俺、絶倫君
世の中には色んな仕事がございます。
ある日の事です。吉本興業様からいつもメールでいただきますスケジュールに、
件名:明日のスケジュール
場所:◯◯
時間:◯時◯◯集合
内容:「龍が如く0」第二次オーディション
と記してありました。龍が如く?あの超大ヒットゲームの?なんで?
どうやら私は受けた覚えのないオーディションを通過していたようでした。
とにかく、次の日私は指定された場所へと向かって第二次オーディションをうけたのでした。
手応えなんてものありませんよ。
ただただ一生懸命に私が何故だか通過した一次オーディションのキャラクター「絶倫君」を演じただけでした。
数日後。
また吉本興業様からスケジュールのメールが届きました。
件名:明日のスケジュール
場所:◯◯
時間:◯時◯◯集合
内容:「龍が如く0」制作発表会
備考:オーディションでやった感じでお願いします。
との事でした。
え?受かったの?嘘みたいでした。
私みたいなもんがそんな超大ヒットゲームへの出演が決定したのでした!やったー!!!
それからトントンと色々な事をやりまして、ゲームが発売され「龍が如く0」大ヒットと言う事で陰ながら喜んでおりました。
それからですかね、私が絶倫君として有名になったのは。
「龍が如く0」はゲームの性質上やっぱりおじさんファンが多いのです。
そして僕が演じている絶倫君はゲーム内の「蒼天堀」に白ブリーフ1枚で現れてHな情報を教えてくれるキャラです。
おじさんにHな情報を教えてくれる=Loveでしょう?
銭湯での事です。
脱衣所で服を脱いでパンツ一丁になった途端に隣のガテン系おじさんが、
え?嘘だろ?絶倫君?絶倫君だよね?
と皆んながこっちを振り返るくらいに興奮して声を上げたのです。
うーわ!絶倫君だよ!すげー!こんな所で会えるだなんて!絶倫君、俺あんた大好き!
と、フルチンでハグです。
また、私は趣味でトレイルランニングの大会に出場したりもするのですが、おじさんランナーがレース中のどこかの時点で私が絶倫君である事に気がついたのでしょう。
その方は私より遥かに早くゴールしてたみたいで、フィニッシュ地点に向かう私に向かって大きな声で、
絶倫く〜ん!!!絶倫く〜ん!!!いつもありがとう!ありがと〜う!!!
と大絶叫で応援して下さっておりました。
「龍が如く0」
大変面白いので皆さんも是非プレイしてみてください。
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