恐らくはシルバーリングの媒体に使う精神体の情報補強)を得るために訪問した。
「対立をした」というクレイシヴの言を踏まえると、クレイシヴの目的を知った両親は研究成果の提供を拒み、クレイシヴの手にかかったのであろう。
【数ヶ月前】
*エターナルがジーダイで遺跡(後の記憶の遺跡)発掘を開始する
エターナルによる記憶の遺跡の発掘自体はゲーム開始前から行われていたが、建国宣言の直後にクレイシヴの命により、発掘作業が急速に進められている。
*セーネ北西の森にエターナルの拠点が建設される
拠点を作ったのはセーネで誘拐事件を起こし、自作自演の解決劇を演じて同地をエターナルに取り込むため。
*炭鉱服のコレクションが流行り、ゼビアマインで炭鉱服が品薄になる
【ゲーム開始時(クレスフィールド陥落)とほぼ同時期】
*ゼビアマインがエターナルに賛同
EDW沿革ではクレスフィールド陥落の次に記載されていたので、恐らくはクレスフィールド陥落の報を受けたことと、資金援助を匂わされたことで炭鉱経営者のディヤマが賛同を決意したと思われる。
なお、エターナルはゼビアマインの懐柔をクレスフィールドと同じくらい強力に推し進めていたが、これはアズグレイがかつてユミから聞き出した「ファスラクリアは神剣の模造品であるが故に、神との繋がりの証明としてフィルガルトの全権を手中にできた」というフィルガルト帝国の知識に基づき、「神(恐らくはクレスティーユ)との繋がりの証明」を示すために、炭鉱遺跡に眠るファスラクリアを絶対に手に入れる必要があったからであろう。
*シルバースター在住の遺跡発掘学者リーザルがアルシア近郊の遺跡で数点のグラウンドシップを発見
発見から新聞で特集を組まれるまでにかかる日数や、商品価値のあるグラウンドシップの売却手続きに要した日数などを踏まえると、クレスフィールドの陥落からそう経たない頃に発見したと考えられる。
…そして、Cresteaju本編へ続く…。